人気ゲーム『ドラゴンクエスト』シリーズの開発者であり、サウンドノベル『弟切草』の開発にも携わった「くりからはづき」さんが、他界した漫画家・鳥山明先生への気持ちをX(旧Twitter)でツイート、注目を集めている。

『ドラゴンクエストV 天空の花嫁』等の名作ゲームに携わる

くりからはづきさんは、海外版『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』や『ドラゴンクエストV 天空の花嫁』などの名作ゲームに携わり、鳥山明先生が描いたキャラクターをドット絵にしてきたという。以下は、くりからはづきさんのXツイートである。

<くりからはづきさんのXツイート>

「鳥山明さんのキャラクターは、真似のできないお手本のような存在で、描いても描いても底知れぬパワーと色気が存在する唯一無二の線でした。Dr.スランプやドラゴンボールのような代表作はもちろん、私は短編の読み切り漫画が大好きでした。画力だけでなく漫画力まであるなんてズルい、そう思いながらも好きにならずにはいられないアーティストでした。鳥山さんのキャラを何体も何体もドットに落とし込む作業は、私にとって宝物でした。面識はありませんでしたが、私の絵描き人生に何かとご縁のある方でした。携わった全ての作品とキャラクターに感謝。そして鳥山明さん、本当にありがとうございました」

鳥山明さんのキャラクターは、真似のできないお手本のような存在で、描いても描いても底知れぬパワーと色気が存在する唯一無二の線でした。Dr.スランプやドラゴンボールのような代表作はもちろん、私は短編の読み切り漫画が大好きでした。画力だけでなく漫画力まであるなんてズルい、そう思いながらも pic.twitter.com/iMZqZD5Map— くりからはづき (@Hazuki_Kurikara) March 29, 2024


好きにならずにはいられないアーティストでした。鳥山さんのキャラを何体も何体もドットに落とし込む作業は、私にとって宝物でした。面識はありませんでしたが、私の絵描き人生に何かとご縁のある方でした。携わった全ての作品とキャラクターに感謝。そして鳥山明さん、本当にありがとうございました。— くりからはづき (@Hazuki_Kurikara) March 29, 2024


僭越ながら、無名な絵描きが奇跡的に鳥山キャラの仕事をさせていただいた思い出と感謝を書いておきました。ほとぼりが冷め、気持ちが纏まってからこっそり綴ろうと思ってのタイミングですが、やはり寂しさはなかなか消えませんね。— くりからはづき (@Hazuki_Kurikara) March 29, 2024


仕事で携わってきた人たちにも多大な影響と感動

鳥山明先生が描いたキャラクター。それをドット絵にする仕事は、まさにそれ自体が「宝物」といえる経験に思える。世界中のファンだけでなく、仕事で携わってきた人たちにも多大な影響と感動を与え続けた鳥山明先生、偉大すぎる。

たくさんのゲーム開発秘話やイラストが見られる

くりからはづきさんのXアカウントには、たくさんのゲーム開発秘話やイラスト、ゲーム画像が投稿されている。気になる人はチェックしてみてはいかがだろうか。ゲームファンならばきっと心が躍るはずだ。

ゲーム SAND LANDのメカのカスタマイズが良い。鳥山テイストをニオイ立つほど焼き込んだ感が強くて良い。これが遊びたかったんだよと思っている人も多いはずだろう。ファミコンジャンプⅡで、私なりになんとか鳥山テイストを表現したいと試行錯誤して描いたホイポイマシーン。時代の流れを感じるなあ。 pic.twitter.com/XkawKmC1on— くりからはづき (@Hazuki_Kurikara) March 22, 2024




※冒頭画像は『ドラゴンクエスト ピクセライト スライム』より

(執筆者: クドウ@地球食べ歩き)

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