国立感染症研究所は、12月24日にインフルエンザ流行レベルマップ(第51週)を更新しました。
インフルエンザ流行レベルマップとは、厚生労働省が指定した全国5000の医療機関(定点医療機関)を受診した患者数を表したもの。
これらによると、定点医療機関あたりのインフルエンザ患者数は2270人。前週より増加していますが、激増という状態ではありません。
地域別にみると、秋田県、北海道、新潟県、福島県、沖縄県、富山県、大分県、東京都、岡山県、三重県、兵庫県で患者数の増加が確認できます。しかしながら、感染の流行が起きているとは言い難いのが現状です。
季節型インフルエンザは、飛来する水鳥などがウイルスを運ぶことが知られています。また、気温が下がるほどウイルスが活発になるといわれています。そのため、例年、秋口からこの時期にかけて患者数が圧倒的に増えますが、今年はまだその傾向が見られません。
国立感染症研究所は、例年のようにインフルエンザの感染が流行していない理由をわからないとしています。
ただし、冷え込みが厳しくなる年明け以降は、インフルエンザの感染が目立つのは容易に想像できます。
1・予防接種を受ける。
2・手洗いうがいなどを徹底する。
3・外出時はマスクを着用し、不必要に人が多いところへ出かけない。
4・発熱などの症状に気づいたら、早めに医療機関で診察を受ける。
インフルエンザが本格的に流行することを想定して、このような対策を心がけるのが重要ですね。
※写真は国立感染症研究所 インフルエンザ流行レベルマップページ http://www.nih.go.jp/niid/ja/flu-map.html より引用
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(執筆者: 松沢直樹) ※あなたもガジェット通信で文章を執筆してみませんか
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