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かつてはProject Morpheusの名で知られており、9/15のSCEJAプレスカンファレンスで正式名称が発表されたPlayStation VR。筆者は正式名称アナウンスの場にも立ち会わせ、その興奮も冷め止まぬままTGSを迎えることとなった。そしてこのPlayStation VRがなんとプレイアブルで体験出来るとの報を受けた筆者は、その中でも特に注目度の高いとされる『サマーレッスン』をプレイすべく全力でTGSへ向かった!そしてそこで見たものは、自分の今までのゲーム経験とは完全に別次元のゲーム体験だったのだ!!あまりにも衝撃を受けすぎて、記事化するのにも時間がかかったこのPlayStation VR『サマーレッスン』について、ありのままの感想をお伝えしたい。

■瞬殺とはまさにこの事。整理券配布が一瞬で終わる。
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2015年9月20日日曜日、PlayStation VR『サマーレッスン』を体験すべく、筆者は幕張の地に辿り着いた。9:30のTGS開場とともに、なんとかSCEのPlayStation VR整理券配布列に並ぶことが出来た筆者だが、瞬く間に長蛇の列となり、諸々の登録を済ませる頃には整理券配布は終了していた。ちなみに、タイトル別の人気度でも『サマーレッスン』が圧倒的に人気だった。

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事前にPlayStationアプリでチェクインQRコードを準備しておく必要がある。ここで手間取っている人もちらほら見かけられた。

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なんとか10:40の回の整理券を手に入れ、外に出てみるとそこには「本日の受付は終了」の文字が。あまりにもあっという間の出来事で、つい乾いた笑いが出てしまった。

■異常な盛り上がりを見せるPlayStation VRブース
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指定された時間になり、PlayStation VRブースに向かう。ブース裏側にはキャンセル待ちの長蛇の列も形成されており、この新デバイスへのとてつもない関心を垣間見たような気すらした。というか、キャンセル待ちの列ですら「満員」ってどういう事なんですか・・・

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2階建てのプレイアブルコーナーへ通され、プレイアブル担当のお姉さんから説明を受ける。既に多くの人が多種多様なVRゲームを体験しており、その様子は完全にSF映画そのもの。ついに未来時代が来てしまったと、妙に気が引き締まる思いをした。

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『サマーレッスン』の試遊ブースへと通されると、モニターには「サマーレッスン E3 2015 DEMO」の文字が。E3の時と同じプレイアブルのようだ。勿論、自分はヘッドマウントディスプレイを装着するので、モニターを見ることは出来ない。外から多くのお客さんが、食い入る様にこのモニターを見ているのがこっ恥ずかしい。

■装着、そしてゴーグルの先に広がる、夏
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ヘッドマウントディスプレイの装着には時間はかからず、本体を装着し微調整、そして密閉型のヘッドホンをして準備完了だ。
装着すると、ディスプレイには視界を調整する為の映像が流れ、1分ほどで調整は完了した。この1分間の緊張感が半端でないものだった事は言うまでもない。異常に緊張しながら待機していると、突然、視界が開けた。

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まず目に飛び込んできたのは煌めく夏の海、蝉の声、波の音、そして佇む少女(アリソンちゃん)。筆者はTGSの会場である幕張メッセ内に居たはずだが、瞬間、間違いなく夏の匂いがしたように感じた。

と、突如として謎の金髪美少女が接近してくるではないか!!おおおッ!!と思っていると開口一番にいきなり英語をペラペラ喋り出したではないか!!!字幕?そんなもの無かった!!とにかくこの不意打ちには驚く。

しかし、字幕があったら不自然でしょうがないだろう、と後になって考えた。なぜなら目に見えているのは現実の視界と同じ映像。宙に文字が浮かんでいたらおかしい!!という事で字幕が無い分、異常にリアルな空気感を感じることが出来たのだ、と。筆者的には、カリフォルニアでアメリカ人にいきなり話しかけれた光景がフラッシュバックした。そんな経験なかったけど。

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とにかく、英語か!!よしきたと話を聞く。曰く、

"So, you're my teacher...amm I mean..my せんせい, right?"

と。多少英語を理解できる筆者は

「YEAHHH, exactly!! You correct!!! 」

とつい下手くそな英語を口走ってしまいそうになるも、流石に周りの観衆を思い出して話すことは無かった。が、1人であったら確実にペラペラ喋っていたと思う。現実だったらそうするのと同じのように。

とにかく、目の前のキャラクターが喋っているのに対し、自分が何ら違和感なく返答してしまうほど自然でリアルだった、ということだけは覚えておいて頂きたい。

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なお、この段階でのプレイヤーの行える意思表示は首の上下左右運動による「YES」「NO」のみ。続報が待たれる。

■完全に反則級のドキドキ感、とにかくリアル

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最初は対面で話す程度だったが、次第にアリソンちゃんが近づいてくる。自分は縁側に座っている体なので、相手もそれに合わせるかのごとく縁側に座りだすではないか!!本を開いてこちらに身を乗り出す瞬間のドキドキ感がとにかく半端なくリアルで、非常に緊張したのを覚えている。単なる映像と音なのだが、間違いなくキャラの質量、というか「存在」を強く感じた。

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どんどん近づいてくるので、プレイする方には相当の覚悟を持って頂きたい。

■あまりにも早く感じた時間。帰りたくなかった…

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ストーブに触れた指は永遠にも感じられ、『サマーレッスン』内で過ごす時間は一瞬に感じられる、とはまさにこの事だった。「所詮VR、PS4の美麗な絵作りに比べたら粗さもあるだろ」と不埒にも考えていた筆者だが、画質や光の量などはまさに「現実」に限りなく近いと感じる事ができる。極めて「リアル」な方向に画面構成が作られているようなので、今後もさらにリアリティが増すのは間違いないだろう。とにかくもう一回プレイしたいです。

Youtube 『サマーレッスン』TGS2015 PV

PlayStation VR 公式サイト
http://www.jp.playstation.com/psvr/

※PV画像はYoutube(https://www.youtube.com/watch?v=hj9CMbyJ6q0)より引用。その他の画像は筆者撮影。

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