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さり気なく町田特集をヤルと言ったものの、さしてアピールする要素に欠ける町田市を、筆者如きが動いたところでどうにかなるものではありません。

というわけで、気の向くままに今宵も街を彷徨います。

(BGM テッテレテッテテレ テーレテ チャラララララン)

創業昭和43年!『ホルモン道場』

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町田で古くからある焼肉屋さんと言えば、やはり『ホルモン道場』ではないでしょうか?

しかも、その名の通り”ホルモン”に特化していて、今でも数多くの珍味、もとい珍しいメニューが豊富にあります。

町田の裏側(ヨドバシ側)は、いわゆる”田んぼ”と呼ばれたゾーンで御座います。この『ホルモン道場』の電話番号

「23-1919」(ニイサン イクイク)

とか意味深過ぎてグッと来る元町田市民の筆者で御座います。今までに、どんだけ多くの兄さん達が『ホルモン道場』で精を付けたのでしょうか?

筆者が選ぶ『ホルモン道場』の一品目とは?

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『ホルモン道場』のカウンター席は、写真の通りで御座います。写真を見れば一目瞭然ですが、あえて言おう!

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「カウンターめっちゃ狭い!!!」

サイドメニューどころか、グラスを置くスペースすら難しいカウンターは、確実に「お前ら肉焼けよ感」が漂っています。

しかし!

正直なところ、焼肉は“オダサガのラスボス”こと『焼肉はせ川』で間に合っているので、ココは是非とも新鮮なホルモンを中心に攻めたいところで御座います。

と、なると最初の一品は何がベストでしょうか?

初見の店とは言え、最初からトーシロなオーダーでは、その後の展開で苦戦を強いられる事は確実であり、最初のオーダーで

「このお客さんに変なモノは出せないな」

と思わせるくらいのメニューを注文したいところですね。まあ、初見の客のオーダーなんか気にしてないよって人の方が多いかもですが、やはり寿司屋や焼肉屋さんは結構、お客さんを意識しながら調理しています。

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「モツ煮込みを所望する!!」

まずはビールと『モツ煮込み』で様子見がベストでしょうか?

『ホルモン道場』がホルモンに特化しているのであれば、この『モツ煮込み』は町田で一番美味しいはず……。

むしろ、この『モツ煮込み』すら満足出来るレベルに達していなかったら、長居は無用って意味でもあります。

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結果、さすがにホルモンに並々ならぬ情熱を持つ『ホルモン道場』ですね。期待通りの美味しい『モツ煮込み』に感動した筆者は、腰を据えて飲むことにしました。

独りホルモン祭り絶賛開催中!

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さてさて。

ホルモンと言えども多種多様にあり、どれを食べるか迷ってしまいますね。

しかし!

筆者も一応は猟師っぽい何かとして、割と臓物系は色々と食べたりしているので、ちょっとやそっとのホルモンでは感動出来ません。

肉が好きで猟師になったわけですが、猟師の場合はまさに始まりから終わりまで、全ての行程が自分の手の中にあるので、それこそ新鮮なホルモン食べ放題で御座います。

「ホーデンとかどうだろうか?」

猪を獲った時に「タマキン持ってく?」とか聞かれたのですが、マジで食べられるとは思っていなかったので遠慮してしまった筆者です。

しかし、噂では意外と美味しいらしいので、ちょいちょい興味ある部位でもあります。

というわけで、こんな感じのホーデン(タマタマ)です。

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一応、食品生成管理者の資格を持つ筆者ですので、色々と気遣いを含めて記事にしますが、このホーデンは生の状態で提供されていますが、焼肉屋さんですので焼いて食べるのが正解で御座います。

もっとも、筆者が無知で店の指示に従わずに、勝手に生で豚のタマキンを食べてしまう可能性はゼロではありません。結果、とりあえず

「モアッと来る豚の香りがマニアには堪らない一品」

と言っておきましょう。

見た目のツブツブ感が微妙にリアルで、ちょっと共食い感もあって食べる時に抵抗があると言うか

「イテテテテ……。」

みたいなキュンとくるモノがありますが、味は意外とイケてます。当たり前ですがオシッコ臭さなどはゼロ%なので、安心して食べられますね。

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ちょっとサッパリした内臓系と言えば、やはりハツ(ハーツ・心臓)ではないでしょうか?

というわけで、コッテリ濃厚なホーデンの後のハツを頂いてみます。

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こちらは心臓、すなわち筋肉の塊なのでコリコリした食感と、淡泊な赤身肉のような味わいで御座います。筆者も市場で豚のハツを買っては、良く焼き鶏(焼きトン)を作るのですが、動物の心臓はやはり美味しいですね。

マムシ酒とハブ酒

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さらに筆者的に注目なのが、コチラのアルコール類で御座います。これが本物のマムシ酒とハブ酒ではないでしょうか?

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飾りで浸かっているのではなく、本当にエキスを抽出するレベルにぎっしりとスネーク・イン・ザ・ボトルです。

っていうか、奥の方の瓶とか溶けちゃってんじゃないですかね……。

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コイツを飲んだらニイサンイクイクな可能性大かと思われ、次の取材を控えた筆者は軽くスルーしてみました。

『ホルモン道場』の焼肉セット

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とりあえず目的である生ホルモンは頂いたので、ミッションコンプリートで御座いますが、ココは焼肉屋さんでもあるので、肉を焼くのがマナーかと存じます。

つうか、テーブルが超狭いので最初に肉を焼くと、ビールも温まるし何も出来なくなるので焼肉は最後にしてみました。

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合わせる酒は芋焼酎の前割り!

焼肉に芋焼酎は意外な組み合わせと思われるでしょうが、芋焼酎は焼鳥などの脂も切ってくれるので、当然焼肉にも合います。

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「レバー、牛ハラミ、豚バラ」

の3点セットだったと思います。まさにチョット焼肉を堪能するにはベストなボリュームですね。

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筆者は七輪派ですが、時にはコチラの“ガス火タイプの焼肉”に興じるのも面白いんじゃなかろうか?

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直火というよりは鉄からの伝導熱でジュージュー焼き上げる感じで、いかにも肉を焼いている感が良いですね。

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言うまでもなくレバーも新鮮で甘みがあって美味しかったです。

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流石にホルモンが美味しい店だとレバーも違いますね。

コブクロも旨し!!

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申し訳程度に焼肉を楽しみつつ、本命である生ホルモンの”コブクロ”を頂きます。

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「こいつは鮮度抜群ではなかろうか?」

筆者が今までに食べたコブクロの中では、確実にナンバーワンの美味しさで御座います。このように新鮮なホルモンを少量、酒に合わせながら愉しむのが大人の贅沢なのです。

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ちなみに、どんだけ新鮮な生肉やホルモンでも沢山食べると当たります。また抵抗力の弱い子供やお年寄りに食べさせてはダメです。大人でも体調が悪い時だと来る可能性があるので、そこら辺を考慮して美味しくホルモンを頂きましょう。

『ホルモン道場』 総評

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まさにホルモンの登竜門とも呼べる町田の『ホルモン道場』でした。

今、これだけのホルモンを揃えられる焼肉屋さんは、都内に行かなければないと思われ、町田市の宝として末永く続けて欲しいと思った筆者です。

『ホルモン道場』のような激シブな店と新しい店が混在する町田市は、何気に美味しい飲み屋さんがあります。

是非、みなさんも『ホルモン道場』で美味しいホルモンと、本物のハブ酒を経験してみて下さい。

『ホルモン道場』

住所:東京都町田市原町田4-6-3

営業時間 17:00~24:00
定休日:無休

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