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地下アイドル通信という勝手なシリーズを始めて、まったく取材オファーがなかったので記者自身も忘れかけていたこのシリーズ。
だいたい忘れかけたころにオファーは来るもの。
今回は横浜DeNAベイスターズのオフィシャルサポーティングガールズユニットという、ちょっと変わったアイドルから取材オファーが来た。

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リハーサルの模様をお伝えしながら、紹介することにする。

元々はベイスターズのオフィシャルチアチームからスタートして、歌って踊れるガールズユニットにパワーアップしたグループの名称は『diana』(ディアーナ)。
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現在13名のメンバーが活動していて、昨年3月現在の平均年齢は23.7歳。
ベイスターズのオフィシャルなので、横浜スタジアムでの試合には必ず出場する。
また、試合前にはスタジアム外のステージでミニライブを行っているようなので、野球好きの方はご覧になったことがあるかもしれない。
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dianaのすごいというか恐ろしいところは現状、メンバーは1年で総入れ替えが基本だということ。
すなわち、現メンバーで引き続き活動したい者は再度オーディションを受けなおすことになるという。
当然、残れないメンバーもいるし、新たに加わるメンバーもいるということになる。
緊張感ありすぎて若干恐ろしい。
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現在はチアガールということではないので、限りなくアイドルに近いが、それでも球場で行うパフォーマンスはあくまでも試合の演出の一つに過ぎない。
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そこで、今回は彼女たちが主役の初ワンマンライブを行うということで、取材オファーが来たというわけだ。
あらかじめ運営側に話を聞いて、さらにびっくりしたのは、特に他のメディアは呼んでいないということなので、結果的に記者の独占取材ということになる。
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写真はリハーサル中のものだが、紅白歌合戦ではなく「紅白大合戦」というコーナーがあるようだ。
公共放送の年末一大イベントを丸パクリしないのがオリジナリティ重視の姿勢なのか、とにかく内容はリハ中にはわからなかった。
ガチでやるつもりらしい。
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会場の外に出てみると、開場までまだ相当時間があるのに物販がにぎやか。
カレンダーやブランケットを販売していた。

さて、13名ものメンバーがいるのでインタビューするにも全員というわけにはいかない。
そこで、あらかじめ運営側から3名を推薦してもらい、残る1名を記者選抜とした。
しかし、どういう人なのか全くわからないので、プロフィールだけで選抜するしかなかった。
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まずは、Mamiさん。
プロフィールに人生で一番ピンチだったことという欄があるので、そのことについて聞いてみた。
「生まれてくるときに引っかかって出てきたこと」

--引っかかってたんですか?

「そうなんですよ!大変だったそうです」

ここで他のメンバーから大真面目に「どこに引っかかったの?」と声が上がる。
「いやいや、わかるでしょ。あのね~」

--あ、それは言ってはいけません。ところで、生まれてすぐに人生の最大のピンチを迎えたんですね?

「なんでも、左のほっぺをピンセットでつまんで引っ張り出したそうで、今でもそのあとが残ってるんですよ」

--え、えくぼじゃなかったんですか?

「その時の穴の痕です」

一同絶句。
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続いて鈴木あゆみさん。
同じ質問。「ダンスイベントの時に電車に衣装を忘れて捜索」ということになっていた。

--てん末はどうだったのですか?

「大変でしたよ。JRに電話して、電車の終点だった高尾まで取りに行って何とか間に合いましたけど、あの時は生きた心地がしませんでした」

--山梨県出身でしたよね。どこか、おすすめの場所はありますか?

「あります、あります。山梨市のほったらかし温泉。温泉もいいのですが、ここの夜景は絶景なんです。絶対です!」

--絶対ですか?

「絶対です!鉄板です!」

ということらしいので、鈴木さんご推奨のほったらかし温泉はいかがでしょうか?デートに最適らしいです。
ちなみに、山梨県の県庁所在市は甲府市。山梨市はそれよりも東京寄りで富士山への入り口である大月駅との間くらいにある。新宿から特急に乗れば1時間30分ほど。停車しない列車も多いので注意。
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お次は、記者選抜の小谷津友里さん。
彼女はおとなしいというか、優等生というか、これといって個性が強い方ではない。
しかし、話をするときの表情が素晴らしいので、どこかで見かけることがあれば注目してほしい。

--ところで、キャッチフレーズが「物語の中の生徒会長」ということになっていますが、生徒会長をしたことがあるのですか?

「それが、ないんです(泣)」

あ、ないのか!何かしっくりこないな。
記者が選抜した責任を取って「静かな大物、こやつは(大物!)」とファンを巻き込んでの自己紹介を提案するが、いかがだろうか?振り付けは先生にでも考えてもらってほしい。
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最後は中村比菜さん。
彼女にもピンチの話を聞いてみた。
「小学生の時、水泳の授業でパンツをなくして先生がホームルームの時に全員の前で出して取りに行ったときの恥ずかしさ」となっていた。

--いったいどういう状況だったんですか?

「そのまんまですよ。パンツをなくして、バレないようにノーパンでもじもじしていたら、いきなり先生がみんなの前で広げたから恥ずかしくて…。ちゃんと名前書いてあったはずなのに~」

--いえ、そういうことではなくて、パンツなくしますか?ふつう?

「いやー、実は1度や2度じゃないんですよ。忘れ物が多くて…」

--それは、先生もわかってて二度と無くさないようにって思ってそうしたんでしょうね

ここで他のメンバーが、「今日も会場を間違えてみんなを連れてきたんですよ!まったくおっちょこちょいなんだから~」と暴露。

「え~、ここわかりにくいでしょう?」

--いえ、横浜駅から徒歩5分ちょいですよ

しかし、彼女はかなり特徴のある「ほんわか声」なので、そんなおっちょこちょいでもファンは許してくれるだろう。
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では、彼女たちの自己紹介動画を4Kでご覧いただこう。例によって、ワンテイクのみで撮り直しはせず、かんでも、NG出しても自分たちで何とかするように通告して収録開始。

■diana勝手に選抜インタビュー
https://youtu.be/mKnIy8e70sE

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開場して間もなく。
キャパシティ200ちょいの客席が完全に埋まってしまった。
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それでも入場はまだ続く。
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楽屋前では一人鏡に向かってダンスの復習をする姿。
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開演前のミーティング。
「オンタイムで行くから、思い切ってやってきて!」とゲキが飛ぶ。
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楽屋で円陣。

アイドルライブの開演前にはたいてい、影アナが登場し注意事項や盛り上がりを促すメッセージがメンバーから伝えられる。
その模様を4K動画でご覧いただこう。

■diana開演前の影アナ
https://youtu.be/3JkHkRVZ_fw

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こうして、ファンミーティングはスタートした。
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記者は舞台袖に設けてもらった撮影場所から撮影。
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舞台正面はクリアランスがなく、オフィシャルスチールさんが入っているので、狭いと邪魔になるので記者の方から舞台袖を希望した。
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定点撮影になるが、観客側からは見ることができないアングルなので、それはそれでいいと思う。
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では、しばらくパフォーマンスの様子をご覧いただこう。
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いよいよ、件の「紅白大合戦」が始まった。
メンバーが紅白に分かれて何かの対戦をする。台本には書かれていなかった負けチームの罰ゲームが発表され、会場騒然。
1回戦は、ファッションショー対決。こんな人とハマスタデートに行きたいな!というテーマらしい。
結果は白組の勝ち。
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2回戦は、だまし合い対決。シュークリームを食べるのだが、一つだけわさび入りの辛いものが入っている。対戦相手の誰が食べたのかを当てるという趣向。
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紅組が全員にわさびに当たってしまったというリアクションを取って敵を混乱させれば、白組は全員がポーカーフェイスを決め込む。
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ちょっとオーバーにやりすぎたのか、ほっぺを見てお互いが誰が食べたのかを当ててしまって、引き分け。
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3回戦はカラオケ対決。紅組は「キューティーハニー」で色気で拍手をもらおうとすれば、対する白組は「笑えれば」で聞かせて魅了しようとする。
制したのは白組。
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お客さんも、普段見ることができない姿に大喜び。
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4回戦はダンス対決。
紅組はダンス大好きの鈴木あゆみが躍る。
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白組はクラシックバレエをやっていた彩花が恐るべき速さでくるくる回る。

これは白組でしょうと思って見ていた記者。
二人に自分で振り付けを考えたのかと聞くMC。
ここで鈴木あゆみの一発がさく裂。「親戚がパパイヤ鈴木さんなので振り付けしてもらいました!」と苗字が一緒だからというだけで大ぼらを吹いてしまう。
ファンは「ほぉ~」と信じ込んでしまったから大変。「パパイヤ鈴木さんごめんなさい!」とすぐに謝罪するが、これがウケて紅組の勝利。
ここまで紅組の1勝2敗1分け、白組の2勝1敗1分けで最終戦を迎えた。

バラエティのお約束で、最終戦の勝利チームには1万点が与えられることになり、もうむちゃくちゃ。しかも、最終戦はお客さんを中央で紅組と白組に分けてdianaのナンバーを踊るという対戦。つまり、お客さんのダンスで勝敗が決まるというもの。メンバーはその応援をすることになる。
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結果は、紅組が1万点を得点して大逆転。
健闘したもののバラエティの無慈悲なルールによって、白組は激マズドリンクを一気飲みすることに。
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スタッフが事前に作っていたのを見てしまった記者だが、中身は言わぬが仏というものだろう。
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最後の曲の前に、全メンバーがご挨拶。
感極まって涙ぐむメンバーも。
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次の曲でファンミーティングは終了。
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長いようで短かった公演はあっという間に終わってしまった。
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お客さんをお見送りする全員でのハイタッチ。でもなくて、舞台の方が高いので、ミドルタッチか。
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笑顔でお見送りするメンバー。
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やり切ったという表情。
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感謝でいっぱいの表情も。
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最後のお客さんが会場を出るまで30分ほどかかっただろうか。
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楽屋にいたメンバーを撮影。
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まだ物販購入特典があるのでそれに向けた円陣か。
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記者のためだけのフォトセッション。
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物販特典であるメンバーとの記念撮影用セット。
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この日販売されたカレンダー。
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取材撮影用にサインを入れてもらった。
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普段は万単位の観客を前に横浜スタジアムでパフォーマンスを繰り広げる彼女たち。
しかし、自分たちのために集まってくれたファンを前にしてのファンミーティングは感慨深いものだっただろう。
現状では、ドルヲタさんというよりも、球場で知った人たちの方が多いような感じも見受けられた。しかし、彼女たちの成長次第では多くのファンが付く可能背を秘めているとも感た。
機会があれば、彼女たちの成長を追っていきたいと思いながら横浜を後にした。

<地下アイドル通信シリーズ>

アイドルの縮図を見た!『DIANNA☆SHOWCASE』公演レポート
http://getnews.jp/archives/1022540

スチールにムービーと何でもアリの『ソーシャルアイドル notall』 初ワンマンライブレポート
http://getnews.jp/archives/1041198

【地下アイドル通信setlist3】 パクリ疑惑の謎 『DIANNA☆SHOWCASE 13』
http://getnews.jp/archives/1051679

※写真・動画はすべて記者撮影・収録

―― 見たことのないものを見に行こう 『ガジェット通信』
(執筆者: 古川 智規) ※あなたもガジェット通信で文章を執筆してみませんか

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