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Netflixの人気ドラマ『ハウス・オブ・カード』、シーズン5へのリニューアルを終えるも創作者のボー・ウィリモンが番組離脱へ

2016/02/03 20:30 投稿

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Netflix(ネットフリックス)は、同社を代表する人気ドラマ『ハウス・オブ・カード』を、2017年のシーズン5に向けてリニューアルした。しかし、同番組の創作者でショー・ランナー(番組総責任者)のボー・ウィリモンが番組から離れる予定で、水面下で変化が起こりつつある。

『ハウス・オブ・カード』のシーズン4は、3月4日(現地時間)に公開となる。Netflixは、主人公のケヴィン・スペイシーがシーズン5に参加することを確定した。

Netflixは声明の中で、「Netflixと製作会社メディア・ライツ・キャピタル(MRC)は、『ハウス・オブ・カード』のこれまでの4シーズンの創作者のボー・ウィリモンによる物語の展望に対して、とてつもなく大きな恩義がある。アカデミー賞にノミネートされた脚本家として、ウィリモンはテレビへの初進出を果たし、魅惑的で高く賞賛されたシリーズを製作し、テレビ史に自身の居場所を確立した。私たちとプロデューサー、キャスト、スタッフたち皆は、ボー(・ウィリモン)の次なるへ創作の旅が素晴らしいものになることを心から祈っている」と、述べた。

ウィリモンは、物語の主人公であるフランシス・アンダーウッドが5年の歳月を過ごしたことにより、前進する時が来たと決意したと語った。

ウィリモンは、「私は、Netflixと製作会社メディア・ライツ・キャピタル、仲間であるエグゼクティヴ・プロデューサーたち、光り輝く2人の俳優ケヴィン・スペイシーとロビン・ライト、才能ある脚本家たち、そして、共に仕事をする恩恵に授かった信じられない位素晴らしいキャストとクルーに感謝している。5年間で4シーズンを制作した今、私にとって新たな試みに向けて動くタイミングだ。私は、我々が一緒に築き上げてきたことを最高の誇りに思っている。番組がより成功し続けることを願い、今後はとても有能なチームの手腕に任せる」と、語った。

メディア・ライツ・キャピタルのプロデュースにより2013年にデビューした『ハウス・オブ・カード』は、テレビに対抗するオリジナルシリーズの貪欲な買い手であるNetflixで瞬く間に人気上昇した。脚本家のウィリモンは、策略に巧みな政治家の権力闘争を中心とするイギリスのミニ・シリーズを手掛けるため、デヴィット・フィンチャー監督とチームを組んだ。メディア・ライツ・キャピタルによる同シリーズは、Netflixから直ちに2シーズンの注文を受けており、巨大なテレビ業界への対抗馬になろうとするストリーミング業界の巨人であるNetflixの意図が見える。

スペイシーと、彼のパートナーであるプロデューサーのデイナ・ブルネッティが、昨年秋に起こした倒産手続きに沿って経営再建中の映画製作会社レラティビティ・メディアの映画製作経営の仕事を行うと発表し業界を驚かせた今月はじめ、『ハウス・オブ・カード』の未来についての疑問が沸き起こっている。おそらく、スペイシーは、もしNetflixがいつものように、第1四半期の番組公開スケジュールにこだわるのであれば、今年後半の数か月は、メリーランド州ボルチモアでの『ハウス・オブ・カード』の撮影で忙しくなるだろう。

もっと見る:ケヴィン・スペイシーとデイナ・ブルネッティがライアン・カヴァナーの為にレラティビティ・メディアを経営することに(英文)

『ハウス・オブ・カード』は、ウィリモンの自身初となるテレビシリーズでの努力が報われた形だ。ウィリモンは、政治ドラマ『Farragut North(原題)』で脚本家としての名前を確立させた。同ドラマは、追って、ジョージ・クルーニーの監督による2011年公開の映画『スーパー・チューズデー ~正義を売った日~』として製作された。ウィリモンは、クルーニーとグラント・へスロヴと共同で脚本を執筆することにより、アカデミー賞脚色賞にノミネートされた。

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