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1966年創業!カレーの街で一番有名なカツカレーを食べてみた @『キッチン南海』神保町

2016/01/13 11:30 投稿

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本の街、もとい”カレーの神保町”の食を語る上で、老舗である『キッチン南海』(1966年創業)を抜きにして語るわけには参りません。

というわけで、今回は『キッチン南海』の人気メニュー『カツカレー』を紹介してみましょう。

神保町の胃袋『キッチン南海』

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神保町界隈のサラリーマンに人気と言えば、やはり『キッチン南海』で御座います。

カレーの聖地とされる神保町で、行列が形成されるカレー屋さんは少なくありませんが、この『キッチン南海』に並ぶ層は、他の店とは違います。

浮かれたカップルを寄せ付けない硬派な列が、この店の独特な世界を醸し出しているのです。

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店内も短い時間でランチを済まそうとする、歴戦のサラリーマン戦士で埋め尽くされていて、一人で使えるカウンターの面積は少なめです。

なのでコップやスプーンの配置も、お姉さんが料理を持って来て置こうとした時に、邪魔にならない位置に置いておくのがベストでしょうか?

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ランチタイムは結構な行列が形成されますが、揚げ物が中心のメニューが多いので料理が提供されるまでの時間は短めです。

食べに来る人もベテラン勢で固められているので、意外と回転が速く店内は謎の一体感が感じられます。

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テンポ良く出される料理と、さっと食べてさっと席を発つ”良く訓練された常連”によって『キッチン南海』は成り立っているのかもしれません。

『キッチン南海』の元祖カツカレー!

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ちなみに『キッチン南海』はカレー屋さんではなく、今では定食屋さんで御座います。

ゆえに人気メニューは『しょうが焼きセット』など定食系となっていますが、何気に『カツカレー』もオーダー率は高めです。

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というわけで、筆者も『キッチン南海』のベーシックスタンダードとなる『カツカレー』(750円)を注文しました。

『キッチン南海』の『カツカレー』はカレーとしては、かなり煮込まれた感じで適度な香ばしさがあります。

周辺の店が本格的な”欧風カレー”なので、それらの店に比べるとスパイス感も控えめで

「落ち着いた定食屋さんのカレー」

と言ったところでしょうか? 可もなく不可もない万人に好まれる、オーソドックスなカレーかと思います。

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しかし!

そのビジュアルはかなり独特で、ブラックカレーと呼びたくなるほどに、黒々としています。白い御飯と黄金色のカツ、真っ黒なカレーのコントラストは、見ただけで食欲をそそります。

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デミグラスソースのような艶と、禍々しく上る湯気が神々しさを醸し出していますね。もしも神が食べるカレーがあるとすれば、こんなビジュアルかと思われます。

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「コレは確実に美味い奴や!」

多くのカレーを食べて来た筆者から見ても、この『カツカレー』のビジュアルはヤヴァイですね。かなりキテます。

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しかも定食屋さんに相応しい盛りっぷりと、簡潔なオペレーションはまさにカレーライスの原点とも呼べるモノを感じます。

若干、御飯が多過ぎるのでカレーのルーが不足しがちですが、そこは『カツカレー』なのでカツを使えばイイ感じの配分で食べる事が出来ます。

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激シブなカウンターに置かれた『カツカレー』は、まさに『キッチン南海』ならではの歴史を感じる事の出来る一品です。

圧倒的なカツの薄さを誇る『キッチン南海』のカツカレー

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そして『キッチン南海』の『カツカレー』に使われるカツは、普通のカツよりも薄い”薄カツ系”で御座います。

これは大阪アメリカ村のソウルフード、すなわち『ニューライト』の『セイロンライスかつ乗せ』と同じモノを感じますね。

無論、メニューとしての『カツカレー』の価格を押さえる為である事は否めませんが、逆に

「この薄カツの衣が美味しい!」

と言う人も少なくありません。筆者も、よりカツの端っこ、すなわちエッジ部分のクリスピーさは、この『キッチン南海』のカレーには合うと思います。

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『キッチン南海』の特色として、メニュー全般の盛りが良い事も挙げられます。

この日、ランチ4食目となる筆者が『キッチン南海』を最後に選んだのは痛恨のミスですが、ランチタイムのド真ん中は待ち時間もそれなりなので、選択肢としては最初か最後のニ択で御座います。

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それでも、どうにか完食に至ったのは、やはり『キッチン南海』の『カツカレー』が美味しかったからでは、ないでしょうか?

『キッチン南海』 総評

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今回は神保町のカレー巡りと言う事で、『キッチン南海』の看板メニューである『カツカレー』を食べましたが、他にも美味しそうなメニューが色々あった『キッチン南海』は、また再訪してみようと思います。

特に”しょうが焼きセット”的な何かは、様々なフライ料理と組み合わせる事が出来るパワーメニューで、筆者的にもストライクな店である事は間違いありません。

ランチタイムは100%並ぶし、少しずらしても行列なので14時過ぎ辺りの空白の時間を狙うと、サクっと座れるのでオススメです。

それでは、是非みなさんも神保町の『キッチン南海』に訪れてみて下さい。昔懐かしい定食屋さんの雰囲気と料理が愉しめますよ。

『キッチン南海 神保町店』

東京都千代田区神田神保町1-5

営業時間 11:15~16:00 17:00~20:00
定休日:日曜祝日

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