国会議員の中でも、表現規制やTPP著作権非親告罪化への反対といったコミックマーケットをはじめとする同人文化を保護する立場で活動しているのが、日本を元気にする会の山田太郎参議院議員。例年、コミケでは国際展示場駅前で街頭演説をしているので、その姿を目にしている人も多いのでは?
実は山田議員、3日目の12月31日には、自身が名誉顧問を務めている『AFEE(エンターテイメント表現の自由の会)』で売り子にも立ち、同会が頒布する『AFEEマガジン』を買った人などから握手を求められて気軽に応じていました。
ガジェット通信では、『AFEEマガジン』最新号完売直後の山田議員に直撃。自身の活動やコミケについての思いをお聞かせ頂きました。
ーー毎年、コミケで演説もなされて、今日もブースで売り子をしていらっしゃいます。反応はいかがでしょう?
山田議員:年々良くなってきています。最初は「何をやっているんだろう」という顔の人ばかりだったのが、わざわざここを目指してくるようにもなって、『AFEE(マガジン)』もおかげさまで飛ぶように売れるようになってきました。演説も100人くらいは立ち止まって聞いてくれますし、以前は「うるさい」とほとんど無視されている反応だったのが、3年で20回以上もやっていますと、認知が高まって随分変わってきたと思います。
ーー2015年はTPPの合意など、著作権関連の環境に大きな変化がありました。今後どのようなことを訴えていかれるのでしょうか?
山田議員:表現の自由、著作権ばかりではじゃないですが、特に著作権法が国会でどうなるか決まってないんですね。口頭では(安倍)総理をはじめとして「二次創作は大丈夫」と言っているだけであって、実運用がどうなるのか、警察の運用がどうなるのかしっかり見ないとだめだと思っていますので、そういう意味ではしっかり続けていきたいと思っています。
ーー2020年の東京オリンピックに向けて、ビッグサイトが使えなくなる、という問題もあります。ご見解をお願いいたします。
山田議員:これはすごい大問題だと思っていまして、コミケだけでなくこれくらいの規模の会場がなくて困っています。幕張メッセは条例などが厳しくて向こうに行けばできるというものでもなく、これは展示会業界で困っている話なので、コミケも含めてこれくらいの規模で開けるよう、がんばってやっていきたいと思っています。
ーーお話をうかがっていると、ご自身もコミケが好きだということが伝わってきました。
山田議員:なかなか回れないですけれど、漫画も好きですし、鉄道などもファンなので(笑)。ちらちらっと見ながら遠回りしてここのブースに来るのが楽しみです。
ーーお忙しいところありがとうございました!
AFEE公式ホームページ
http://afee.jp/