『イングロリアス・バスターズ』『ジャンゴ 繋がれざる者』などで映画愛に満ちたバイオレンス・アクションの世界を究める、我らがクエンティン・タランティーノ監督。初の密室ミステリー『ヘイトフル・エイト』のポスターヴィジュアルが解禁となりました。
舞台は山の上のロッジ、登場人物は吹雪でロッジに足止めを食らい、一夜をともにすることとなったワケありの7人の男と1人の女。そこで起こる密室殺人。一体誰が、何の目的で? 吹雪が作り出す密室で、疑心暗鬼で張り詰めた緊張をほぐすため、またお互いを探り合うため、他愛のない会話をかわす面々。やがてそれぞれの素性がすこしずつ明らかになり、偶然集まったかに見えた彼らの過去が繋がり始める。そこで再び、予想を超えた出来事が……。
オープニングから気を緩めることのできない、すべての会話と視線、何気ない身振りに仕掛けられた巧妙かつ緻密な伏線。タランティーノ印のブラックな笑いと過剰なアクション満載の、かつてない謎解きを見破ることはできるのか?
今回到着したビジュアルでは、サミュエル・L・ジャクソン演じる、切れ者の賞金稼ぎマーキス・ウォーレンを中心に、カート・ラッセル、ジェニファー・ジェイソン・リー、ウォルトン・ゴギンス、デミアン・ビチル、ティム・ロス、マイケル・マドセン、ブルース・ダーンらヘイトフル(憎しみに満ちた)なクセ者8人が、舞台となる山の上のロッジの前に勢ぞろい!
脚本が公開前にリークされ一度は製作中止が発表されたり、全米ではいよいよ12月25日(現地時間)にて、映像にこだわった昔ながらのワイドスクリーンにて投射する70mmフィルムでの限定公開を予定していたりと話題には事欠かず、先日発表された本年度のゴールデン・グローブ賞では、堂々の3部門(脚本賞、助演女優賞、作曲賞)ノミネート。
既に2度のゴールデン・グローブ賞脚本賞を手にしているタランティーノ監督が、史上2人目となる3度目の栄冠を手にするのか? また、既に発表されているナショナル・ボード・オブ・レビューでは助演女優賞を受賞し、タランティーノ作品に初参加ながらもその怪演ぶりが話題になっているジェニファー・ジェイソン・リーの受賞にも注目が集まっている『ヘイトフル・エイト』に期待大です。
ちなみに、美術は三谷幸喜作品や、スタジオジブリ『思い出のマーニー』などの美術を務め、『キル・ビル Vol.1』でタランティーノ監督と組んでいる、種田陽平さんが担当。こちらも楽しみ!
※種田陽平によりデザインされたクエンティン・タランティーノ監督による『The Hateful Eight(原題)』は、作られたセットの中で背景をぼかして役者を印象づける撮影方法で製作されており、つまり、大部分のシーンを一箇所の敷地で撮影している。(ヴァラエティ・ジャパンより引用)
http://variety.co.jp/archives/2540 [リンク]
映画『ヘイトフル・エイト』は2016年2月27日公開。
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