同社が提供する「コミュファ光」は、光電話、光テレビ、安心サポートサービスなどのオプションを備える、最大10Gbpsの超高速インターネット回線サービス。調査会社「J.D.パワー」によると、東海エリアの「固定ブロードバンド顧客満足度」で5年連続No.1を獲得するなどユーザーからの支持も厚い。
ここ数年、同社はeスポーツの盛り上がりを受けて「コミュファ光」を活用しeスポーツの振興を目的とするサポートを行ってきた。2019年11月には中部エリア初の常設eスポーツスタジアム「コミュファ eSports Stadium NAGOYA」を名古屋パルコ内にオープン。翌2020年6月には東海テレビ、出版社「ゲイン」と共同で「放課後eスポ部 CTG Gaming NAGOYA」を設立し、高校生のeスポーツ人材育成に取り組んでいる。
今回発表された「コミュファ光ゲーミングカスタム」は、従来の「コミュファ光10ギガメニュー」をオンラインゲーマーやeスポーツプレイヤー向けに最適化したサービスだ。
その内容は、ルーター内の識別フラグで該当ユーザーを認識し、優先的に処理するQoS(Quality of Service)を組み込んだオプションを適用するというもの。大容量の回線を用いることでラグの出にくい快適な環境を提供し、さらにQoSで「コミュファ光ゲーミングカスタム」ユーザーを優先的に処理することで、回線の混雑する時間帯であってもその影響が出にくいという。
これまで同社はQoSを利用した企業向けサービス「EtherLINK」を提供してきたが、個人ユーザーに向けてのローンチは初となる。時間帯に縛られず、ストレスなくオンラインゲームができる環境を実現するという。
この日行われた発表会では、同社執行役員でコンシューマ営業本部長の髙木龍生氏と、技術本部副本部長の坂上友康氏が登壇。eスポーツをめぐる現状とそれを受けてのctcの取り組みを紹介し、あわせて「コミュファ光ゲーミングカスタム」のサービス概要も説明した。
また、eスポーツプレイヤーを招き、実際に「コミュファ光ゲーミングカスタム」の回線を使用したデモプレイも実施。プロゲーミングチーム「JUPITER」のストリーマー部門に所属する新兵えす氏と、セールスマネージャーでプロデューサーの上岡応太氏が登壇した。
デモプレイでは、通信が混雑する時間帯を模擬したゲーム対戦環境で、ラグに対する対処を行っていない環境と、ゲーミングカスタム環境で順に対戦を行い、動作の差を体験した。新兵えす氏は「ラグがない分、敵の動きが滑らかで、とても読みやすかったです」とコメント。上岡応太氏は「ボタンを押したときにスムーズに技が出る、ラグがない状態だったので非常にやりやすかったです」と、ラグがなく快適なプレイングだったと実感を語った。
なお、「コミュファ光ゲーミングカスタム」は、6月1日から東海地方で提供開始予定。料金などは順次公開される。無料トライアルの申し込み受け付けは3月29日から始まり、実施期間は4月8日~5月末までとなっている。
坂上氏は発表会で「『コミュファ光』(※)を利用しているお客さまであれば無料でトライアルを受けることができるので、ぜひ『コミュファ光ゲーミングカスタム』の効果を体感いただきたいです」と呼びかけた。申し込みは専用WEBサイトで受け付ける。
コミュファ光 ゲーミングカスタム:
https://www.esports-stadium758.jp/cp/
※「コミュファ10GホームEX」、「10GマンションF EX」、「10GホームEX・セレクト(エディオンネット)」、「10GマンションF EX・セレクト(エディオンネット)」のいずれかを利用中のユーザーが対象。
(執筆者:古屋敦史)
コメント
コメントを書く