あの恵比寿で有名なネパール料理の店『ソルティーモード』が、町田に進出との情報をキャッチした筆者は、とりあえず地元という地の利を生かしてマッハでレポってみました。
正直、この『ソルティーモード』に関しては予備知識ゼロな筆者でしたが、筆者の優秀なフォロワーの方達のツイートにより、オープン初日に訪れることが出来ました。
「さあ、僕を育てて有名にしておくれ!!」
ほぼほぼ他力本願な筆者ですが、そこそこ行動力はあると思うので、長い目で見てみたら育て甲斐はあるかもしれませんので、よろしくお願いします。
ネパール家庭料理『ソルティーモード』
恵比寿にある『ソルティモード』はネパールの家庭料理に特化したレストランバー的な何かでして、あくまでも家庭の味にこだわっているそうです。
そんな『ソルティモード』の料理に惚れた店主が、恵比寿は遠いから町田に『ソルティモード』を作ったとのこと。
筆者は色々な店に訪れますが、時にカレーマニアの情熱は常軌を逸していて、例えば新橋の『スズメバチカレー』とか、相模原の『マボロシ』とかは好きだった店が閉店してしまうので、自分で店をやって味を受け継いだとか普通にやるから驚きです。
まあ、こちらは厳密にはカレーというよりは”ネパール料理”なのですが、好き過ぎて始めちゃう系である点は否めません。
このように「本当に好きで始めちゃったパターンの店」は、味に関しては妥協しない傾向があると言うか、店主本人が好きだった店の味を追い求めるので食べる側も安心で御座います。
あくまでも”食べる側目線”で料理を作るので、限りなくオリジナルに忠実な味を再現してくれる可能性が高いのです。
『ゴルゴ13』から花束が届いている件
そして!
何気に店の入り口に置いてある、お祝いの花束がキテますね。この時点でこの店の店主が只者ではないという事が理解出来ます。
店の内装もシャレオツ感全開で、これは女子ウケも良いと思われます。テーブル席も用意されているので友達との食事にも最適ですね。
ちなみにボッチエリートの方達にもカウンター席があるので安心して下さい。むしろ、夜は”お酒の店”としての顔があるので、じっくり飲むならカウンター席が正解かもです。
『ダル・バート』を食す!
ランチは『チャウミン』と呼ばれる”焼きそば的な何か”と『ダル・バート』の2択なので、ここは『ソルティーモード』の看板メニューである
『ダル・バート』(ランチタイムは1000円?)
を食べることにします。言うまでもなく”ダル”は豆でして、バートの方は”白い御飯”を指すらしいです。
つまり豆のスープ的な何かとご飯が主役で、他のカレーっぽい感じの”タルカリ”は脇役とも言える定食的なメニューで御座います。
食べ方としては、意外にも最初から御飯の上に”ダル”(豆スープ)をドバーっとかけるのが正解とのこと。
「だったら最初からかけて提供したらどうだろうか?」
みたいな疑問も浮かびますが、コレがネパールの儀式だと思って納得しましょう。
豆のスープとカレー的な何かが混ざることで、より深い味になります。
ネパールのカレーはマイルドである!
『ダル・バート』にはタルカリ、分かりやすく言うと”カレーっぽいモノ”が2種類付いて来ますが、日替わりで内容が変わるらしいです。
こちらのジャガイモ的なカレーは野菜のカレー担当、鶏の腿肉を使ったカレーはチキンカレー担当と言ったところでしょうか?
野菜のカレーは旬で美味しい野菜を軸に組み立てるらしいので、四季折々のカレーが楽しめそうですね。
カレーとしての味付けは、エスニックなカレーながらも辛さは控え目でして、これならスパイス全開のカレーが苦手な人でも食べられると思います。
逆に、カレーマニアにとって物足りないカレーなのかというと、そうでもありません。
必要最小限のスパイスは、逆にそれぞれの個性を引き立たせるので、より明確にスパイスの存在を感じる事が出来るのです。
また、カレーとしては油をほとんど使っていないので、非常にあっさり食べられてカロリー低めなのも、これからの時代にマッチしている予感ですね。
大きな鶏の腿肉が美味しい件
柔らかく煮込まれた鶏の腿肉は、ほぼ腿肉一枚分のボリュームがあります。
確かにカレーで1300円は安くはないのですが、鶏の腿肉だけでも原価300円近いと思われるので、その内容を考えれば納得のお値段で御座います。
しかも!
オープン記念だから1000円なのか、ランチタイムは1000円なのかは謎ですが、この日は『ダル・バート』を1000円で食べることが出来ました。
メニューを見ると、ほぼほぼ恵比寿の本店と同じ価格設定なので、この町田店もランチは『ダル・バート』が1000円なのかもですね。
ちなみに、この内容とボリュームで1000円ならば、カレーとしては安いというか非常にお得な価格といえるでしょうか?
味のほうですが、恐らく鶏肉もスパイスに漬け込んでいると思われ、しっかりと下味が付いていて美味しいですね。
野菜のカレーも美味しいですょ?
個人的にはカレーにおけるジャガイモの功罪に関しては、一言二言ある筆者ですが、このジャガイモ的なカレーは美味しいですね。
ジャガイモから出るトロミと”オクラ”のトロミが合わさって、非常にご飯がススム君です。
インドカレーの様に”スパイスで食べさせるカレー”ではなく、ネパールの家庭料理のカレーは
「素材の美味しさを引き立たせるスパイス使い」
であると思った筆者でした。ここら辺の味の引き立たせ具合は、ある意味”和食”の世界に通じるモノがあり、日本人好みのカレーだと思われます。
アチャールとトマトスパイスの存在
ワンプレートで完成させる『ダル・バート』には、アチャールとトマトスパイスが付きます。このアチャールはピクルス、すなわち日本のカレーで言えば”福神漬け”のポジションに相当する一品です。
珍しいところではトマトっぽいスパイス的なものの存在ですね。
全体的に辛さはマイルド、ほぼほぼ辛くないのですが、このトマトペースト的な何かはちょっと辛さがあります。なので、これらを組み合わせて複雑な味や”食べ合わせ”を楽しむメニューということらしいです。
Facebookでお得になる件
さりげなくゲットした『ソルティーモード』のチラシを読んでみると
「本チラシまたはFacebookページの御呈示で、お好きなドリンク1杯サービスいたします。」
とのことですので、是非とも『ソルティーモード』のFacebookを登録してみたら幸せになれるんじゃないでしょうか?
4月30日まで有効らしいので、まだまだチャンスはありますね。
『ダル・バート』 総評
筆者は恵比寿の本店で食べたことがないので、どの程度の再現率なのかは書けませんが、厨房にはネパール人のシェフが入っていたし、あの『ソルティーモード』が好きで好きで堪らず店をオープンしたくらいなのですから、味に関しては本店に100%近いと予想されます。
……っていうか、本店と比べて云々ではなく、この『ソルティーモード』(町田店)の『ダル・バート』は間違いなく美味しいという事実を強調しておきましょう。
ワンプレートで色々と混ぜ合わせ、色々な味を楽しむと言うコンセプトは、手軽にネパール家庭料理の味を知るという意味では、非常に有効かと思います。
さしてネパールに思い入れがあるわけでもない筆者ですが、ちょっとネパール料理に興味が沸いてくるだけのインパクトがあったと言っておきましょう。
また、インドのようにスパイス全開ではないので、それぞれの食材の良さと言うか味が分かりやすいのも、日本人の味覚に合っていますね。
それぞれが主張し過ぎないので、混ぜて食べても”味が同じにならない”ってのがポイント高いです。
若干、まだまだ町田では知名度が低いようですが、この『ダル・バート』の美味しさなら、確実に恵比寿と同じように伸びる店かと思いました。
あまり褒め過ぎるとお金を貰って宣伝してる臭いので、軽くディスっておきますと
「ソフトドリンク650円は如何なものか?」
と思った次第です。恐らくここら辺も本店と合わせた結果なのでしょうが、コーラ650円とか町田じゃ誰も飲まないだろ感は否めません。
それでは、是非みなさんも『ソルティーモード』に訪れてみて下さい。ネパール料理『ダル・バート』の美味しさに感動すると思いますよ。
『ソルティーモード 町田店』
住所:東京都町田市中町1-19-5 大貫ビル1F
営業時間 12:00~14:00 18:00~23:00
定休日:謎
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