激動の第二次世界大戦下。外交官として赴任していたリトアニアで、ナチスの迫害から逃れてきたユダヤ難民に、日本通過ヴィザを発給し、6,000人もの命を救った日本人・杉原千畝(すぎはらちうね)の真実を描いた映画『杉原千畝』。
『杉原千畝』ストーリー
杉原千畝は、英語、ロシア語、ドイツ語、フランス語など数カ国語を操るインテリジェンス・オフィサーとして、満洲、フィンランド、リトアニア、ドイツ、チェコ、ルーマニアなど様々な国に滞在。身の危険を冒しながら、混沌とする世界情勢の情報を収集し、日本に発信し続けていた。そのため、当時のソ連から警戒され【ペルソナ・ノン・グラータ(好ましからざる人物)】に指定された日本初の外交官でもあった。杉原千畝は、なぜ自分だけでなく家族までもが危険に晒される諜報戦に身を投じたのか。どうして政府の許可を待たず独断でユダヤ難民にヴィザを発行し続けたのか。終戦から70年の節目となる今、その決意の裏に秘められた感動の真実が、ついに明らかに。
オールポーランドロケ、チェリン・グラッグ監督をはじめとした日本、ポーランド、ハリウッド混成チームによる制作体制など、邦画の枠を越えたスケール感も話題となった本作。Blu-ray&DVDが6月2日にリリース&レンタルスタートとなります。
外交官として日本の行く末を案じ、行動した主人公・杉原千畝を演じたのは、日本映画界を牽引する俳優・唐沢寿明さん。唐沢さんは映画について「エキストラのユダヤの方々に日本人であるというだけで感謝の言葉をいただいて、千畝さんの偉大さを改めて痛感させられました」とコメント。杉原千畝の偉大さについて語っています。
Blu-ray、DVDBOXには、未公開シーンや舞台挨拶等のイベントシーンの収録はもちろん、ZEROカルチャースピンオフ映画『杉原千畝 スギハラチウネ』公開記念SPや、杉原千畝のドキュメンタリーも収録。映画だけで無く、杉原千畝自身を知れる貴重な内容となっています。
この映画で杉原千畝という実在の人物を演じるという事で
プレッシャーも大きかったのですが、この作品を経験したことで、
人間の持つ真の決断力、勇気、愛、そして人や世の中のために
自分には何ができるのかを度々考えさせられました。ポーランドの俳優達と共演出来たことも貴重な経験となりました。
また、エキストラのユダヤの方々に日本人であるというだけで
感謝の言葉をいただいて、千畝さんの偉大さを改めて痛感させられました。チェリン・グラック監督とも以前から仕事がしたかったので、演出や撮影手法など日本の現場とは違ったものを体験出来、これからの仕事に活かせればと思っています。
杉原さんだけではなく、彼の周りにいた人々が彼に影響を受けそれぞれの人生が変わってゆく。
そこがこの映画の見所です。ぜひ楽しんで下さい。唐沢寿明
(C)2015「杉原千畝 スギハラチウネ」製作委員会