米国のテレビ局CBSが製作中の人気テレビドラマ『冒険野郎マクガイバー』のリブート版において、ルーカス・ティル(映画『X-MEN』シリーズなどに出演)が主人公の現代版マクガイバーを演じることが決まった。本紙ヴァラエティが確認した。
ティルは、1980年代の人気テレビシリーズのリブートとなるパイロット版で、かつてリチャード・ディーン・アンダーソンが演じて有名になった同タイトルの主人公を引き継ぐ。
『冒険野郎マクガイバー』のパイロット版は、秘密組織に採用された20代そこそこの若きマクガイバーが、型破りな方法で災難を未然に防ぎ、問題を解決する技を磨くというストーリーだ。
ティル以外の新しい出演者も決まった。マクガイバーの高校時代からの親友ガンナー役をジョシュ・ブーンが演じる。また、エキセントリックな陰謀論者と見られるも、実は慈悲心を持つ本物の政府職員リンカーン役を、テレビシリーズ『CSI:科学捜査班』に出演したジョージ・イーズが演じる。
ティルが主人公に決まったことで、長きにわたる同番組の新しいスター探しに終止符が打たれることになった。情報筋によると、この役の候補には、外国人俳優を含め、多数の名前が挙がっていたという。
リブート版『冒険野郎マクガイバー』は、ポール・ダウンズ・コレイゾが脚本を手掛ける。また、コレイゾはマイケル・クレア、リー・デヴィッド・ズロトフ、ジェームズ・ワン、また、オリジナル版でプロデューサーを務めたヘンリー・ウィンクラーらと共にエグゼクティブ・プロデューサーに就任する。デヴィッド・フォン・アンケンがパイロット版を監督するとともに、エグゼクティブ・プロデューサーも務める。プロデュースはCBSテレビジョン・スタジオが行う。
ティルは、エージェンシー・フォー・ザ・パフォーミング・アーツ(APA)、マネージャーのトム・サリバン及びハーシュ・ウォーラーステイン・ヘイヤム・マトロフ・アンド・フィッシュマンの弁護士のハワード・フィッシュマンと代理人契約を結んでいる。彼の次回作は、5月に全劇場公開される映画『X-MEN:アポカリプス』のミュータント、ハボック役である。ブーンはエイブラムスと代理人契約を結んでいる。