キーファー・サザーランドは、たくさんの予想外の才能を持つ人物だ。
人気ドラマ『24 TWENTY FOUR』シリーズでおなじみのサザーランドは3月10日(現地時間)、デビューアルバムの発売と、4月14日から始まる全米26都市でのコンサート・ツアーを発表した。11曲が収録されたアルバム『Down in a Hole(原題)』は、フォーク調の仕上がりになっている。
「これまでにやってきた仕事の中では、日誌や日記に最も近いと思います」(サザーランド)。
「全ての曲は、私の個人的な体験からインスピレーションを得ています。自分の人生を振り返り、良いときも悪いときも含めて、そのときの自分の気持ちを音楽で表現することに大きなやりがいを感じます。曲を作ったり、レコーディングをする過程も楽しかったですが、今度はライブ・ステージに立ち、皆さんの前で演奏を披露できることになり、最高の気分です。そんなことが実現できるなんて、思っていませんでした」(サザーランド)。
今後、多くの時間をツアーに費やすことになるサザーランドだが、ジャック・バウアーのファンは心配する必要はない。米FOXが製作中のドラマ『24 TWENTY FOUR』のリバイバル・シリーズに彼が出演することはないが(情報筋によると、彼はエグゼクティブ・プロデューサーとしての参加が予想されている)、米ABCによる政治ドラマ『Designated Survivor(原題)』で彼はテレビの世界に戻ってくる。全シーズンの製作がすでに決定しており、2016年から17年にかけて放映される予定だ。
ミュージシャンとして活動する俳優は、サザーランドが初めてではない。彼は、俳優であり余暇の時間をツアーや音楽の時間に当てているジェフ・ブリッジスやジョニー・デップの仲間入りをする。デップは先日、グラミー賞でパフォーマンスを披露した。