SCEのポータブルゲーム機『PS Vita』。遊びたいタイトルも増えてきて、そろそろ買……。というそんな方にオススメなのが『PS Vita TV』である。
こちらはSCEが『東京ゲームショウ2013』前のカンファレンスで発表した製品。『PS Vita』をテレビで遊んでしまおうという製品で、いわゆるセットトップボックス的な役割を持っている。
本体にはHDMI端子に『PS3』の『DUALSHOCK 3』(ワイヤレスコントローラ)を接続するUSB端子、ACアダプターにLANポート、そして『PS Vita』専用メモリーカードに『PS Vita』のゲームカードスロットがある。これだけあって手の平サイズというコンパクトさ。そこらのスマートフォンよりも小さくびっくりである。これで高性能なゲームが楽しめる。
●タッチパネルの対応は?
さて心配されている前面&背面タッチ操作だが、過去のゲームも新作もアップデートにより対応されつつある。例えばアクワイアさんの『AKIBA'S TRIP2』を差し込むと「対応していません」と出るが、アップデートすれば普通に遊べるようになる。
またデュアルショックのR2なども背面タッチパッドの割り当てに対応しており、『PS Vita TV』仕様にカスタマイズされているのだ。
過去の資産を殺さないように上手く対応してくれているのが実にうれしい。今後発売される『Project Diva F 2nd』や『ソウル・サクリファイス デルタ』なども『PS Vita』と『PS Vita TV』の両方の操作法に対応してくれるだろう。
●低価格&最小
なにより魅力なのは9480円と言う低価格。PSシリーズ史上最小をうたっているが、値段もコンパクトに収まっている。内蔵メモリーは1GBであるが、既に『PS Vita』を持っている人は『PS Vita』専用メモリーカードを入れ替えて遊ぶこともできる。
またゲーム以外にも『ニコニコ動画』アプリや『Hulu』アプリを大画面テレビで楽しむことができる。
昨今はなんでもテレビから離れ、スマホやタブレットで完結させようと言う流れが多い中、あえてテレビで遊ばせようというこの発想もありなのではないだろうか。あとは『PlayStation 3』や『PlayStation 4』との差別化をどう図るかである。
『PlayStation 4』のゲームを、ネットワークを通じて別の場所の『PS Vita TV』でも遊べる、リモートプレイのような連携機能も発表されており、今後の展開に期待したい。
※本記事はシステムソフトウェア3.01で検証したものです。
『ソルデジ』は記者(ソル)がデジモノを紹介する記事です。デジタル機器を紹介させて頂けるメーカーの方は連絡お待ちしております。
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