世界初の長編フルCGアニメーション『トイ・ストーリー』以来、世界的な大ヒット作を生み続けてきたディズニー/ピクサーの最新作『アーロと少年』がいよいよ3月12日より公開。
弱虫でひとりぼっちの恐竜アーロと怖いもの知らずの勇敢な少年スポットの友情を描く感動作です。アーロとスポットは旅の途中にTレックスの一家と出会います。大きくて強くて怖いイメージのあるTレックスだが、本作ではとてもお茶目でキュートな姿で描かれているのが魅了的。そんなTレックスの姉弟がやんちゃすぎる“武勇伝”を披露する本編映像が解禁となりました。
『アーロと少年』Tレックスのやんちゃすぎる武勇伝
https://www.youtube.com/watch?v=z13s19XoXFg
このTレックス一家は父親のブッチ、姉のラムジー、弟のナッシュという三人家族。今回解禁となった本編映像は、ラムジーとナッシュがアーロに今まで戦ってきた“武勇伝”を自慢し合うシーン。ナッシュはつまさき、ラムジーはしっぽの傷に隠された秘密を明かしています。
足に怪我を負い落ち込むアーロに対し、ラムジーは「良いものをもらったね!かっこいい傷が残るよ」と話しかけるが、ナッシュは「そんなのまだまだ。ステゴサウルス共との傷痕さ。俺よりデカくて気の荒いやつらだ」と戦いの様子を語り始める。続けて「勝ち目はあった。だけどあっちはしっぽのトゲを俺の足に思いっきり刺して引き抜いたんだ」と、いまだに足のつま先の感覚がないことをアーロに自慢します。
ラムジーも負けずに牛の群れがラムジーをめがけて突進してきた時のエピソードを話します。しっぽが岩に挟まって動けず「もう終わりだと思ったよ。仕方なく自分でしっぽを噛み千切っちゃった!」とやんちゃすぎる武勇伝を披露。思わずくすっと笑ってしまうナッシュとラムジーの掛け合いが、お茶目でキュートなシーンになっています。
戦いでできた傷痕を勲章だと考えるTレックス一家。実はこのTレックス一家には、実在するカウボーイのマッケイ一家というモデルがいます。マッケイ一家は本作のピーター・ソーン監督が本作のリサーチ旅行にオレゴン州を訪ねた時に出会った。ソーン監督は牛を飼って生活するマッケイ一家にとても刺激を受けたが、一番衝撃だったのは一家の父親ジョー・マッケイの“何でもやってみる精神”だったそう。
ジョーは監督に馬の乗り方を教えたが、細かく説明するのではなく「とにかく自分流にやってごらん」と言うだけ。馬に乗るのが初めてだった監督は「ジョーはただやれと言っただけだったんだ。彼は泳げない人にも、とにかく水に飛び込めというタイプだったけど、その考え方にとても刺激を受けたよ」と明かしています。その性格はTレックスの父ブッチにも反映され、寡黙なかっこいい父親として描かれているのです。とにかくやってみるということを教えるブッチだからこそ、ナッシュやラムジーは何にでも挑戦します。むしろ傷やケガは大歓迎で、いかに自分が勇敢なのか“武勇伝”を自慢し合うのです。
このTレックス一家の声を演じたのは、父親のブッチを松重豊さん、姉のラムジーを片桐はいりさん、弟のナッシュが八嶋智人さん。本動画で、ブッチは2人を優しく見守り、その声を聴く事は出来ませんが、ラムジーとナッシュの息ピッタリ! お2人の素敵アフレコにもご注目。
怖がってばかりのアーロにとって、Tレックス一家の言葉はとても驚くことばかり。本作のテーマである“恐れを乗り越えること”を三人から教わり、アーロは一歩成長します。できなかったことが旅の途中で乗り越えられるようになり、スポットとの友情のためにアーロは強くなっていく。たった一人の親友スポットのために勇気を出すアーロだが、種族を超えた二人はずっと一緒にいられる運命なのか? アーロとスポットが紡ぐ奇跡の友情をお見逃し無く。
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