米アマゾン・スタジオは、ウディ・アレンが監督するタイトル未定の長編映画に関して、北米での劇場配給とストリーミング配信を含んだ映画作品権利を獲得した。
昨夏にニューヨークとロサンゼルスで撮影された同作は、1930年代のロマンティック・コメディで、ジーニー・バーリン、スティーヴ・カレル、ジェシー・アイゼンバーグ、ブレイク・ライヴリー、パーカー・ポージー、クリステン・スチュワート、コリー・ストール、ケン・ストットが出演する。
米アマゾン・スタジオは、今夏に、従来の劇場公開という形で同作を公開する。劇場公開に続き、プライム会員のみがプライム・ビデオを通じて視聴可能となる。
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アレン監督は、「すべての付き合いに言えるように、関係の始めには、希望、お互いの愛情、本物の信頼がある。法的な争いは後からやってくる」と、語った。
米アマゾン・スタジオの代表を務めるロイ・プライスは、「ウディ・アレン監督は素晴らしい映画製作者だ。我々は、アレン監督の次回作と、アレン監督による史上初のテレビシリーズの両方において一緒にビジネスを行うことが出来て非常に光栄だ」と、述べた。
アレン監督は、エレイン・メイ、マイリー・サイラス、さらにアレン自身も出演する全6エピソードで構成されるタイトル未定の米アマゾン・テレビシリーズの脚本執筆と監督を手掛ける。同テレビシリーズは、エリカ・アロンソンがエグゼクティヴ・プロデューサーを務め、ヘレン・ロビンがプロデュースし、3月から撮影開始する。
新作映画のプロデューサーには、アレン監督の長年の共同製作者であり妹のレッティ・アロンソン、スティーヴ・テネンバウム、エドワード・ウォルソンも含まれる。エグゼクティヴ・プロデューサーは、ロナルド・L・チェズ、アダム・B・スターン、マーク・I・スターンが務める。
米ソニー・ピクチャーズ・クラシックスが製作し、ホアキン・フェニックスが主演した2015年公開のアレン監督の映画『Irrational Man(原題)』は、米国内の興行収入がたった400万ドルという残念な結果に終わった。同スタジオは、過去に、2009年公開のアレン監督の映画『人生万歳!』を製作した。アレン監督の映画『ミッドナイト・イン・パリ』は、全世界で1億6000万ドルを超える興行総収入を上げ、2011年のアレン監督の最も成功した作品となり、2013年公開の映画『ブルージャスミン』も全世界で1億ドルを超える興行総収入という良い結果を残した。
米アマゾン・スタジオとの契約は、大手エージェンシーであるICMパートナーズ、タボーレイク有限会社のエリカ・アロンソン、映画製作者たちの代理となる法律事務所ローブ&ローブにより締結された。
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