今作ではJR山手線を舞台に、朝の通勤ラッシュや夕暮れ時、雨などの天候変化など、きめ細かいシチュエーションの再現が可能。スクウェア・エニックス ビジュアルワークス制作による、圧倒的クオリティのグラフィックを全4画面ディスプレイの大型筐体で楽しめるゲームとなっている。稼働は11月7日(火)より順次開始。ちなみに秋葉原エリアでは 「Hey」(タイトー)などが最速導入となっている。
そんなこんなでタイトー本社で、店舗導入前の実機をプレイできると聞いたので、さっそく乗り込んでみた! そして、禁断の暴走プレイも……!!
4画面で出発進行!
『電車でGO!』といえば、1997年にアーケードゲームとして登場し、話題を集めて電車運転シミュレーションゲーム。細部までこだわり抜いた要素の数々に、多くのファンを獲得した人気シリーズだ。電車の運転手を夢見た方なら一度は触ったことがあるタイトルだろう。
そんな昔の事をしみじみ考えながらタイトー本社へ行くと、いきなり『電車でGO!!』の筐体を発見。控えめに言って“かなりデカイ”。
それもそのはず、前と左右、そして手元の全4画面ディスプレイがあり、筐体そのものが1つの別世界を作っている感じである。まるで運転体験のアトラクションのようだ。
はやる気持ちを抑えつつ、いざプレイ開始。広報さんの説明を受けて、実践を開始した。
▲手元のディスプレイとレバー。
▲正面よーし。
▲右よーし。
▲左よーし。
ゲームの内容は従来通り、速度制限や信号機等を守りながら無事に運行すること。そして、停止位置にピッタリと止めることを目標とする。その他、細かなルールを守るとポイントが高くなる。
初プレイだが、入門編であるためどうすれば良いかはゲーム上で指示してくれる。とはいえ、あわあわしている間にドアが締まり、発進準備が整ってしまった。恐る恐るレバーを倒しながら、出発した。
驚いたのがグラフィックの美しさ。普段から山手線に乗る機会があるため、運転しながら「あ~、そうそう。ココはこんな感じの風景だよねー」と思ってしまう。電車のすれ違いなども非常にリアルで、テンションが上がる。ちなみに、電車がすれ違い際に走行減光を“暗”にするとポイントが高いそうだ。……速度を守ることで手一杯で頭が回らなかった。
▲正面の画面。警笛を鳴らしたり、ワイパーを動かしたりも出来る。
いよいよ、見せ場の停車。徐々にブレーキをかけて行くのだが、思った以上にかけるタイミングが遅い。「ホームに入ってしばらくしてからブレーキを入れ始めて下さい」と広報さんからアドバイスを貰うも、そろそろ止めないと……!という謎の焦りが入り、タイミングを見失ってしまいった。しかし、ゆっくり進んでなんとか(多分)少ない誤差で止めることができた。ふぅ。
プレイした感想としては、3画面で表示される運転風景はかなり面白い。本来、よそ見運転はダメだが、あちこち細かなところまで見たくなる。また、最も大切な“運転している感”は、閉鎖的な筐体だからこそ、より際立っている感じがした。体感という部分では、従来のシリーズを遥かに凌駕している。
さて、真面目なことはこれぐらいにして……。
やりたくなるよね! 全速力でかけぬけろ!!
1回目のプレイを終え、操作方法と遊び方が大体わかった所ですぐさま2回目へ突入。そして、どうしてもやりたいことがあったため、自分の欲望のままにプレイを開始した。
そう、Noブレーキ&最高速のままで駅を突っ切ったらどうなるか。
どのシリーズをプレイしても一度はやりたくなってしまう。広報さんが後ろで見守る中、いざ出発進行。そしてレバーを倒したまま、あらゆる指示を無視して突っ切った。画面に反射して見えた広報さんの形容し難い表情が、今でも忘れられない。
▲停車位置がズレて乗れない乗客たち。ごめん。
結果として、一定の速度をオーバーすると自動にブレーキがかかり、停車駅を突っ切ろうとするとブラックアウトする。……すいませんでした。
そんなこんなで、いよいよ導入スタートとなる新作アーケードゲーム『電車でGO!!』。稼動店舗リストは公式HPで掲載されているので、気になる方はチェックしておこう!
安全運転、大切。
作品概要
電車でGO!!
■ジャンル:電車運転士体験ゲーム
■プレイ人数:1人
■ハード:アーケードゲーム
■稼働日:2017年11月7日(火)より順次稼働開始予定
■公式サイト:http://denshadego.net/
(C)TAITO CORPORATION 1996, 2017 ALL RIGHTS RESERVED.
JR東日本商品化許諾申請中
―― 見たことのないものを見に行こう 『ガジェット通信』
(執筆者: sasuke_in) ※あなたもガジェット通信で文章を執筆してみませんか