むかしのゲームのこと。

飛龍の拳Ⅱは誇大広告?

2013/07/20 23:22 投稿

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ファミコンブームではあらゆるメーカーがゲームを発売し、そして消えていきました。
忘れ去られるメーカーが多い中、今でも記憶に残るカルチャーブレーン。
ゲーム番組のスポンサーということで有名なだけではなく、放送地域外でも知名度があったかと思います。
それはなぜか。
答えは当時のゲーム雑誌広告にあります。
というわけで飛龍の拳Ⅱの広告を中心にそれを確かめていくことにしましょう。

飛龍の拳 奥義の書

龍飛よ、奥義の書を取り戻すのだ。
カルチャーブレーンになる前、日本ゲーム時代のファミコン第一弾。よくある普通の広告でした。

アラビアンドリーム シェラザード

時空を超え魔法の世界に御招待
カルチャーブレーンになってからの1作目。画面写真こそないものの楽しいゲームを予感させるような内容で実際にゲームも面白かったです。

飛龍の拳Ⅱ ドラゴンの翼

飛龍の拳イラストシリーズだ!集めよう。
飛龍の拳Ⅱの広告は複数ページにわたる連載でこれはその第二弾。インタビュー形式でシステムを紹介しています。

劇画的拳法大作大公開


ファミコン大革命 歴史に残る超大作!!
だんだんキャッチコピーが凄くなってきましたが、これくらいなら他のゲームでもあるでしょう。

大騒ぎ!!日本全国飛龍の拳Ⅱ大パニック

4メガの内容を特殊な方法で2メガにおさめる事に成功!
飛龍の拳Ⅱ発売のニュースで日本全国から問い合わせが殺到、それに応えるかたちで記者会見を開催、それをQ&A形式で掲載。知らないうちにそんなことがあったようです。いくつか紹介してみましょう。

Q:一本の中に4本入っているって本当ですか?
A:飛龍の拳Ⅱは4つのモードに分かれていて、①初心者用モード②本格アクションモード③RPGモード④トーナメントVSモード
1本1本をとっても、トップレベルのゲームなんだ!それを一本のカセットの中におさめることに成功した!

一同大満足!
これだけの内容だと、4M必要で9800円になってしまう。しかし喜べ!
ファンのために研究をかさねついに2Mにおさめることに成功!5500円にて発売が実現できたのだ!

当時のゲームは容量制限が厳しくて色々節約するのは当たり前。それを研究の成果としてまるで凄いことのように言ってるだけにしか…。そもそも4つのモードのうち3つは難易度の違いみたいなもので実質2つな気もしますが気のせいでしょう。

Q:限定発売のうわさは本当なんですか?
A:残念ながら、ROMの不足と、製造の都合で仕方なく限定発売になってしまったんだ!これは早い者勝ちだ!なんたってNo.1ゲームが4本分入ってる、史上最高のソフトなんだからな!

これも製造数が決まってるのは当たり前でそれを限定生産と言い張ってるだけな気がしないでもないですが生産数がよっぽど少なかったのでしょう。当時普通に買えたのは運が良かったんですね。そしてこの限定生産に悔いが残ったのかは分かりませんが、次からは大量生産するようになったみたいです。なんてったってゲームボーイ版飛龍の拳におまけでファミコン版飛龍の拳Ⅲが付いてくる大盤振る舞いでしたから。

異種格闘技世界選手権大会!!

史上初!みんなの夢が実現した!
なんと発売前にもかかわらず世界選手権大会が決定。ぶっちゃけただのゲーム大会ですが、決勝は後楽園でチャンピオンはアメリカ招待と、広告に負けず豪華なのは評価したいです。

ファミコン史上快心の超大作!飛龍の拳Ⅱ

君がファミコンに望むすべての要素を満載!
アメリカ製SFX映画そのものの超過激ゲームがついに解禁!!
なんとゲームをやったかすら怪しい水野晴郎、アントニオ猪木を広告に起用。

ストーリーがすごい!
波乱万丈の展開はまるで映画の主人公になったよう。映画評論家 水野晴郎
中国山中の修行シーン、香港のクーロン島、昼なお暗いペルーのジャングル、謎の研究所、見るからに不気味な遺跡の中……。次から次へと息をのむシーンの連続で、ハリウッドのSFX超大作を観てるみたいに、もう夢中!いやあ、「飛龍の拳Ⅱ」って、本当に面白いですね。

格闘技アクションがすごい!
真の格闘技ゲームと言えるのは飛龍の拳シリーズだけ!新日プロ代表 アントニオ猪木
かつて私が闘った、アリ、スピンクスなどの世界一流の格闘家たちは皆、攻撃と防御のバランスが良く、技のキレやスピードも抜群だった。「飛龍の拳Ⅱ」で繰り広げられる格闘シーンは、まさにそのような実戦を彷彿とさせてくれる。実際にリングの上で戦っている気分になる超リアル格闘ゲームだ。

テンプレのような文章は気のせいでふたりとも飛龍の拳Ⅱが好きなんでしょうね。
そしてソフト発売後も同じようなテンションの広告が数号掲載。
次回作スーパーチャイニーズ2直前に飛龍の拳Ⅱ最後の広告が載ることになります。

追加発売!!

あ、あれ?限定発売だったんじゃ?

いいオチがつきましたが飛龍の拳Ⅱやカルチャーブレーンの魅力が伝わったでしょうか?
こんな広告が毎号載ってれば当時のキッズたちを虜にしたのもうなずけます。
これでゲームがつまらなければ避難を浴びたでしょうが、ゲームそのものも面白かったので人気メーカーになったのでしょう。まあやりすぎな広告であったのは間違いないですが。

カルチャーブレーンは次回作スーパーチャイニーズ2以降も相変わらずの広告が続きファミコンを代表するメーカーのひとつになります。
しかしファミコン時代はそれで通用してたのが時代の流れか技術が追いつかずSFC、PS、64あたりで苦戦して衰退していくことに。
誰もが忘れかけた頃、ゲームボーイアドバンスでまたカルチャーブレーンを目にします。やたらとソフトを出してるなと思ったら複数のソフトを一緒にして販売することで何度も売る商法だったようです。飛龍の拳Ⅱのときと同じく複数のゲームを一本でというコンセプトにカルチャーブレーン健在というのを実感したのでした。


本当はGB時代にもシリーズまとめ販売はあったんですがね。

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