突然ですが、家族や大切な人に「愛してる」とちゃんと言葉に出して伝えていますか? 正直、なかなかそのような機会ってないですよね。エアコンなど『ふだんプレミアム』シリーズの家電を展開しているパナソニックが10代から60代の男女300人を対象にしたインターネット調査によると、「まったく言っていない」(66%)「あまり言っていない」(18.7%)を合わせると実に84.7%が、言葉で愛情を伝えていないということが分かりました。
何かにつけて「Love」を口にする欧米人と比較してそのような習慣がなく、気恥ずかしい気持ちもあり、「言葉にせずとも伝わっているだろう」という空気に頼ってしまうあたり、日本人らしい習性が現れた結果といえそうです。
この調査を実施したパナソニックは、一年で最も気温が低くなる大寒の日に合わせて動画『LOVE THERMO #愛してるで暖めよう』を公開。家族から「愛してる」などの愛の言葉をかけられた時、どのような変化が起こるか実験を行った内容となっています。
LOVE THERMO #愛してるで暖めよう – YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=cFSPzseb5jQ
この実験には、東京近郊に暮らす6組の家族が参加。片方の人が、相手に知らせずに手紙とプレゼントを用意し、サプライズで読み上げ、渡します。
そして、愛情の言葉を口に出して伝えた時、それを聞いた人の鼻の体温の変化をサーモパイル赤外線センサーで測定。ちなみに、鼻頭の周辺は衣服を着用していない顔の中で、感情の影響が出やすいとされるのだとか。
ダンサーの母と14歳の娘の土井さん親子は、娘がサプライズの仕掛け人に。「ママとはよく喋るけれど、ほんとうに伝えたいことはあまり伝えられてません」といい、友達となじめず悩んだ時も支えてくれた母に「ママはほんとうにいいお母さんだったから、たくさん心配かけたことが申し訳ないです」と涙を浮かべながら読み上げ、「ママが笑顔だと自分も明るい気持ちになる」と語りかけています。
他の5組も、それぞれに相手への感謝と愛情を綴った手紙を本人の言葉で伝えます。照れ隠しに笑みを浮かべたり、時折涙ぐんだり、反応はさまざまです。
手紙を読み終えた後、各組ともプレゼントを渡します。石川さん夫妻の場合、舞台女優だった妻の夢をもう一度応援する手紙を読んだ後、夫が子どもの写真の入った手作りのアクセサリーをプレゼント。家族の絆を感じさせるアイテムです。
42歳の母とモデルをしている14歳の娘のモリーンさん親子。母がいつも作っているというケーキを、この日は娘の方が豪華に作り上げました。
そして、最後に「愛してます」と言葉に出して口で伝えると……。伝えられた人の体温は最大で1.2℃、平均で約0.8℃上昇したという結果に。
石川さんの妻は、「手紙を読んでもらっている時、心がぽっぽっと熱くなっている気がしました。愛と感謝の言葉で自分の体温が上がったのには、とても納得です」とコメント。伝える側だった土井さんの娘の方も:「“好きだよ”って自分で言ったとき、心の中からほわってなりました」と話しており、どちらの側も気持ちだけでなく身体も温かくなったと実感しています。
言葉にして愛情を伝えることが、身体にも影響するということが分かった今回の実験。
実際、「口に出さずとも分かりあえている」のかもしれません。それでも、恥ずかしがらずに「愛してる」とはっきり言うことが時には必要だと感じさせられます。ふだんの家族との関係やかける言葉について、この機会に改めて考えてみてはいかがでしょうか。
LOVE THERMO #愛してるで暖めよう(Panasonic)
http://panasonic.jp/fudan/love/
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