(1/3)東浩紀「福島第一原発観光地化計画の哲学―「一般意志2.0」とその後2」第2回【2013/10/15 収録】
- 入会すると見放題になる動画です
-
ゲンロン完全中継チャンネル
チャンネルに入会 ¥10266/月 (税込) 入会で見放題になる他の動画をチェック
利用規約と視聴デバイスをご確認の上ご視聴ください。
- PC/Mac
-
iPhone・iPad・iPod Android・その他
すでに第3期を迎えている本講座。2011年の『一般意志2.0』を出発点にその後の展開を講義するという形式を取りながらも、かなり自由な内容の哲学講座になっている。ぼくが月に1回、哲学について語るという講座だと考えてくれればよい。この第3期(そしておそらく第4期)では、かりにお題を「福島第一原発観光地化計画の哲学」と題してみた。『存在論的、郵便的』の幽霊論と放射能恐怖への関心は繋がっているし、『動物化するポストモダン』の人間観とダークツーリズムへの関心もまた繋がっている。『一般意志2.0』はクラウドシンクタンクの構想を用意しているし、『クリュセの魚』のワームホールゲートは、もしかしたら原子力の隠喩かもしれない(と作者自身が言うのはルール違反だけど)。なぜぼくがいま、福島に、そしてチェルノブイリにコミットするのか、その背景を語る機会はなかなかないので、これを機会に議論してみたい。「福島第一原発観光地化計画」は、単なる福島復興プロジェクトではない、福島の問題を文化の問題として、そして哲学の問題として考えるプロジェクトである。その意味をこの講義で示したいと思う。
配信期間
2015年10月01日 00:00 から
2038年01月01日 00:00 まで