栗原一貴「いかにして私はイグノーベル賞をとったか:異端の科学と批判性」【2013/03/21 収録】 @qurihara

再生時間
102:49
再生数
164
コメント数
1
マイリスト数
1

栗原一貴「いかにして私はイグノーベル賞をとったか:異端の科学と批判性」【2013/03/21 収録】 @qurihara

これ面白いのに再生数

入会すると見放題になる動画です

ゲンロン完全中継チャンネル

チャンネルに入会 ¥10266/月 (税込) 入会で見放題になる他の動画をチェック
単品購入の方はこちらから
※ご購入後のキャンセルはできません。
支払い時期と提供時期はこちらからご確認ください。
  • 500pt7日間
    販売期間 2019年10月01日 00:00 〜 2037年12月18日 00:00

利用規約と視聴デバイスをご確認の上ご視聴ください。

視聴可能なデバイス
  • PC/Mac
  • iPhone・iPad・iPod Android・その他

タグ

「人を笑わせ、そして考えさせる」研究に贈られるイグノーベル賞。本講座では2012年のイグノーベル受賞者、栗原一貴の奇想天外な研究世界を紹介するとともに、その背景にある研究動機、そして受賞に至った過程について議論します。栗原氏の研究で特徴的なのは、一見便利そうと思えたり、面白そう、と思わせたりする要素を持ちながら、よくよく考えてみると人々を不安にさせたり、怒らせたりする「物議を醸す」要素を持っていることが多い点です。たとえばお喋りな人を邪魔する「SpeechJammer」は、話し声を僅かな時間だけ遅らせて話し手に聴かせることで話しにくくさせる携帯型デバイス。「うちの奥さんに使いたい」「言論の自由は終わった」などと賛否両論。映像を極限まで高速鑑賞する「CinemaGazer」は、映像のシーンごとに異なる人間の認知可能速度の限界に着目し、過激な早送りを自動化することでインテリジェントな「早見」を実現するシステム。「長い連ドラが見られる」「映像作品の美の破壊だ」と、こちらも評価は荒れ模様。「GeofaceProject」は、顔認識技術を用いて、GoogleMapの衛星写真から「人の顔」に見える地形を自動的に探すプロジェクト。オカルト好きにはたまりません。近年の情報技術の高度化は、もちろん私達の生活を豊かにもしますが、同時に私達がこれまで大事にしていた価値観を暴力的に覆す可能性を秘めています。また、多少の曖昧性があるからこそ無難に成立している我々の世界の約束事の管理が、愚直かつ高速なコンピュータに代替されることにより、思いもよらない結末に至ることもあるでしょう。栗原氏の研究は、そのような危ういバランスの上で成立している現代社会の脆弱性を、様々な先端技術の風刺的活用により遊撃的にあぶり出していると言えるかもしれません。異端の科学と批判性の世界を、ぜひお楽しみください。

配信期間

2014年09月01日 00:00 から

2038年01月01日 00:00 まで

ゲンロン完全中継チャンネル

ゲンロン完全中継チャンネル

月額
¥10,266  (税込)
このチャンネルの詳細