動画サイト等でも欧米の野外レイブの様子を映した動画があって、異常なほどハイテンションな雰囲気です。
そのような中、現代の日本ではアニクラなるイベントが全国各地で開催されています。
アニクラとはアニメソングクラブイベント、つまりDJがアニソンやボーカロイド曲を流してアニソンファンやコスプレイヤーが賑やかに踊るというアクティブなオタク向けのパーティです
静岡県西部、浜松市でもアニクラが定期的に開かれています。H.A.P! もそのひとつ。
「HAMAMATSU ANIMESONGS PARTY!」の略であるこのイベントは浜松市内を中心に2か月に1度、定期的に開催されています。熱心なアニソンファンで元クラブ通い常連だった筆者も今回H.A.P!に参加させていただきました。
「G-SIDE」はバンドやクラブイベントを開催している綺麗なライブハウスで音楽を楽しむのに最適!
今回1階と2階は改装中とのことで3FにてH.A.P! 開催です。
入口の看板。
事前に『twitter』で参加表明した人やコスプレイヤーさんは割引サービスができます。
受付嬢3人娘に案内をうけてフロアへ。
始まって間もない時間にきたのにもうすでに盛り上がってます。
参加者のうちコスプレイヤーさんは半分くらい居ました。
自分の好きなアニメキャラに扮して大音量のアニソンにノッて踊ってます。
フロアの人たちに取材をしたところ、ほとんどの人が市内からの参加でしたが中には名古屋、京都、滋賀あたりからはるばるやってきた人も。
アニソン好きなコスプレイヤーの皆さん
「ラブライブ」のコスプレイヤーさんが多い印象です。
コスレイヤー歴の長い人もいるもよう。
(撮影協力 スカーレット氏 ツイッターID @georgelucas1983 朋魅氏 @yamayama21)
踊り疲れておなかが減ったお客さんへのフードサービス
DJ兼パーティでの食べ物を作ってくれる、8runa10(ハルナト)さんです。
「メニューはその時によって変わりますが、ポテトやウインナーや、たまに餃子とか。最近では、カレー&ナン、ちび太のおでん、お絵かきパンケーキです」
ところが今回はフロアが3Fのみだったので8runa10さんの手料理はおあずけ……。
その代わりにお客さんへ提供してくれたのがこちら。
放映中のアニメ『だがしかし』にちなんで駄菓子無料食べ放題サービスでした。
DJへのリクエスト
リクエストボードにはファンからDJへ次はこれ流してほしい、という曲がずらっと並んでます。
古い名曲から最新の曲まで聴けるのもH.A.P!の魅力。
H.A.P!参加者からの声
フロアの観客の皆さんから話を聞かせてもらったところ、毎回きている常連もいれば、1人で来る人もいるもよう。
“1人できてもここの人たちと仲良くなるから安心”
“乱暴な人もいないし楽しく飲んで騒げる”
“みんなしっかりルール守ってくれる”
“みんなフレンドリー”
“癒しの場所”
など、皆さん本当にH.A.P!を愛しているようです。独りぼっちで初参加でも同じアニソン好き仲間が温かく受け入れてくれます!
それからこの春、受付3人娘が大学卒業ということで記念にイケメンキャラの絵が描かれたロールケーキをプレゼントされていました。ひとくちいただいたけどおいしかったです。卒業おめでとうございます!
その後も、人と話したり駄菓子を食べながら音楽を聴いていると、午後5時、主催者DJ matsuさんがターンテーブルの前にきてDJをはじめました。
“スペースコブラ””ルパン3世””カウボーイビバップ”の繋ぎから始まったDJmatsuさんにフロア中が注目、盛り上がり最高潮になりました
matsuさんのDJが終わったところで少し飲みすぎた筆者はフロアで居眠りする前に退散しました。。
H.A.P!主催者、DJmatsuインタビュー
――H.A.P!を始めてからどのくらい経ちましたか?
H.A.P!としては2008年1月開催が初回なんで、現在9年目ということになります。
――H.A.P!を開催しようとしたもともとの動機は?
H.A.P!の前にコスプレダンパやアキバ系クラブイベントをやってたんですが、基本この2つはアニソン以外にも色んな音楽がかかるんですね。もちろんそれらも楽しかったんですが、ちょうど2007年頃に「もっとアニソンを聞きたい」というお客さんの要望がいくつかありまして。自分も元々アニソン大好き人間なので、「じゃあアニソン原曲メインのイベントもやるか!」、と。
――H.A.P!開催について一番気にかけていることは?
どこのイベントもそうだとは思いますが、遊びに来て頂いた皆さんに笑顔で帰って頂くことを心がけています。
そのために色々な企画を考えたりしてます。DJパーティなのでDJのクオリティを常に高く!ということももちろんですが、
フードを工夫したり、特定のアニメ作品をフィーチャーしたような企画も考えたりして、参加者の皆さんがより楽しんで頂くことを考えています。
――H.A.P!をやっていて一番良かった、楽しかったと思えたことは?
このアニメ不毛地帯と呼ばれる静岡で、アニソンというコンテンツを軸に人のつながりが増えたことですね。
H.A.P!のお客さん同士が繋がってH.A.P!以外でも遊べるようなコミュニティができていることが嬉しいです。
――最後に、今後の活動展開と意気込みをどうぞ!
基本的にはあまり欲張らず、今の形を大事にしていきたいですが、もっと多くの方に「浜松はアニソンでこんな盛り上がってるぞ!」ということを知ってもらいたいですね。
それと並行して、以前自分も出演させて頂いたリアニメーションのような屋外都市型のレイブイベントなんかもやってみたいですね。ちょうど浜松駅前に良いスペースがあるので!
次回開催は5月15日です。正月まで開催していたG-SIDEさんの1階2階が今リニューアル中なのですが、5月からまたG-SIDEの1階2階に戻ります。
新しくなった会場にも是非ご期待下さい!
――ありがとうございました!
というわけで、初めてのアニクラ突入レポートでした。熱気があって盛り上がっててみんな元気で楽しい時間を過ごせました。アニソンファンたちの絆は強い!!
市内の方も、市外の方も、県外の方も、よろしければこの最高に楽しめるアニクライベントH.A.P!へ是非1度、お越しください!
プロジェクトH.A.P!公式サイト
http://www.project-hap.com/ [リンク]
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(執筆者: マツダ草介) ※あなたもガジェット通信で文章を執筆してみませんか
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