同人サークル 月下のお茶会のブロマガ

まどかマギカ小説第三回アップです。

2013/06/21 20:10 投稿

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どうも、へたれ同人作家の藤下綾人です。
かなり更新が遅くなりました^^;
どうもイラストの着色がうまくいかなくて、同人ゲームのほうのキャラクターイラストがうまく進んでいない為、今回は予定を変更してまどかマギカ小説の方の続きをアップしようと思います。
更新が遅れた上に予定を変更してしまってすみません;;
今後の事とかはあとがきに回すとしまして、とりあえず、小説の続きをどうぞ~!

第4話 後戻りの出来ない道

マミ「……この廃ビルの中ね」
結界の反応に向かって走っていくと、一つの廃ビルにたどり着いた。
すでに使われなくなってからかなり時間が経っているのか、外観は荒れ果てていて入り口や窓には立ち入り禁止のテープが幾重にも張り巡らされていた。
この時間の話ではないが、このビルに幽霊が出るという噂を聞いたことがある。たぶんそれも魔女の仕業だったのだろう。
確か他の時間ではこの廃ビルの中にいた魔女はここの魔女を巴マミが倒していたはずだ。
その時はすでにキュゥべえの事で彼女に敵意を持たれていて、協力できる状況ではなかった。 あの時間から考えると、今の状態はかなり良い状態に向かっていると思う。
マミ「どうしたの、暁美さん?」
物思いにふけっている私を不思議に思ったのか、巴マミが尋ねてきた。
ほむら「……いえ、なんでもないの。ごめんなさい」
(こんなところで考え事をしていてもしょうがない。早く魔女を倒してしまおう。)
そう思い直すと、先に結界に入っていった巴マミの後を追って結界の内部に侵入していった。

わたし達が結界の内部に侵入したとたん、使い魔たちが次々に襲いかかってくる。 応戦しようと拳銃を取り出したとき、巴マミはわたしの一歩前に歩み出た。
マミ「今日の私はいつもとは違うわよ!」
そう言うと、いくつものマスケット銃を出現させて、次々に使い魔を屠って行く。 使い魔もそれに負けじと襲い掛かってくるが、接近する間もなく倒されて消滅していった。
さすがに戦い慣れている。この調子なら最深部まで到達するのにそれほど時間はかからないかもしれない。
巴マミが撃ちもらした使い魔を拳銃で撃ち抜きながら、彼女の後を追って結界の中を進んでいった。

結界内部を順調に進んでいくと、明らかに今までとは雰囲気が違う場所に出た。 どうやら目的地に着いたようだ。
マミ「この先に魔女がいるみたいね。……暁美さん、準備は良い?」
ほむら「ええ、大丈夫。……何の問題もないわ」
マミ「よし、それじゃ、いくわよ!」
彼女の合図とともに魔女のいる広間に侵入する。 そこでは、またもや予想外の展開が待ち受けていた。

まどか「だめ、こっちにこないでっ!」

その光景を見たとき、私は自分の目を疑った。
それは……、すでにまどかが魔法少女となって魔女と戦っていたからだ。
まどかの少し後ろには美樹さやかが倒れている。 どうやら美樹さやかに魔女が呼び出した使い魔たちを近づけまいと必死に防戦しているようだった。
(ど、どうして!?どうしてまどかがここに!?どうしてもう魔法少女に!?)
一瞬混乱しかけるが、美樹さやかの傍らにあるモノを見つけて合点がいった。
(……キュゥべえっ!!)
おそらくまどかにお願いされたのだろう。そこには、キュゥべえが美樹さやかを見守るように佇んでいた。
ふと、視線を自分の隣に向けると、巴マミも私と同様に驚いていた。
マミ「えっ!?あれって……、魔法少女?でも、私はあんな子をこの街で見た事がない……」
それはそうだろう。おそらくまどかはさっき魔法少女になったばかりだ。 色々疑問はあるけれど、今はそんな事を考えている場合じゃない。
ほむら「巴さん、今は彼女を助けるのが先決だと思う。後ろにいる子を守ってまともに戦えないみたいだから」
マミ「そ、そうね。暁美さん、行くわよ!」
気を取り直したのか、魔女の意識を自分に向けようとマスケット銃を魔女に向かって連射している。
マミ「暁美さん、魔女の注意は私が引くから彼女の援護をお願い」
ほむら「わかったわ。巴さんも無理をしないで……。」
マミ「大丈夫。この程度でやられてやるもんですか!」
そういうと、器用に魔女の攻撃をかわしながら、その攻撃の隙を突いて銃で反撃している。
(彼女は大丈夫そうね。後はまどかを……!)
巴マミが大丈夫そうなのを確認すると、急いでまどかに向かって走り出した。
まどか「えっ!だ、だれ?……えっ!?ほ、ほむら……ちゃん!?」
急に魔女との戦いに私達が参戦したので、まどか自身も混乱しているようだ。 わたしの姿を確認すると、慌てて傍まで走ってきた。
まどか「ほむらちゃんだよね!?どうしてここにいるの?それに……、あの人は?」
ほむら「鹿目さん、落ち着いて……、彼女は私達と同じ魔法少女よ」
まどか「私達って……、それじゃ、ほむらちゃんも魔法少女なの?」
ほむら「ええ……鹿目さんも……魔法少女なの……ね」
まどか「うん、そういっても、私はさっきなったばかりなんだけど……ほむらちゃん?」
私はまどかの腕をつかんだまま俯いてしまっていた。
わかっていた事だけど……覚悟していた事だけど……こうして目の当たりにしてしまうと、やっぱり辛い…………。
まどかとの約束を破った事と、自分のした事の罪の重さに押し潰されそうになる……でも、ここで挫ける訳にはいかない。
ほむら「鹿目さん、話は後で……、今は戦いに専念して」
まどか「……うん、わかった!」
色々聞きたそうにしていたが、とりあえず、戦いに専念してくれるようだ。
ほむら「魔女は彼女と私で倒すから、鹿目さんは美樹さんを守ってもらえるかしら?」
美樹さやかはまだ倒れたままだ。 一瞬最悪の事態を思い浮かべたが、呼吸しているのが見えた。どうやら最悪の事態にはなっていないようだ。
まどか「わかった……、でも、ほむらちゃん、大丈夫?」
こんな状況でもまどかは私のことを心配してくれているようだ。彼女にとってはまだ会ったばかりのはずなのに……やっぱり、まどかは優しい。
ほむら「平気よ。あのくらいの相手なら問題はないから。だから、あなたは美樹さんをしっかりと守ってあげて」
まどか「うん!ほむらちゃん、気をつけてね」
まどかが美樹さやかの護衛に専念し始めたのを見た後、私は魔女に向かって走り出した。

巴マミを援護できる場所まで来ると彼女が完全に優勢に戦えているのが見て取れた。
(……これなら援護の必要はないかしら)
とりあえず一安心と思ったのだが、彼女の足元に使い魔が忍び寄っているのが見えた。
(いけない。巴マミはまだ使い魔の存在に気がついていない!)
ほむら「巴さん!足元に使い魔が!」
マミ「えっ!?いけないっ!!」
私の言葉で足元にいる使い魔に気がつき、急いで距離を取ろうとするが間に合いそうにない。
それなら……!
小盾を操作して時間を止めると、巴マミの足に取り付いていた使い魔にたいして正確に銃弾を撃ち込む。
(よし!これなら彼女には当たらないで使い魔だけ排除できる。)
銃弾の弾がしっかりと使い魔だけに当たっているのを確認した後に時間停止を解除する。
その直後、銃弾に撃ち抜かれた使い魔は消滅し、巴マミは自由を取り戻した。
マミ「今のは!?……暁美さんが?」
ほむら「ええ、あなたに近づく使い魔は私が排除するから、巴さんは魔女に止めを刺して」
マミ「わかったわ。お願いするわね!」
それだけ言うと、再び巴マミは魔女に対して攻撃を開始した。 使い魔に意識を裂く必要がなくなり、魔女に集中できたのが功を奏したのか、彼女の攻撃はより激しさを増している。
その後も何度か彼女に使い魔が忍び寄ろうとするが、私の攻撃で彼女に近づく前に斃されていった。
そして、魔女が弱ってきたのを見て取った巴マミは手に持ったマスケット銃を巨大な大砲に変化させる。どうやらとどめを刺すようだ。
マミ「これで終わりよ!ティロ・フィナーレ!!」
彼女の掛け声と共に大砲と化した銃身から強烈な閃光は放たれる。
放たれた閃光は正確に魔女を捉え、そして、激しい爆発の後、魔女は完全にその姿を消滅させていた。

魔女が消滅したのを確認すると、巴マミは魔法でティーセットを呼び出して、戦いの後の紅茶を楽しんでいる。
……まあ、彼女の習慣かもしれないから特に文句を言うつもりもないけど、結界内でわざわざ紅茶を飲む必要もない気がする。
そんな事を考えていると、紅茶を飲んで一息つけたのか、巴マミが私のところまで走ってきた。
マミ「やったわね、暁美さん。あなたのおかげで助かったわ!」
ほむら「別に……一緒に戦うと言ったのだからこれくらいは当然よ」
マミ「ふふっ、そうね。でも……ほんとうにありがとう!」
巴マミの表情は本当にすごく嬉しそうだ。
今までずっと一人で戦っていた彼女にとって、一緒に戦える仲間ができた事は何にも変えがたい事なのだろう。
いくら一人で戦う事に慣れたとしても、孤独でいる事は本当に辛い事だ。それは……私にも理解できる事だから。
まどか「ほむらちゃーん!」
まどかが手を振りながらこっちに走ってきている。
魔女が消え去り、使い魔も消えたので美樹さやかの安全が確保されたからだろう。
まどか「ほむらちゃん、大丈夫?怪我とかしてない?」
慌てた様子で私のことを心配してくれている。なんともまどからしい。
ほむら「ええ、平気。どこも怪我をしてないから。それに、魔女と戦っていたのは彼女だから」
巴マミのほうに視線を向けると、彼女は微笑みながらまどかに向かって手を差し出した。
マミ「はじめまして。私は巴マミ。あなたと同じ魔法少女よ。……あなたは?」
まどか「あっ、えっと、はじめまして!私は鹿目まどかっていいます!」
まだ動揺したままなのか、慌てた様子で巴マミの手を取り握手をした。 その様子が可笑しかったのか、巴マミは口元に手を当ててくすくすと笑っている。
マミ「もう、そんなに慌てなくて良いから。よろしくね。鹿目さん」
まどか「は、はい!よろしくお願いします!」
マミ「さて、とりあえず、落ち着いて話す必要がありそうだし、私のうちでお茶でもいかがかしら?」
どうやら、私とまどかを家に招待してくれるようだ。 まどかの様子を見て悪い事が出来るタイプではないと判断したのか、最初から警戒する様子はなかった。
まどか「えっと……私はお邪魔でなければ、喜んで……ほむらちゃんは?」
ほむら「ええ、私も一緒に行かせてもらうわ」
マミ「うん、それじゃ、いきましょう」
まどか「あの!その前にさやかちゃん……私の友達を助けてもらえませんか!」
マミ「友達って……、ああ、さっき鹿目さんが守っていた彼女ね。ええ、もちろん!」
そういって、巴マミは美樹さやかの容態を見るために彼女のそばにしゃがみこむ。
マミ「……うん、軽い脳震盪みたいね。これならすぐに目を覚ますと思うわ」
まどか「そうですか、よかった~!」
まどかが安心している様子を微笑ましく見ながら、巴マミは美樹さやかに治癒の魔法をかけている。
ほむら「それにしても、どうして鹿目さんと美樹さんがこんな場所に?」
美樹さやかの治療をしている間に、戦いの前に疑問に思った事を聞いてみる。
まどか「えっと、その、私もさやかちゃんも帰ろうとして校門から出たら急に誰かに呼ばれているような気がして、その声のするほうに向かって行ったらこの廃ビルがあって……。」
ここまでの経緯を細かく説明してくれる。
要約すると、下校しようとしたら頭に自分を呼ぶ声が聞こえてきて、その声のほうに向かったら廃ビルにたどり着き、その後結界に取り込まれたらしい。
ほむら「呼ぶ声……。」
戦いの間からずっと美樹さやかの隣で座っているキュゥべえに視線を向ける。
(キュゥべえ、まどかを魔法少女にするためにわざとここに誘い込んだわね)
たぶん、彼女たちを魔女の結界内におびき出し魔女に襲わせれば、窮地を脱するためにどちらかが魔法少女として契約すると踏んだのだろう。
そして、結局その狙い通りに事が運んだという事か……。 今回はまどかを魔法少女にさせない事を諦めたけれど、やはりコイツのやり方は気に入らない。
すぐさま撃ち殺してやりたい衝動に駆られる……でも、まどかとの約束を破ってまで手に入れたこの状況をすべて破綻させる事になってしまうから、それをするわけにはいかない。
キュゥべえ「どうしたんだい?何かボクに用があるのかい?」
ほむら「……別に、なんでもないわ」
私の視線に気がつき、問いかけてくるキュゥべえにそっけなく返事を返すと巴マミにこの後、美樹さやかをどうするかを聞いてみる事にした。
ほむら「巴さん、美樹さんの治療が終わった後、彼女をどうするの?」
マミ「う~ん、そうね。何も事情を把握しないまま巻き込まれたわけだし、私の家まで来てもらって説明をしたほうが良いかもしれないわね」
キュゥべえ「ボクもそれがいいと思うよ。まどかと同様に彼女にも魔法少女の資質があるみたいだ」
マミ「そうなの?魔法少女の資質を持つ二人が巻き込まれるなんて、ある意味すごい偶然ね」
(巴マミはキュゥべえを疑う様子はなさそうね。そんな偶然があるわけないのに……。)
歯痒い思いがするけど、今は我慢するしかない。
美樹さやかの治療が一通り終わったのか治癒の魔法を使うのをやめると、巴マミは美樹さやかを背中に背負った。
マミ「とりあえず、結界もそろそろ消滅するし、私の家に向かいましょう」
ほむら「ええ、わかったわ」
まどか「はい!」
巴マミの先導の元、消滅しつつある結界を後にする。
結界から出る直前、一度後ろを振り返る。
(まどかが魔法少女になった。……もう、後戻りはできない)
後悔の念を胸にしまいこみ、決意を新たにすると彼女たちを追って結界を後にした。

マミ「さあ、どうぞ。中に入って。今、お茶の準備をするわね」
ほむら「……おじゃまします」
まどか「あの、お、おじゃまします」
巴マミのマンションまで辿り着いた私たちは彼女に促されて室内に入る。
巴マミはまだ目を覚まさない美樹さやかを空いているソファーに静かに寝かせると、全員分のお茶を入れに台所に歩いていった。
室内は生活観はあるが綺麗に片付けられていて、彼女の性格を現しているようだった。
(……当然だけど、ここもいつもと変わらないわね)
巴マミの部屋には以前の時間でも何度か訪ねてきたことがある。 最初は巴マミとまどかに魔女から助けてもらった後、次に魔法少女になったばかりの時に彼女たちと活動していた頃。そして………。
(最後は……彼女が魔女との闘いに破れて死亡した後だったわね。)
あの時は病院に結界を張った魔女が強力な魔女だと判っていたから一緒に戦うように提案をしたのだけれど、すでにキュゥべえを襲撃した事で敵意をもたれていたから、結局は提案を拒絶されてその後魔法によって拘束されてしまった。
……結果、彼女は魔女に斃されて死亡。
その後に魔女は私が斃したのだけれど、その場にいた美樹さやかに私が巴マミを見捨てたと思われてしまった。今度はその展開になる事を避けなければならない……。
マミ「あ、ごめんなさい。空いているソファーに座って待っていてね」
台所から私たちが立ったままでいるのが見えたのか、座って待つように勧めてくる。 私が立ったまま考え事をしていたから、まどかも座る事を躊躇っていたみたいだ。
ほむら「……それじゃ、お言葉に甘えて。鹿目さんも座りましょう」
まどか「あ、うん、そうだね」
まどかは今日会ったばかりの人の家にいきなり訪問する事になってしまったので緊張しているように見える。 何か話をして気を紛らわせてあげたいけれど……、この時間に来てまどかに会ったのは今日が初めてだから変に話すわけにもいかないし、どうしよう……。
そんな事を考えていると、巴マミがお茶を入れて戻ってきた。 よほど難しい顔をしていたのか巴マミに「ふうっ」とため息を一つつかれてしまった。
マミ「もう、二人とも緊張しすぎよ。そんな風に座っているとなんだかお見合いでもしているように見えるわよ」
まどか「お見合いって!?」
ほむら「ちょ、ちょっと、巴さん!?」
いきなりそんな事を言われたので驚いて抗議しようと立ち上がると「冗談よ」などとくすくすと笑いながら再び台所に戻っていった。
横目でまどかを見ると、顔を真っ赤にして目を白黒させている。恐らくだけど……私の頬も赤くなっているはず……。 たぶん場を和ませる冗談としていったのだろうけど、余計に話が出来る雰囲気じゃなくなった。
(くっ、巴マミ。……さすがに恨むわよ!)
……結局、巴マミが人数分のカットケーキを持ってくるまで、私とまどかは俯いたまま一言も話す事はなかった。

お茶の準備が終わり、巴マミもテーブルについた。 とりあえず、これから今後の事も話し合うわけだから、このまま黙っているわけにはいかないと気分を入れ替える。
まどかも深呼吸をして、やっと気分を入れ替える事ができたようだ。
それを見て、巴マミが話を進め始めた。
マミ「さて、それじゃ、改めて自己紹介をしていきましょうか。私は見滝原中学校3年生の巴マミよ。」
どうやら自己紹介からはじめるらしい、まあ、確かにしっかりとした自己紹介はしていなかったからそれも必要だろう。
ほむら「……見滝原中学校2年。暁美ほむら。見滝原には今日、転校してきたばかりよ。」
まどか「見滝原中学校2年生の鹿目まどかです。えっと、さやかちゃんとほむらちゃんとはクラスメイトです。」
マミ「あら、3人ともクラスメイトなの?」
ちょっと驚いたように巴マミが聞き返してきた。
まどか「はい、さやかちゃんとは幼馴染でほむらちゃんとは今日転校して来たばかりなのでまだあんまりお話した事がないですけど……。」
マミ「なるほど、でも、偶然って続くものなのね。美樹さんは魔法少女ではないけど魔法少女の資質はあるわけだし、そんな三人が同じクラスになるなんて……。」
ほむら「……。」
確かにこれに関しては稀有な偶然だと思う。
私が見滝原に転校する事は魔法少女になる前から決まっていた事だし、そういう意味合いで考えれば魔法少女としての資質を持った人間が同じ学校の同じクラスに3人なんてそうそうない事だろう。
(……これも、ある意味運命ということなのかしら)
そんな事を頭の隅で考えながら二人と自己紹介を進めていく。
ふと、窓を見ると日が傾いているのが見えた。……夕暮れが迫っているようだった。

話は自己紹介から今後の事についての話に移りつつあった。
マミ「私と暁美さんはこれから一緒に魔女を退治する事にしたのだけれど、鹿目さんも一緒にどうかしら?鹿目さんはまだ魔法少女に成り立てだし、サポートも必要だと思うのだけれど、暁美さんはどう思う?」
巴マミがそんな質問をしてきた。 もちろん私もまどかが一緒に戦う事について賛成だ。
ワルプルギスの夜に対して全員で協力して戦うためにもぜひとも参加して欲しいし、何よりまどかを一人で戦わせたくなんかない。
ほむら「……私も賛成よ。魔女との戦いは命がけの戦いになる。慣れていないうちは一緒に戦ったほうが良いと思う。もちろん、慣れてからも協力したほうが安全なのは言うまでもない事だけど。」
そう言って、巴マミのほうに視線を向けると嬉しそうに頷いている。 まぁ、彼女の場合は戦いが安全になるとかそういうことよりも、一緒に戦う仲間……もとい友人が増えるということのほうが嬉しいのだろう。
マミ「そういう訳で、私も暁美さんも一緒に戦う事に賛成なのだけど、鹿目さんはどうかな?」
まどか「はい!その……、私じゃ、まだまだぜんぜん役に立てなくて、二人の足手まといになっちゃうかもしれないけど、それでも良ければ……一緒に戦いたいです!」
マミ「足手まといなんかじゃないわ。仲間が増えるだけですごく心強い事だもの!……だから、これからよろしくね。鹿目さん!」
ほむら「……よろしく。鹿目さん。」
まどか「はいっ!!私……がんばります!だから、よろしくお願いします!!」
そう言うと、まどかは勢いよく頭を下げた。 一瞬頭をテーブルにぶつけないか心配になったが、どうやら大丈夫だったようだ。
下げた頭を上げると私と巴マミに微笑みかけてくれる。 巴マミは笑顔で返していたが、私は……思わず視線を外してしまった。 だって……、あんな風に微笑みかけられるなんて、もう、ずっとなかったから……。
視線をまどかの方に戻すとちょっと困ったような笑顔になっていた。 結局まどかを困らせる事になっている……、本当に自分が情けない。
まどか「えっと……、私、何か変な事……言っちゃったかな?」
自分の情けなさで俯いているとまどかが心配そうに聞いてきた。
ほむら「いえ、なんでもないの……、ごめんなさい。」
まどか「ううん、私のほうこそごめんね。あの……本当に何かあったら、遠慮なく言ってね。」
マミ「ほらほら、二人とも、いつまでも謝り合ってないの。」
巴マミはポンポンと手を叩いて、私とまどかの暗くなった雰囲気を入れ替えようとしているようだ。
マミ「まぁ、暁美さんが他の魔法少女といて緊張してしまう気持ちも分かるけどね。基本的に魔法少女は他の魔法少女と一緒に行動しないから……。」
まどか「えっ?そうなんですか?」
マミ「ええ、魔法少女ってね、他の魔法少女はみんなライバルって娘が多いのよ。だから、こういう風に一緒に行動するのは本当に珍しいのよ。」
まどか「でも……、他の娘と一緒に戦ったほうが危なくないんじゃ……。」
マミ「そうなんだけど、そこでこれが出てくるのよ。」
そういうと、巴マミはグリーフシードを取り出した。
まどか「……それは?」
マミ「これはね、グリーフシードって言うの。……そうだ、ちょうどいいわね。鹿目さん、ソウルジェムを出してもらえるかしら?」
まどか「え?あ、はい。」
ちょっと不思議そうな顔をして、まどかはソウルジェムを取り出した。 まどかのソウルジェムは少しだけ穢れていた。私たちが到着するまで魔女に苦戦していたせいだろう。
マミ「うん、やっぱりちょっとソウルジェムが穢れているわね。」
まどか「あ、あれ?最初はもっと綺麗だったのにどうして……。」
マミ「あのね、ソウルジェムは私たちの魔力の源なの。そして、魔力を使えば使うほど穢れていってしまうのよ。だから、こうして……。」
巴マミがまどかのソウルジェムにグリーフシードを当てると、ソウルジェムの穢れはグリーフシードに吸い込まれていった。
まどか「わっ!すごい!」
マミ「これでよしっと、こうやってグリーフシードを使ってソウルジェムを浄化する必要があるの。つまりグリーフシードは魔法少女の報酬であり、必需品ってわけね。」
まどか「へ~、そうなんですか~。」
まどかはまじまじとグリーフシードを見ている。でも、巴マミが何をいいたいかはまだ分かっていないようだ。
マミ「……このグリーフシードというのは魔女を斃すと時々手に入るものなのだけど、人数が多いとみんなで分け合わなくてはいけないでしょ?だから一人で独占するために他の魔法少女と組まないという娘がほとんどなの。」
まどか「そうなん…ですか……。」
まどかは少し悲しそうな顔をしている。 まどかの中では魔法少女は魔女から人々を守る素敵な存在と思っているのだろうけど、魔法少女はそんな良いものじゃない。
魔法少女は延々と魔女と戦い続け、最後は自分も魔女そのものに成り果てるだけの存在。
(本当は……まどかをそんなものにしたくなかった……。)
またも後悔が胸を締め付ける。たぶんこの後悔はこの時間が終わるまでずっと胸を締め付け続けるだろう。 でも、こんな痛みでは償いきれない事を今回はしているのだから、甘んじて受け入れるしかない。
小さく深呼吸をして気持ちを立て直す。
マミ「まぁ、他の娘たちはそんな感じということ。私たちは私たちで協力して魔女を退治していきましょう。」
巴マミは沈み込んだまどかを励ますように明るい声でそう言った。
まどか「……そうですね。はい!わたし、がんばります!」
マミ「うん、その意気よ。鹿目さん!」
小さく胸元で握りこぶしを作って決意するまどかに、巴マミが微笑みかけている。 とりあえず、まどかが元気を取り戻してくれてよかった。
マミ「さて、それじゃ、これから………あら?」
巴マミが何かを言いかけたかと思うと、急に美樹さやかの寝ているソファーのほうを向いた。
さやか「う、ん……、あれ……ここは?」
どうやら美樹さやかが意識を取り戻したようだ。 ただ、まだ、目を覚ましたばかりのせいか少しボーっとしている。
まどか「さやかちゃん!」
まどかは美樹さやかが目を覚ましたのに気がつくと、慌てて彼女に駆け寄った。
まどか「さやかちゃん!大丈夫!どこか痛いとこない!」
よほど心配をしていたのだろう、まどかは捲くし立てる様に美樹さやかに質問をしている。
さやか「え?ちょっと、まどか!?痛いところって……いったい何なの?っていうか、ここどこ?」
美樹さやかは混乱しているようだ。まあ、気がついたら見知らぬ人の家だったなんていったらそれは混乱するのも無理はないか。
まどか「さやかちゃんは魔女から私を守ろうとして……、その後ずっと気を失ってたんだよ……」
さやか「魔女?魔女って……、あっ!?そうだ、あの化け物!ねえ、まどか!あの化け物はどうしたの!?まどかこそ無事なの!!」
やっとさっきまでのことを思い出したのか、今度は美樹さやかがまどかの肩をつかんで揺さぶりながら捲くし立てるように質問をしている。
まどか「さ、ささ、さやか…ちゃん。お、おち、おちつい…て、こ、これじゃ、はなせ、ない、よ~~~~!」
まどかは美樹さやかに肩を揺さぶられているせいで事情を話そうにも話せなさそうだ。
マミ「は~い、それじゃ、私が説明するから。鹿目さんの肩を話してあげて。そのままだと鹿目さんが目を回しちゃうわよ」
私が割って入ろうかと思っていたら、巴マミが入ってくれた。……まぁ、彼女に任せたほうが良いかもしれない。
さやか「えっ、だ、誰?」
マミ「はじめまして、私は見滝原中学校3年生の巴マミ。あなたたちの先輩ね。」
さやか「え、上級生?なんで!?」
また混乱し始めた美樹さやかに巴マミは今までの経緯を説明し始めた。

さやか「……そっか、そんなことがあったんだ。まどか……ごめんね」
美樹さやかは今までの経緯を聞き終わると沈んだ様子でまどかに対して謝った。
まどか「えっ!?さやかちゃん、どうしたの?」
さやか「だって……、私が気を失わなければまどかが魔法少女にならなくて良かったんでしょ。それに、本当なら私がまどかを守らなきゃいけなかったのに……。」
まどか「ううん、いいんだよ。私だってさやかちゃんに無事でいてほしかったんだもん。だから……、魔法少女になってさやかちゃんを守れたのがすごく嬉しいの。」
さやか「まどか~~~、ほんと~に、あんたって娘は~~~。」
まどか「ちょ、ちょっと、さやかちゃん!苦しいよ~~~~!」
感極まった美樹さやかにまどかは思いっきり抱きしめられて苦しそうにもがいている。でも、その表情は嬉しそうだ。
マミ「くすくす、本当に仲がいいのね。」
微笑ましいものを見たかのように巴マミが笑うと、美樹さやかは慌ててまどかを解放した。
さやか「あ、あはは~、お恥ずかしいところを、お見せしました~~。」
マミ「いいのよ。仲が良いことは本当に素敵な事だもの。」
まどか「えへへ……。」
まどかも嬉しそうに微笑んでいる……ちょっとだけ羨ましい。
マミ「とりあえず、そういう訳で、鹿目さんは魔法少女として私たちと一緒に行動する事になったわけ。」
さやか「なるほどね~、でも、驚きなのは転校生まで魔法少女だって事だよね~。」
美樹さやかはこっちを見ながらそんな事を言っている。 なんだかまじまじとこっちを見ている。
ほむら「……なに?」
さやか「別に~、なんだかそれっぽくないな~と思ってさ。」
まどか「ちょっと、さやかちゃん失礼だよ。」
さやか「だってさ、なんか正義の魔法少女って感じには見えないし……。」
ほぼ初対面の相手に何気にひどい言い様だと思うけど、正義を吹聴する気もないから気にする必要もないか。
ほむら「……それならそれでいいわ。ただ、彼女たちと一緒に活動するというだけだから。」
さやか「なにそれ?なんか嫌な感じ……。」
今度は不機嫌そうな顔になるとこっちを睨んでいる。まぁ、彼女に悪感情を抱かれるのはいつもの事だから、しょうがない。
マミ「はいはい、そこまで!……美樹さん、暁美さんは私たちとこれから一緒に戦う仲間だからあんまり悪く言うのはやめてほしいの。」
さやか「は~い、わかりました~。」
巴マミがちょっと語気を強めて注意すると、美樹さやかはそっぽを向いて用意されたケーキを食べ始めた。 巴マミが庇ってくれたのは正直予想外だけど、これも今日一日の成果かもしれない。それが確かめられた事は何よりもの収穫だった。
まどか「あの、ごめんね、ほむらちゃん。さやかちゃんは思い込みの激しいところがあるけど、悪い子じゃないから……。」
まどかが美樹さやかの態度をフォローするために謝ってくれた。みんな仲良くしてほしいという事なのだろう。
ほむら「ええ、平気、気にしてないから。……鹿目さん、ありがとう。」
まどか「うん、えへへ、よかった。」
私があまり怒っていないのが確認できたからか嬉しそうに笑っている。
美樹さやかとの事はいつか協力しなければいけない事を考えると問題だけど、まどかが嬉しそうにしているし今はこのままにしておこう。
さやか「それにしても、魔法少女か~……。」
巴マミの用意したケーキをよほど気に入ったのか機嫌を直した美樹さやかが不意に呟いた。
マミ「なに?美樹さんも興味があるの?」
さやか「だって、正義の味方ですよ。かっこいいじゃないですか!なんだか憧れちゃうって言うか……。」
キュゥべえ「それなら、美樹さやか、君も魔法少女になってみるかい?」
美樹さやかの言葉を聞いて、巴マミのそばで静かに座っていたキュゥべえが美樹さやかを魔法少女に誘い始めた。
さやか「えっ!!私もなれるの!?」
キュゥべえ「うん、君にも魔法少女の資質を持っているからね。君が望めば魔法少女になる事ができるよ。それに一つだけどんな願い事も叶えてあげる。」
さやか「本当に!?どんな願い事でも叶うの?」
キュゥべえ「もちろんだよ。君が願うどんな願いも叶えてあげる。だから、僕と契約をして魔法少女になってみないかい?」
ここぞとばかりにキュゥべえは美樹さやかに誘いの言葉をかける。 コイツにしてみれば魔法少女の数は多ければ多いほど都合がいいのだろう。
私としても、今回は美樹さやかに魔法少女になってもらう必要があるから特に口を挟む気はない。
美樹さやかはう~んと唸りながら悩んでいる。でも、かなり心が動いているのは確かみたいだ。
マミ「こら、キュゥべえ。あんまり急かさないの。」
畳み掛けるように契約を迫るキュゥべえに巴マミが横槍を入れる。
マミ「美樹さん、魔法少女と魔女の戦いは本当に命がけのものなの。だから……真剣に良く考えてから決めてほしいの。」
さやか「……そうですよね。もうちょっと良く考えてみます。ごめんね、キュゥべえ。そういうことだから。」
キュゥべえ「分かった。無理強いするつもりはないよ。でも、契約したくなったらいつでも言ってほしいな。」
さやか「もちろん。その時はよろしくね。キュゥべえ。」
そう言い終ると、美樹さやかは何かを考えているかのように窓の外を眺めてぼんやりしている。……たぶん、そう遠くないうちに美樹さやかは魔法少女になるだろう。
問題は彼女が魔法少女の秘密を知って絶望をして魔女になるのを阻止しなけらばいけない事だけど、まだ時間はあるのだから焦って解決策を見つける必要はない。
逆に焦って失敗してしまえばそれまでだ、慎重に問題解決の方法を見つけることにしよう。
そんな事を考えていると、巴マミからこれからの活動について話し合いたいと提案されたので、今後のパトロールの方針やまどかへの魔法少女の心得などを話して今日は解散という事になった。

第一章 終話 夜の街、未知の影

巴マミのマンションからの帰り道、夕食の為に繁華街に立ち寄った。
辺りは完全に暗くなっていて、道沿いにあるビルや店からは明かりが漏れていた。
夜になったとはいえ、町には人が溢れていて友人や恋人、家族などと楽しそうな会話をしながら歩いている。
(……平和な風景)
もちろん少なからず悩みは抱えているのだろうが、それでも穏やかで平穏な人生を送っているのだろう。
だから……、きっと、その場所から外れたらどんな風景が広がっているかも知りもしない。それは、今か今かと人々を飲み込もうとしているのに……。
(……結界の気配)
薄暗い街路から結界の気配がする。まどかたちを呼んでもいいけれど、この魔力なら私一人でも容易い相手だ。 それなら一人で片付けるほうがいいだろう。
そう決めると街路に足を踏み入れる。
そこにはまるで昼間の再現かのように、消えつつある結界と佐倉京子の姿があった。
京子「なんだ、またアンタか。」
やれやれといった感じで槍を片手に佇んでいる。
ほむら「……結界の気配がしたから来ただけよ。またあなたが倒したみたいだけど。」
京子「ああ、それにしてもこの街は稼ぎたい放題だね~。これほど魔法少女にとって都合の良い街はないよ。」
ほむら「……そう。」
京子「なんか気のない返事だね~。それで、アンタは巴マミと組んだんだろ?それならアタシとやりあうかい?」
槍をこちらに向けると戦闘態勢をとっている。でも、私には戦う理由がない。
ほむら「別に、そんなつもりはないわ。どうしても戦うというのなら相手になるけど。」
京子「なんだ、つまんねーの。まあ、魔法少女相手に無駄に魔力使っても仕方ねーけどさ……っと、あったあった!」
何を探しているのかと見てみると、どうやら食料がいっぱい詰まった紙袋を探していたようだ。 中から菓子パンを一つ取り出すと、嬉しそうに食べている。
ほむら「……その食べ物、どうしたの?」
大体どのようにして手に入れてきたのか想像はついていたが、一応聞いてみる。
京子「魔法でちょっとね~、なんだい、何か文句でもあるかい。」
ほむら「別にないわ。あなたが魔法をどのように使っても、あなたの自由だもの。」
京子「へ~、とても巴マミと組んでいるやつの台詞とは思えないね~。」
ちょっと感心したように佐倉京子が声をあげる。
別に私自身は他の人がどのように魔法を使おうがそれに文句を言う気はない。
ほむら「私は学校の先生でも警察でもないもの。あなたが何をしていようとそれを止める理由はないわ。」
京子「なるほどね~、マミならどうせ口うるさく注意して来るんだろうけどさ。アンタとは少しは話せそうじゃないか。」
ほむら「そう、それはなによりね。でも、巴マミを裏切るつもりはないから。」
京子「そうかい、それは残念だ。アンタもいればマミを確実に街から追い出す事ができると思ったんだけどね。まあ、それならそれでいいさ。じゃあな!」
(今……佐倉京子が気になる事を言った。『アンタも』とそれって……。)
聞き返そうと思ったときには彼女はすでに街路を立ち去った後だった。
(何か気になる。……佐倉京子以外にも誰かがいる?そんな事は……。)
えもいわれぬ不安を抱きながら私も薄暗い街路を立ち去るのだった。

自宅に着くと簡単な夕食と入浴を済ませる。
お風呂の後、パジャマに着替えて髪を乾かしながら窓の外を眺めると夜の街並みが目に入った。
ふと、さっきの街路での佐倉京子との会話を思い出した。
(さっき佐倉京子が言ったことが気になる。……他の魔法少女がこの町に来ている?でも、そんな事今まで一度も……。)
不安が胸をよぎる。今までとは何かが違う。
確かに私はまどかが魔法少女になるのを止めないと決めた。その時点で今までとは違うのだけれど、それでもあまりにも色々な事が違ってきている。
(これはいい方向に進んでいるの?それとも……。)
どんなに考えても答えは出ない。でも、もう進み始めてしまった。後戻りは出来ない。
髪が完全に乾いたあと、倒れこむようにベッドに横になる。
ほむら「……今日は本当にいろんなことがあったわ。」
ボーっと天井を見上げながらそんな事を呟く 本当に色々な事があった。
見滝原に転校してくるのはいつものことだが、佐倉京子があまりにも早くこの見滝原に来ている事や巴マミと協力関係を築けた事、街路での会話……そして、何より……。
ほむら「……まどかが魔法少女になった。」
初日からこんな事になってしまうとは思っていなかった。覚悟していたとは言え、あまりにも早く魔法少女になってしまった。
(もう少し時間が合ったらもしかしたら……、いや、やめよう。)
後ろ向きな考えがまた頭をよぎるが頭を振ってその考えを振りほどくと掛け布団をかぶり目を閉じる。
(明日からまた忙しくなる。ワルプルギスの夜を確実に倒すためにも、何一つ失敗するわけにはいかない。)
そんな決意を胸に、予想外な事ばかりが起きた初日の眠りにつくのだった。

第一章 完


あとがき

さて、以上で今回アップ分の小説は終わりです。
小説の第一章はこれで終わりましたが、第一部であるほむらの物語は全四章になる予定なのでこれからも読んで頂ければ幸いです。
第二章からはいよいよオリジナル魔法少女の登場です。
どのような性格でどのような魔法を使うのか、そして彼女の存在で運命がどう変わっていくのか、その辺りを皆さんに楽しんで読んでいただけるように描いていけたらなぁ等と思っております。

話は変わりまして、同人ゲームのお話です。
とりあえず、キャラクターの設定は終わっていますし、ストーリーもラストまでの道筋は終わっています。
後はサブストーリーとイラストなのですが、まぁ、ぶっちゃけ、イラストがものすっごい時間がかかります^^;
早くても完成は7月下旬あたりになるかと…、まだまだ先は長いです。
とりあえず、キャラクター紹介はそれぞれキャライラストが完成し次第公開していきます。
公開が遅くなって申し訳ございませんが、もうしばらくお待ちください。

それでは今回はこの辺で、皆様、またお会いしましょ~!

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