リンクスインターナショナルがLightningコネクタ接続のiOS用日本語キーボードを発売したのでレビューする。
Lightningコネクタ接続なので、iPhoneでもiPadでも使用可能。
記者はiPad miniを100均で購入したタブレット用スタンドに立てて、モデルのNana.さんに使用してもらった。
プラグインパワーなので別途電源は必要なく、プラグアンドプレイ対応でドライバーも不要。
デバイス側の簡単な設定だけで即使用可能。
記者のiPad miniでは設定にハードキーボードの項目が現れ、日本語と英語の配列を指定する必要があった。
スクリーンショットを掲載する。OS側の表記が誤認させるような訳なので注意されたい。
すなわち、「日本語-ローマ字 かな入力」と表記されているが、これではかな入力となる。
「日本語-ローマ字 英語」でローマ字入力となるので設定の際は注意が必要。
記者は、この組み合わせで寝台特急サンライズ出雲のB寝台シングル個室で使用してみた。
たまたまなのか、個室の小さなテーブル内にぴったりおさまった。
この製品KB-LT-JPは、正規MFi認証を取得している。キー数は78のテンキーレスで19mmのキーピッチを確保したアイソレーションタイプ。メーカーによると100万回のキーストロークに耐える高耐久設計だそうだ。打ち心地は悪くない。デスクトップPCと変わらない文書作成は可能だろう。
画面がタッチパネルでマウスは必要ないので、打ちやすいポジションに置いて作業ができる。
モバイル環境では無線接続が主流の中で、わざわざ有線接続とすることに意義はあるのか?
神経質すぎると言われるかもしれないが、無線接続ということはどこまで行ってもセキュリティの問題を抱える。
電波を使用する以上は傍受されるものとして利用する必要がある。電波の傍受は盗聴ではないので受信されても文句は言えない。傍受して窃用すると電波法に触れるが、受信それ自体は電波の特性上仕方がない。
この意味から特にビジネスマンには深刻な問題だろう。公衆Wi-Fiでなくてもデータが盗まれる時代である。キー内容が盗まれない保証はない。
備えあれば憂いなしという点からすれば、電源の心配をする必要のない有線キーボードは出張中のビジネスマンがちょっと文書を作成するにはちょうどいいのかもしれない。
記者自身の問題としては、普段使用しているPCがWindowsなので、Mac系のキーボードは慣れていないという点だった。
これだけはどうしようもなく、使用して慣れるしか手はない。しかし、普段からMacを使用している人にはノートPCがあるのと同様に使用できるのではないだろうか。
希望小売価格は税別5980円。iOSデバイスにマッチするデザインなので、店頭で試し打ちしてみてはいかがだろうか。
※写真はすべて記者撮影
モデル Nana.
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(執筆者: 古川 智規) ※あなたもガジェット通信で文章を執筆してみませんか
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