同日には、新製品発表会も行なわれ、発表会ではゲームキャスターの岸大河氏をゲストとして登壇。同社の商品開発事業本部 ブランド戦略本部 スポーツライフブランド 杉山正雄氏とともに、近年のeスポーツ事情からeスポーツプレイ中の悩みなどを語った。
杉山氏は、同ブランドがeスポーツ業界に進出した理由について、「eスポーツプレイヤーは長時間のプレイで慢性的な痛みを抱えている人が多く、故障が原因で現役を引退される方もいることがわかった。そんなプレイヤーの方々からケガや疲労の不安を取り除きたいという想いから、eスポーツ業界に進出するに至った」とコメント。
他社製品との差別化については、「すでに他の企業からも出ている“eスポーツプレイヤーの抱える悩みに対処するための製品”は、プレイ時に使用するデバイスが負担を軽減する仕様になっているものがほとんど。『プロ・フィッツ』は、体に直接装着することで負担を軽減するギアを提供する」と述べる。
同ブランドでは、2020年8月に、第一弾としてeスポーツ時に酷使する手首をサポートするリストアーマーを発売。「プレイヤーを始め多くの人から好評で、今回新製品を発売するに至った」と新製品発売の経緯を説明した。
岸氏は「プロ・フィッツ for e-SPORTS」のアンバサダーに就任。同氏起用の理由として、杉山氏は「岸さんは過去に複数のタイトルで優勝経験を持ち、eスポーツ大会の司会や実況、番組への出演など幅広く活躍している。プレイヤーに寄り添う仕事を続けてきた岸さんだからこそ伝えられることがあると感じた」とコメント。岸氏は就任について「eスポーツをプレイするにあたり、手首のサポートは大事だと思っていたので、縁があって嬉しい」と、感想を述べた。
「1日にどれぐらいプレイしているのか?」という杉山氏の質問に対し、岸氏は「ゲームというくくりだと6時間以上。深夜まで配信し、日中はスマホやPC、家庭用ゲーム機などを平均5~6時間触っている。かれこれ10年以上続いている」と回答すると、会場では驚きの声が挙がった。
eスポーツプレイヤーの悩みについて岸氏は、「腰の痛みや眼精疲労、手首の圧迫がある。使う筋肉、骨や指によって負担が変わるので、キーボードの下にクッションを置いている。多くキーを使うゲームは特に負担がかかるので、手首のサポートが必要」と述べ、さらに「睡眠障害に関しても、昼夜逆転してしまうのでサポートしていかないといけない」と、専門家ならではの目線で語った。
ウエストアーマーとリストアーマーを使ってみた感想は、「様々な腰用の製品を使ってきたが、今まで使った物より軽く、綺麗な姿勢をサポートしてくれるのが良い。荷物を持ったり屈む時もサポートしてくれる。メッシュ素材なので、これからの季節でも快適に過ごせると思う。eスポーツ以外にも、デスクワークで長時間キーボードをタイピングする人やデザイナーの人など、色々な業種の人に使えるのではないか。リストアーマーは、キーボードの疲労軽減のために左手につけていて、スマホや重いタブレットを使う際にも愛用している」と話した。
ピップ プロ・フィッツ【ProFits】:
http://www.pip-taping.com/[リンク]
(執筆者: ガジェット通信ゲーム班)
コメント
コメントを書く