ロンドンブーツ1号2号の田村淳さんが2016年1月9日の日刊スポーツの連載『ロンブー淳の崖っぷちタイトロープ』で、
ロンブー淳 原発問題。都合の悪い歴史こそ残そう
http://www.nikkansports.com/entertainment/column/tamura-atsushi/news/1589454.html [リンク]
というコラムを掲載。自身が東京電力福島第1原発と第2原発の間の岬など福島の被災地に行った体験を語り、「マイナス面を消し去るってことは、絶対しちゃいけない」と呼びかけているのですが、自身が北茨城に行った際に「布団が鼻血まみれになっていたことがあった」と述べ、「『美味しんぼ』のような話も、ボクはなくはないと思っていた」と告白。この箇所がネットユーザーから多くの反論を集める事態となっていました。
そんな中、ある『Twitter』ユーザーと淳さんが連載の内容について議論をダイレクトメッセージ(DM)で展開。その模様は淳さんの意向を受けてユーザーが全文を公開しています。
ロンブー田村淳さんと福島放射能被害にまつわるやり取り(cureco)
http://cureco.jp/view/809 [リンク]
まず、ツイート主は「『美味しんぼ』のような話も、ボクはなくはない」という箇所が風評被害と指摘。知名度・発信力のある人間ならば鼻血と放射能の因果関係を説明する責任があるとした上で、放射線の研究が進んでいることを例示。「淳さんの発言により、風評被害がいつまで経っても消えないんです」と指弾しました。
それに対して、淳さんは「確かに不用意に因果関係が立証されていないのに、関係があると取られてしまうような発言をしてしまい申し訳ないと思いました」と返信し、次回のコラムの内容を訂正とお詫び、自身が伝えたかったことに変更するように日刊スポーツ側と話をしていると明言。その上で、自身が見た「汚染土はどこに行くのか」と疑問を投げかけました。
ツイート主は風評被害が残るという観点から「除染はやってはいけないことだった」と指摘し、「除染したことで福島の畑は死んでいるんです」と訴え、被爆に対する誤った情報を流す弊害について再三に渡り説明。
淳さんは「今回の件深く反省して、中立を守り問題提起していける様努力します」とDMで述べ、最後に「勇気をもって、諌めてくれてありがとう」と結ばれています。
ツイート主は、淳さんとのDMのやり取りに区切りをつけて、
勿論、このやり取りがあったからと言って福島の復興には1mmの影響もありません。自己満足と言われればそうかもしれない。でも被曝に関して、多くの人がただ騒ぐだけじゃなく「被災者に何が出来るか」という観点を持つ事が出来ればいいなと言う思いが、見てた人に伝わったなら俺はもう本望です。
— mollichane@もりちゃね (@mollichane) 2016, 1月 11
勿論、このやり取りがあったからと言って福島の復興には1mmの影響もありません。自己満足と言われればそうかもしれない。でも被曝に関して、多くの人がただ騒ぐだけじゃなく「被災者に何が出来るか」という観点を持つ事が出来ればいいなと言う思いが、見てた人に伝わったなら俺はもう本望です。
「まだ淳さんを信用出来ない」と言う声は、かなりもらいました。俺もこれで終わったなんて思ってません。問題はこれからでしょう。良い方向に行くことを願っています。
— mollichane@もりちゃね (@mollichane) 2016, 1月 11
「まだ淳さんを信用出来ない」と言う声は、かなりもらいました。俺もこれで終わったなんて思ってません。問題はこれからでしょう。良い方向に行くことを願っています。
とツイートしています。
『Twitter』民からの声に真摯な対応を見せた淳さん。いずれにしても、次回の『崖っぷちタイトロープ』がどのような内容になるのか、注目が集まりそうです。
※画像は議論が展開されている該当『Twitter』より
https://twitter.com/mollichane/status/686102749356806144/ [リンク]
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