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アニメ・マンガで箱根における聖地巡礼といえば、何といっても『新世紀エヴァンゲリオン』の“第3新東京市”ネタが思い起こされますが、最近では渡辺航さん原作『弱虫ペダル』の舞台になっていることもあり、名シーンを訪れる人が徐々に増えつつある様子。
ですが、箱根の前にストーリーのキーになった場所も忘れることなかれ。それが今回紹介する小田原市民会館前の交差点。そう、主人公・小野田坂道も巻き込まれた大量落車事故が起きてしまった、あの交差点です。

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戦国時代には後北条氏の本拠として、江戸時代には譜代大名の城下町として栄えた小田原。箱根へと通じる東海道・国道1号線も城を迂回するようなコースになっており、大手前と呼ばれる差路で武家屋敷が並ぶ道と分かれていました。

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『弱虫ペダル』単行本11巻。西湘バイパスを降りて、国道1号に入りしばらくして「落車注意ー」と叫ばれたクランクのある小田原市民会館前の交差点。歩道橋を登る途中で身を乗り出してみると、左側が視界に入らず、その危険さの片鱗を見ることができます。

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対抗車線から眺めると、ほぼ90度に曲がるキツさがより分かります。密集して走る一台がバランスを崩しただけで、大事故につながってしまうのも無理ないと実感できるのではないでしょうか。

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歩道橋から南側を望みます。ここからは箱根の山々が見えず、最下位に落ちてしまった坂道くんが途方に暮れる姿が思い起こされるのでは。ここから「登りで100人抜け」という途方もない試練に立ち向かう彼のひたむきさも、改めて感じることができるはず。

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南側から交差点を見た風景。坂道くんをはじめ、落車にもめげずに走りだす自転車乗りたちのスピリッツの舞台として、『弱虫ペダル』ファンならば一度は訪れる価値アリです。

この後、国道1号線沿いに走る湯本方面への路線バスに乗れば、各コマで描かれた風景を望みながらインターハイと同じコースを通ることができるので、おススメです。

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ちなみに、交差点そばには『どらやき屋 菜の花』の本店があります。休憩スペースもあるので、息抜きにぴったりです。

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バター入りで有名な『菜の花』のどらやき“小田原うさぎ”(210円)。『弱虫ペダル』の聖地巡礼のおやつとしても、お土産にするのもよいのではないでしょうか。

和菓子 菜の花
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