米ウォルト・ディズニーが、映画『The BFG(原題)』の新しいトレーラーを公開した。トレーラーでは、映画のタイトルである”BFG(ビッグ・フレンドリー・ジャイアント)”の巨大な手が、幼い女の子をジャイアント・カントリーに連れ去る様子が収録されている。
トレーラーの冒頭で、新人俳優のルビー・バーンヒル演じるソフィーが、「巨人が来たのは、真夜中だった」と、静かに語る。ルビーは、「どうして私を連れ去ったの?」と、尋ねる。
第88回アカデミー賞で助演男優賞を受賞したマーク・ライランス演じる巨人のBFGは、「なぜなら、私には君の孤独な心が聞こえたからだよ」と、答える。
米ディズニーが7月1日(現地時間)に米劇場公開する同作は、英小説家ロアルド・ダールの人気児童小説の映画版となる。
1982年に発行された小説『オ・ヤサシ巨人 BFG』は、人間の世界を侵略する邪悪な人喰い巨人を捕らえるため、幼い女の子とイングランドの女王、BFGが冒険に出かける物語だ。ビル・ヘイダー演じるブラッドボトラー(原作では「ガキタベ巨人」)と、ジェマイン・クレメント演じるフラッシュランピーター(原作では「マルゴト巨人」)も登場する。
米ディズニーは、映画製作会社のアンブリン・パートナーズ、リライアンス・エンターテイメント、ウォールデン・メディアと共に『The BFG(原題)』に共同出資した。同作は、故メリッサ・マシスンが執筆した脚本をもとにスティーヴン・スピルバーグが監督を務めた。
同作は、英俳優のライランスにとって、スピルバーグ監督の映画『ブリッジ・オブ・スパイ』でロシアのスパイ、ルドルフ・アベル役を演じ第88回アカデミー賞助演男優賞を受賞して以降、最初の映画出演となる。ライランスは昨年、米放送ネットワークPBSのテレビミニシリーズ『ウルフ・ホール』にも出演した。