中村義洋監督が手掛けるじっとりと怖いホラー『【残穢】-住んではいけない部屋-』が1月30日より公開された。怪談のライターである主人公が「住んでいるマンションで奇妙な音がする」という相談を受け、その原因を調査していくうちに、そのマンションが建つ“土地”で起こり続けてきた恐ろしい事件の連鎖に引きずり込まれていく物語だ。
そんな今作の主人公よろしく、“恐ろしい事件の連鎖”を自ら調査することができるホラー謎解きイベント『残穢 -泊まってはいけない宿-』がスタートしている。会場は秋葉原ワシントンホテル。そう、事件はホテルの一室で起こっているのだ。『ホラー通信』スタッフでこの謎解きを実際に体験してきたので、レポートをご覧いただきたい。
<※ネタバレを防ぐため、この記事の画像には一部モザイクをかけています>
初日の初回であるこの日、チケットは完売しており、ホテルのロビーには勇気ある沢山の参加者が集まった。
参加者はオカルト雑誌のライターに扮し、「泊まっているホテルが、どうやら“いわくつき”なんです…」という相談を受け、“取材”という名目でそのホテルを調査する。4人で1チームを組み、協力して謎を解いていくのだ。時間制限は60分。
謎解きの主な舞台となるのが客室の一室だ。ホテルの調査を依頼してきた人間は、恐ろしいことに行方をくらましてしまっていた。最初の謎を解いてカードキーを入手し、彼の客室に残る証拠品を調査していく。
数々の謎をとき、事件の情報が隠されている鍵付きの金庫やバッグなどを開封していく。解くべき謎の数は多いため、チームで手分けして確実にひとつひとつの謎を解いていくといいだろう。誰かの回答が間違っていると延々と謎が解けないことにもなるのだが、仲間割れするのはやめような!
謎を解くたびに、このホテルのみならず、この“土地”で様々な怪死事件が起こっていたことが分かっていく。ひとつの恐ろしい事件から、芋づる式に数々の恐ろしい事件が明らかになっていく設定は映画版『残穢』と同じであり、まさしく映画の主人公の気分を味わえる。
そして、それと同時に、こんな恐ろしい事件を調査しているのがどんどん怖くなっていく……。
不気味すぎる証拠品たちに震え上がりながらも、なんとか謎を解き明かした。
最後に証拠品を提出してクリア。しかし、それだけで終わるかな……? あなたまで事件の被害者とならないために、謎解きの最後まで細心の注意を払うことだ。
“事件の怖さ”と“ホテルの客室という閉鎖空間”、“時間制限の緊張感”で精神的にかなり追い込まれるこのイベント。恐ろしい事件を調査していただけのつもりが、その連鎖に引きずり込まれる恐怖を是非体験してほしい。映画『【残穢】-住んではいけない部屋-』を観てから体験しても、この謎解きを体験してから映画を観ても、どちらでも楽しむことができるようになっている。
また、謎解きを手軽に楽しむことができるカフェ『なぞともカフェ』(新宿店、なんばパークス店)にて、『残穢【ざんえ】―開けてはいけない匣(ハコ)―』というコラボルームも登場している。詳細は『なぞとも』公式サイト[リンク]まで。勇気のある皆様、ぜひご体験あれ。
<『残穢【ざんえ】―泊まってはいけない宿―』開催概要>
【会場】秋葉原ワシントンホテル
【料金】1名:税込3024円
【所要時間】ゲーム時間:60分/公演時間:全体で約90分
【イベント実施日程】
1/30(土)13:00
1/31(日)13:00/15:30/18:00
2/14(日)13:00/15:30/18:00
2/21(日)13:00/15:30/18:00
2/28(日)13:00/15:30/18:00
※開場は30分前
【チケット販売スケジュールについて】
1月開催分・・・1月23日(土)10:00~イープラスにて発売
2月開催分・・・2月1日(月)10:00~イープラスにて発売
【主催者】株式会社ナムコ、藤田観光株式会社
なぞとも『残穢【ざんえ】―泊まってはいけない宿―』情報ページ:http://nazotomo.com/event/201601/zane_akihabara.php[リンク]
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