世界規模を誇る米ゲーム開発・販売会社エレクトロニック・アーツ(EA)は、世界最大のゲーム関連の見本市であるエレクトロニック エンターテイメント エキスポ(略称、E3)に出展するという伝統に抵抗し、独立したイベントを開催するべく動いている。
新しい独自イベントはEAプレイと呼ばれ、6月12日(現地時間)から14日にかけてLAライブにあるクラブ・ノキアで開催される。EAプレイは、6月14日(現地時間)から16日にロサンゼルス・コンベンション・センターで開催されるE3の数日前の開催になる。EAプレイの概要説明は、6月12日午後1時(現地時間)に行われる予定で、同日には、ロンドンのザ・マーメイドでも類似したイベントが開催される予定だ。
EAプレイは、ファン向けに開催されるイベントだ。無料のチケットを予約することで参加可能で、新たに発表されるゲームを試したり、会場でのライブイベントにも参加することが出来る。しかし、ゲーム開発者は、依然としてE3でのプライベートな会議を主催する予定だ。
エレクトロニック・アーツの代表者は、「私たちは、今年は、ゲームプレイヤーたちに向けてゲームのプレイ体験をより多く提供することを推し進めることを約束します。弊社独自のイベントを開催することで、プレイヤーたちと直接繋がり、プレイヤーたちにとって意義ある経験を創り出すことが可能になります」と、米エンターテインメント・メディアのコタク(Kotaku)に語った。
昨年も、概要説明のスケジュールにおいて動きがあった。ほとんどは、E3の開催週の月曜日に行われていたが、米コンピューターゲーム会社のベセスダ・ソフトワークスは、初めて、E3の概要説明を、イベント開催の前週の日曜日に行った。エレクトロニック・アーツは、E3には参加せずに独自のイベントを開催するという、さらにかけ離れた行動を起こす。
EAプレイの参加者たちは、エレクトロニック・アーツが毎年販売するスポーツ関連ゲームのニュースとともに、待望の新作ゲーム『Mass Effect Andromeda(原題)』と、何らかの新たな『スター・ウォーズ』関連のゲーム、または、『スター・ウォーズ バトルフロント』のダウンロードコンテンツ(DLC)についてのニュースを知ることになるだろう。