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『バットマンvsスーパーマン ジャスティスの誕生』TAOインタビュー「もっとアジア人がチャレンジ出来る作品があれば」

2016/04/02 21:30 投稿

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すべての常識を覆す、映画の域を超えたBIGプロジェクト。誰もが知る世紀の2大ヒーロー、バットマンとスーパーマンによる夢の競演を描く、究極のエンターテイメント超大作『バットマンvsスーパーマン ジャスティスの誕生』が現在大ヒット上映中です。

本作で、スーパーマンの宿敵であるレックス・ルーサー(ジェシー・アイゼンバーグ)の秘書マーシーを演じたのが、女優のTAOさん。パリ・コレやニューヨークで活躍するトップモデルでありながら、2013年に公開された『ウルヴァリン:SAMURAI』ではヒロイン役に抜擢。本作でも美しすぎる存在感を放っています。今回はTAOさんに映画について、自身の仕事感についてインタビュー。色々とお話を伺ってきました。

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―今回の映画でTAOさんがしたチャレンジとは何でしょうか?

TAO:マーシーという役を演じましたが、まず悪役ということがチャレンジでした。彼女はレックス・ルーサーの秘書ですが、彼はセリフがすごく多いので、彼が話している間、私はマーシーとして悪の佇まいでいることを意識しました。マーシーのファッションやヘアメイクについては、ヘアと衣裳担当の方と相談しながら決めて、そのプロセスが楽しかったです。

―苦労したシーンはありますか?

TAO:レックス・ルーサーを演じるジェシー・アイゼンバーグは天才俳優なんです。私は彼の秘書役なのでジェシーとのシーンが多いのですが、彼はテイクごとに芝居を変えて、アドリブも入れてきますから、自分の出るタイミングを計るのが難しかったです。毎回、撮影のときはとても緊張しました。かなり鍛えられたと思います。

―スーパーマン役のヘンリー・カヴィル、バットマン役のベン・アフレック、お2人の印象を教えてください。

TAO:『マン・オブ・スティール』を見て、ヘンリー・カヴィルはイケメンだなと思っていたのですが、実際に撮影現場で会ったら、とても優しくて、皆を守ってくれるような人でした。リアル・スーパーマンです。ベン・アフレックはとてもオーラがあって威厳を感じました。

―かつてはアメコミというと、男性ファンが多いイメージでしたが、最近は女性のファンも増えましたよね。本作の女性にオススメのポイントはありますか?

TAO:バットマンとスーパーマンの対決は皆さん観てみたかったと思います。スーパーマンは人間ではありませんが、ザック・スナイダー監督は、人間味あふれる人物として描いています。今回はワンダーウーマンというキャラクターも登場しますから、アクション好きの方はもちろんですが、アクション苦手な女性でもきっと楽しめるはずです。

―最近は、キャラクターがプリントされたTシャツや、アメコミ柄のアイテムなどをファッションに取り入れる女性も増えてきました。TAOさん自身はそういった物を着る事はありますか?

TAO:可愛いですよね。私はもう年なので似合わないかもって思ってしまいます(笑)。でも以前友人が海外のおみやげで『バットマン』のタンクトップを買ってきてくれたのですが、すごく嬉しかったです。ロゴ入りのアイテムも良いですよね。

―TAOさんはトップモデルから女優へ転身し、様々な作品で活躍していますが、モデルと女優の違いは何でしょうか。また、生活は変わりましたか?

TAO:お芝居をすることで違う誰かになるという事は、モデル時代からもやっていた事という意識がありました。でも映画の撮影で「今日はこういう女性像になってください」と言われる事は新鮮で楽しかったです。

モデル時代は、おかげさまで本当にたくさんのお仕事をいただいていたので、毎日仕事をこなすことで精いっぱいでした。でも女優に挑戦することになったとき、女優とモデル、両方やるのではなく、モデルの仕事はセーブして、女優の仕事に力を入れようと決めたんです。自分を見つめ直して、自分磨きをしてみようと思うようになりました。今は、ピアノ、英語のプライベートクラス、殺陣、歌、タップダンスなど、いろいろな習い事をして刺激をもらっています。どんな仕事がきても対応できるように、様々なことを身に着けたいと思うようになったのが大きな変化ですね。

―今後挑戦してみたい作品のジャンル等はありますか?

TAO:本作の様なファンタジー作品は、アジア人にとって門が開かれつつあると感じますが、リアリティのある作品はハードルが高いと感じます。なので、もっとアジア人がチャレンジ出来る作品があれば良いなと思いますし、私もチャレンジしたいです。

後は、ハリウッドでも活躍しているアジア人の監督、アン・リー監督やウォン・カーウァイ監督などの映画に出演してみたいですね。アジア人監督が見出すアジアンビューティは、ハリウッドの監督が描くものとは違うと思うので。アメリカでも日本でもない、アジア人監督ならではのキャプチャーの仕方で私を描いていただけたら光栄だなと思います。

―今日は楽しいお話をどうもありがとうございました!

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