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米ワーナー・ブラザースは、リドリー・スコット監督が手掛けた1982年の映画『ブレードランナー』の続編を、2018年1月12日(現地時間)に北米で劇場公開すると明かした。製作はアルコン・エンターテインメントが手掛ける。

続編は、ライアン・ゴズリングと、オリジナル版で主人公リック・デッカードを演じたハリソン・フォードが出演する。映画『ボーダーライン』や映画『プリズナーズ』のドゥニ・ヴィルヌーヴが監督を務める。タイトル未定の同作は、マーティン・ルーサー・キング・ジュニアの祝日を迎える週末の2018年1月12日に封切りとなる。

先月、ソニー・ピクチャーズは海外の全メディアに配信すると発表した。アルコン・エンターテインメントには、ワーナー・ブラザースと米国内配給の長期契約がある。

オリジナル版の脚本を手掛けたハンプトン・ファンチャーとスコット監督の原作をもとに、ファンチャーとマイケル・グリーンが脚本を執筆した。1982年のオリジナル版から数十年後という設定で、反ユートピアとなり、雨が恒常的に降り続く2019年のロサンゼルスが舞台となる。

オリジナルの作品は、1968年の作家フィリップ・K・ディックの短編小説『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』をもとに製作された。フォード演じる元ブレードランナーが、違法に地球に潜入した“レプリカント”と呼ばれる遺伝子工学により開発された4体の人造人間を追いかける。同作は、1993年にアメリカ議会図書館のアメリカ国立フィルム登録簿に永久保存登録されている。

シネマトグラファーのロジャー・ディーキンスとヴィルヌーヴが再びタッグを組み、7月に製作が開始される予定だ。ディーキンスは映画『ボーダーライン』や映画『プリズナーズ』を手掛けた。『ボーダーライン』を含めた13作品でアカデミー賞の撮影賞にノミネートされている。

2011年、アルコン・エンターテインメントは、SFスリラーのアイコンである『ブレードランナー』の前日譚と続編をプロデュースするため、映画化権とテレビ化権、作品に付随するシリーズ化権を、プロデューサーのバッド・ヨーキンとシンシア・サイクス・ヨーキンから獲得した。サイクス・ヨーキンは、ブロデリック・ジョンソン、アンドリュー・コソーヴと共にプロデュースを手掛ける。バッド・ヨーキンはプロデューサーとしてクレジットされる。

スコット監督も続編のエグゼクティブ・プロデューサーを務める。また、サンダーバード・フィルムズのCEOフランク・ギストラやティム・ギャンブル、ウィリアム・C・カラッロ(映画『 ターミネーター:新起動/ジェニシス』、映画『ライラの冒険 黄金の羅針盤』)もエグゼクティブ・プロデューサーを務める。

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