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映画『クリード チャンプを継ぐ男』は、全米興行収入1億300万ドルを記録している。その成功を受け、シルヴェスター・スタローンはすでにその続編で再びロッキー・バルボアを演じ、リングに戻ってくる準備をしていると本紙ヴァラエティに明かした。

米ワーナー・ブラザースに出資し、またニューライン・シネマと製作を手掛けたMGMは、この計画への参画を決めた。MGMのCEOゲイリー・バーバーは、「我々が『クリード2』を製作していることは間違いない」と述べた。

現在、マーベルの映画『Black Panther(原題)』の撮影を交渉中のライアン・クーグラー監督は、『クリード』続編の監督に戻ってくるかどうか分からない。スタローンは、「ライアンは恐らく2、3年はいないと思う。ほかの監督を迎えてライアンにはプロデュースを頼むか、もしくはライアンが監督として戻ってくるまで待つべきか、難しい判断になるだろう。成功した作品が続編を受け入れてもらえる状況は、時間とともに少なくなっていく。1年以内に続編が作られるケースが多いのは、そうした事情があるからだ」と語った。

クーグラー監督とスタローンは、『クリード』続編の構想を既に練っている。ひとつの案は過去に戻る設定で、それはこのシリーズのファンを驚かせることになるだろう。カール・ウェザースが演じ、1985年の映画『ロッキー4/炎の友情』で亡くなったアポロ・クリードが戻ってくるようだ。「ライアンは未来と過去のシーンを行き来して、ロッキーとアポロの両方を登場させるアイデアを持っている」と、スタローンは明かした。「彼はまさに『ゴッドファーザーPARTⅡ』のスタイルを考えていて、かなり野心的な作品になるだろう」と語った。またスタローンは最近、ウェザースに会ったといい、現在も素晴らしい肉体を維持していたという。「彼とリングで戦ったなんて信じられない。たとえそれが演技だったとしても」と語った。

クーグラー監督は、スタローンが彼らの計画を漏らしてしまったことを聞き、驚いてみせた。「オー、ノー!」と、彼はため息をつき、「スライ(スタローンの愛称)には秘密はないね」と続けた。映画『クリード チャンプを継ぐ男』で主演を務めたマイケル・B・ジョーダンはさらに疑い深く、「CG版のスライが登場するんじゃないか?」と冗談を言い、続編への出演に意欲を見せた。「今考えているところだ。ライアンだったら、きっと賢い手段を見つけてくれるはず」(ジョーダン)。

別なストーリー案は、ジョーダンが演じたアポロ・クリードの息子アドニスが次の挑戦者を迎える話である。「これまでとは全く違う敵が出て来るかもしれない。もっと凶暴で、巨大なロシア人かもしれない」とスタローンは述べた。「私の経験を融合させることで、異文化を登場させることができる。今日の米国でロシア人の身に何が起きているかを知るだろう。厄介な問題は、きっと女性の野望と共にやって来る。彼女はエイドリアンではない。彼女には行くべき場所と見るべきものがあり、耳元では常に時計の針が音をたてているんだ」(スタローン)。

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