世界最大級のオンライン対戦ゲーム『World of Tanks』の日本正式サービスが9月5日にスタートした。いままでは30か国にローカライズされていたが、今回は日本法人による正式サポート、日本人向けコンテンツを提供予定とのこと。世界230か国でプレイされている本作だが、国内ではあまり知らない人も多いと思うので、初心者に毛が生えた程度の実力ではあるが、皆さんに“そもそもどんなゲームなの?”というところをお伝えしたい。
●有料でしか入手できない強さを排除したゲーム性
本作は基本無料で遊べる。基本無料と聞いて「課金プレイしないと強くなれないんでしょ?」と思う方もいると思うが、このゲームは課金プレイをしたからと言って強くなることはないのである。課金プレイにより後半に出てくる戦車を序盤に手に入れることはできるが、オンライン上でマッチングされる相手も同じランクの戦車の保有者なので中級者~上級者とマッチングされることになる。
わかりやすくいうと、第1話でいきなりνガンダムを与えられたアムロが、サザビーに乗っているシャアを相手にするようなもので、機体性能は同じぐらいだが、操作する人に大きく依存するのである。筆者も以前課金プレイをして『TOGⅡ』という車体を購入し、意気揚々とオンラインに参戦したが、ものの数分で鉄くずにされて悟った。つまり課金せずとも自分の腕を上げていけば無料で遊べるのである。
使うキーボードの種類も前進、後退、左旋回、右旋回のたった4種類(W、A、S、Dのキー)と砲撃の際の左クリックだけで遊べるので非常にシンプルな作りになっている。PCでのゲーム初心者の人も是非一度プレイしてみて欲しい。
●目に入るのは広大な自然と 戦車 戦車 戦車 戦車ァ!!
“Tanks”と銘打っている通りゲーム内で出てくるのはほぼ大自然と戦車だけである。その戦車の数なんと“300種類”以上である。まず6か国、“ソ連”、“ドイツ”、“アメリカ”、“イギリス”、“フランス”、“中国”の中からさらに5種類、“重戦車”、“中戦車”、“軽戦車”、“駆逐戦車”、“自走砲”に分類されている。ちなみに筆者のお気に入りは軽戦車と自走砲である。それぞれに役割があるので、マッチングするのがこの戦車しかいない、というオンラインゲームにありがちな“キャラの偏り”もないのが楽しめるポイントの一つでもある。
最初は各国の戦車が1台ずつ与えられているので、そこからゲーム内のポイントを貯めて新しいパーツ、戦車を研究して新たな車体を手に入れる形になる。ゲーム内のポイントは対戦で得ることができるのだが、このゲーム最大の特徴と言っても過言ではないのが“撃墜された場合、試合結果を待たずにすぐに次のゲームに行ける”。つまり、撃墜されたら次、次、次といけばポイントを稼ぎなら、操作に慣れることがストレスを感じずにできるのである。
●TGS2013出展決定
今年の『東京ゲームショウ(TGS)2013』への出展も決定しており、現場で限定トレイラー発表・限定コラボグッズ配布もあるそうだ。さらに『ニコニコ生放送』で人気のゲーマー団体“顔TV”から“総師範KSK”、“かずのこ”、“神園”とゲストによるスペシャルエキシビションマッチも予定されている。
普通のFPS、TPSだと素早く動いてナイフやマシンガンで倒したり、遠距離からスナイプが基本だが、『World of Tanks』は戦車のためそんなに素早く動けないので、目の前でお互いに砲台を突き合わせての撃ち合いなど本当に面白い。ぜひ一度プレイしてみて欲しい。
『World of Tanks』公式ウェブサイト
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