個人的に成功させて来年も町田で開催して欲しい『大つけ麺博プレゼンツ 最強ラーメンFes,』ですが、あえて言おう!
「最強のネーミングは伊達じゃない!」
ここまで美味しいラーメン屋さんを誘致するのは非常に難しいと思われ、“大つけ麺博”の歴史があって、初めて起きる奇跡と痛感する次第で御座います。
和歌山ラーメン『麺屋あがら』
そもそもが“和歌山ラーメン”の定義すら知らない筆者が、この『最強ラーメンFes,』をレポートしている時点でアレなのですが、とりあえず濃厚豚骨醤油との事で御座います。
ほほう。
神奈川県に生まれ、ほぼほぼ神奈川県で育った筆者に“濃厚豚骨醤油”を試せってのは面白い嗜好ですね。
ちなみに筆者はラーメンは専門外なので、このサインの主が誰なのかすら分かりません。
『和歌山ラーメン』を食す!
豚骨醤油といえば神奈川県が誇る”家系ラーメン”に通じるモノがありますが、ぶっちゃけ『和歌山ラーメン』ってなんなんですかね?
かまぼこ?
ビジュアル的には“家系ラーメン”とは違いますが、海苔がないとかホウレンソウ無いとか細かい点を除くと“かまぼこ”くらいしか違いがない予感です。
本来、ここら辺はググってナンボの筆者ですが、今回はあえて調べず『和歌山ラーメン』の存在は謎のままにしておこうと思います。
醤油の風味が際立つ『和歌山ラーメン』
スープはガッツリと豚骨を煮出した感じで、非常に濃厚なコッテリスープに仕上がっています。
家系ラーメンと違い、油は足してなさそうで、スープに溶け込んでいる“豚の脂”だけでまかなっていそうですね。
チャーシューが豚バラ肉なので、その煮汁と言うかタレだけでも十分にラーメンのスープに成り得るので、あえてチーユ(鶏油)などを足さないのも正解な予感です。
他にスープの特徴としては、やはり圧倒的な醤油感でしょうか?
普通の家系ラーメンで言えば“濃い目”のオーダーを通したレベルの醤油加減で御座います。筆者の舌では断言出来ませんが、なんとなく生醤油も合わせて使っているような気がしますね。
『和歌山ラーメン』にはコダワリの『カネイワ天然醸造醤油』を使っていますが、チャーシューを煮たタレ以外に、あえて加熱していない『カネイワ天然醸造醤油』を足している予感です。
濃厚豚骨醤油に細ストレート麺の組み合わせ
ここら辺をみると『和歌山ラーメン』らしさが浮かんで来ますね。
通常、このレベルのブッ濃い豚骨醤油スープであれば太麺を合わせたくなりますが、そこをあえて細麺をチョイスするのが面白いですね。
しかし!
食べれば分かる“豚骨醤油と細麺”の相性の良さもありました。最初はスープに麺が負けると思っていたのですが、このラーメンの本質はソコじゃありません。
「より醤油を美味しく味わう為の細麺」
麺に色が付いてしまうくらいの醤油感を愉しむのが、この『和歌山ラーメン』ということでしょうか?
通常はスープと麺のバランスを取るのですが、あえて醤油の尖った豚骨スープに細麺を合わせることで、この『和歌山ラーメン』の存在感を際立たせているのは間違いないでしょう。
豚バラ肉も美味しい『和歌山ラーメン』
チャーシューの切り方も独特で、最近は大ぶりで厚みのあるチャーシューが流行っていますが、この『和歌山ラーメン』は薄くスライスされた豚バラ肉を使っています。
なので、食べる度にチャーシューを一枚使うという“セレブ食い”が可能で御座います。
無論、麺とスープだけでも美味しいのですが、やはりチャーシューも同時に含んだ方が美味しさが倍増するのは否めない事実です。
大きいチャーシューを一度に頬張るのではなく、毎回麺と同時に口にチャーシューを運ぶスタイルは筆者も嫌いではありません。
『和歌山ラーメン』 総評
全体的に豚骨醤油ラーメンとしての完成度も高いのですが、やはり『カネイワ天然醸造醤油』の存在感が絶大でした。
恐らく、他の醤油を使っていたなら、また違った評価になってしまっていた可能性もあるくらい、味の決め手となっています。
ここまで醤油の塩っぱさを前面に出すラーメンは近場には無く、強いて言うなら相模原の『一平家』の閉店時間間際にオバちゃんが作る”豚骨醤油ラーメン中盛り”くらいな予感で御座います。
普通は醤油の美味しさを求めるならば、より繊細なスープを作るのですが、あえてブッ濃い豚骨スープに迷い無しでドバっと醤油を入れた感が、逆に『和歌山ラーメン』の個性となっていて面白いですね。
それでは、是非みなさんも『麺屋あがら』の『和歌山ラーメン』を食べてみて下さい。家系ラーメンと食べ比べる感じで挑むと、返り討ちになるくらいインパクトのある醤油感はやみつきになりますよ。
『最強ラーメンFes,』公式サイト
http://dai-tsukemen-haku.com/ [リンク]
『最強ラーメンFes,』会場、『町田シバヒロ』地図
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