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今回、陸上自衛隊の広報センター『りっくんランド』に行ってきました。
もともとミリタリー系には強い関心がある僕が、以前より是非一度足を運びたいと考えていたところです。
館内では、実物(試作車も一部有り)が展示されており、迫力満点です。

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装備品展示もあり、実際に装着してみることも可能です。
僕は12kg程度の背嚢と4kg程度の防弾チョッキをつけてみました。
背負ってたっている分には問題ないように思いましたが、実際はこれらを装着して走ったり歩いたりするわけで、訓練の過酷さが動画を見ていただけのころよりも実感できるような気がしました。

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戦車や各種車両の展示もされていました。
以前、練馬駐屯地の創立記念祭にて10式戦車に乗せてもらったことがありますが、容赦ない運転でめちゃくちゃ揺れていたのを覚えています。

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こちらは陸軍予科士官学校の建物を移設した記念館。
こちらを広報担当の陸曹長さんからお話を聞きながら回りました。
中には当時入校していた皇族の写真、士官や学生の制服、教範などが展示していました。
残念ながら中の撮影はNGでした。

最盛期では何千人もの学生が入校していたというこの学校。
当時のエリートが集うこの学校では非常に多岐にわたる勉強をしていたんだなと思いました(教科書の量がすごい)。

この学校は終戦したのを機に「解散式」というものをして解散。最後の期の学生は結局卒業できず地元などに帰っていったそうです。卒業できなかった学生たちは学歴の関係上就職がうまくいかなかったり、あらためて別の学校にはいりなおすなど大変な思いをしたようです。

この解散にあたって無念の思いを記した書が飾られていました。筆の強さからその悔しさが伝わってきました。
国のために戦おうと勉強していた矢先の終戦、何も役に立てなかったという悔しさが強かったでしょう。

制服展示コーナーでは階級や職種ごとに違う制服、学校の体操服などが展示されていました。体操服とはいえどうも動きにくそうな印象を受けました。当時調達できた素材などの影響でしょうか。
以前は、インパール作戦などで有名な牟田口廉也が着用した制服も飾られていたそうですが、ここの卒業生たちが飾らないで欲しいといった意向を示したので、現在は倉庫に眠っているようです。

この学校を一通り見てみて、15、6歳で国のために戦うんだという強い意志を持った人たちが想像していたよりも大勢いたんだと感じました。今じゃ考えられないかもしれませんね。

友人が機甲科の自衛官なので訓練話などもよく聞いていて、一種のあこがれのようなものがありました。今回は広報の自衛官の方々と触れ合ったり、様々な装備品を触れることでより自衛隊を身近に感じることができました。また、歴史に関しても深い知見が得られたと思います。

平日は比較的すいているのでゆっくりと見て回ることができますよ。
ぜひ『りっくんランド』に足を運んでみてはいかがでしょうか。

『りっくんランド』施設情報

〒178-8501
東京都練馬区大泉学園町
入 館 料:無料
開館時間:10時~17時
休 館 日:月曜日及び第4火曜日(基準)

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(執筆者: kenttakamatsu) ※あなたもガジェット通信で文章を執筆してみませんか

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