日本の大手インディペンデント系映画配給会社であるギャガ株式会社が、長編映画製作とテレビアニメーション製作事業へ参入することを発表した。
最初に手掛ける作品のひとつとなる映画『イタズラなKiss THE MOVIE』(PART1/PART2)は、1990年代に人気を博した少女漫画をもとにした実写版長編映画で、これまでに日本でテレビアニメシリーズが放映されたほか、日本、台湾、韓国、タイでも実写版のテレビドラマ化がなされた。
ギャガは、同作の製作および配給において、韓国の映画製作会社アジアピクチャーズエンタテインメントと東京を拠点とするタレント事務所LDHと提携する予定だ。『イタズラなKiss THE MOVIE』は、溝口稔監督が指揮し、日本で2016年秋に公開となる。
ギャガは、テレビアニメ番組の製作委員会にも参加する運びだ。3月26日、日本最大級のアニメイベントAnimeJapan 2016にて、最初の2作品が発表される。そのターゲットは日本市場に限らず、世界市場も視野に入れている。
ギャガの取締役である百武弘二が、新規アニメーション事業を運営する。
同社はまた、3月23日に、『ゴッド・オブ・エジプト』、『ルーム』、『The Neon Demon(原題)』、『Voyage of Time(原題)』を含む、2016年から2017年にかけて配給予定の作品ラインアップを公表した。