以前のレポートで、うどん県こと香川県がオリーブで作った飼料を食べさせた「オリーブ牛」なるプレミアム牛肉があることをお伝えしました。
残念ながら、オリーブ牛は、関西地方に出荷されるケースが大多数で、それ以外の地域では、なかなかご相伴にあずかれない状態が続いておりました。
牛肉というと、冷めると脂分がろうそくのように固まってしまいますよね。
オリーブ牛は、そういったことが全く起きません。
冷めても軟らかく、脂身が独特の甘味すら感じる軟らかい牛肉。
通販でお取り寄せして、すき焼きなどしようものなら1万円は楽に飛ぶお値段。
ところが、オリーブ牛をつかったうどんが、お値段も抑えて東京進出を果たしたというではありませんか。
正真正銘のオリーブ牛肉うどん。
しかも、うどんは、製麺用に適した香川県産の小麦「さぬきの夢」100パーセント使用。
これは、もう取材しにいくしかないでしょう(前回はわざわざ飛行機に乗って取材に行きましたが、今回は山手線です)。
早速、オリーブ牛肉うどんを提供している「たも屋」さんがある有楽町電氣ビルディングへ。
ほんと、有楽町駅の真ん前。有楽町電気ビルディングの地下一階にあります。
こちらの肉うどん(840円)がオリーブ牛を使った肉うどんですね。
店内も落ち着いた雰囲気で、いい感じですね。
しかしまあ、極上のいいお肉を使ったうどんとはいえ、840円というのはちと、考えるお値段という気がしないでもないです。
とはいえ、大将の気合いの入った姿を見ていると、スペシャルメニューをオーダーしたんだから、この価格は当然だなという気がします。
なるほど、これなら840円は割高ではないですよね。
有楽町界隈で、ラーメン食べたら1000円くらい飛ぶお店もありますし。
早速、オリーブ牛からいただきます。
独特な脂の甘味とやわらかさ。たまりません。
牛肉って、独特の臭みがあるじゃないですか。オリーブ牛ってそういった、臭いが全然ないんですよね。
お肉が出汁を含んでいるんでしょうが、どちらも主張しすぎない味におちついているのはさすがです。
さらにもう一口。もう止まりません。
うどんを一気にすすり、出汁を口に含む。
さぬきの夢という特別な小麦で打たれたうどんは、うどんと餅の双生児のようなのどごし。
うどんの舌触りは、餅のようにつるつるとしているのだけれど、歯ごたえが強すぎて飲み込むのが辛いというわけでもありません。
実に絶妙なのどごし。うどんが出汁を絶妙な感じで持ち上げてくれるので、するうすると食べられてしまいます。
と、いうわけであっという間に完食してしまったのですが、よくよくお店を見渡すと様々なメニューが。
大将に聞くと、これからの冬の時期は、あたたまる「しっぽくうどん」も人気なのだそう。
夕刻以降の時間は、お酒も楽しめる居酒屋的なスタイルに変わるそうです。
たも屋さんならではの酒肴を用意されているそう。
仲間内で一杯やって、うどんでしめるというのもよさそうですね。
おすすめは、写真のうどん県名物「骨付き鶏」。
ビールによく合います。その他、日によって、海鮮の酒肴なども用意してありますので、楽しめそうです。
小腹がすいた時、ちょっと一杯やりたいときに最適なお店ですね。
たも屋 有楽町店
住所: 東京都千代田区有楽町1丁目7−1 有楽町電気ビル B1F
電話:03-6269-9864昼11:00~15:00
夜17:00~23:00
(フードLO22:00、ドリンクLO22:30)
座席数 昼48席、夜58席
定休日 日曜日・祝日
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(執筆者: 松沢直樹) ※あなたもガジェット通信で文章を執筆してみませんか