自分が大好きなゲームの中でオープンワールドと言うジャンルがある。そのオープンワールドを初期に取り入れた作品である『アサシン クリード』シリーズの最新作『アサシン クリード4 ブラック フラッグ』を今回はレビューしたい。
私が最初に『アサシン クリード』に出会ったときは「あのレイマンの会社がここまで成長して凄くなったなあ」というのが率直な感想。美麗なグラフィックに自由に移動できる世界に圧巻である。白装束にアサシンブレードで後ろからズブっと暗殺遂行するアクションゲーム。街中の雑踏に隠れたり踊り子を雇い衛兵の気を紛らわせたり、ゴリ押しで突き進んできたりと進み方はプレイヤーの自由である。
そんな『アサシン クリード』シリーズもとうとう『アサシン クリード4』となり『アサシン クリード ブラザーフッド』、『アサシン クリード リベレーション』を含めると6作目になる(スピンオフ作品含まず)。
今作はWii U、PlayStation 3、Xbox 360、PlayStation 4、Xbox One、Windows版の6種類のプラットフォームで発売となる。国内でPlayStation 4、Xbox One版は未発売だが今後発売は予定されている(PlayStation 4版は2014年2月22日に発売)。また機種によりグラフィックは異なり、Wii U、PlayStation 3、Xbox 360で比較するとフレームレート重視ならXbox 360、グラフィック描画重視ならWiiUという結果が出ている(過去の記事参照)。
今回はそんな中で『PlayStation3』をユービーアイソフトさんからお借りしたのでレビューしたい。
●今作の舞台は
今作『アサシン クリード4 ブラック フラッグ』の舞台は1715年のカリブ海である。主人公であるエドワード・ケンウェイは3作目でも何度か名前が出てくる人物。死んだアサシンの白装束を奪いアサシンとして行動することになる。その後、船を奪いジャックドーという名をつける。
●お約束のビューポイントからのイーグルダイブ
今回もマップを広げるためにビューポイントに行きシンクロしてそこからイーグルダイブである。宝箱もあれば暗殺ミッションもあり、メインミッション以外にこなすことは山のようにあるのである。
この辺は過去の『アサシン クリード』シリーズを遊んで来た人なら余裕でこなせるだろう。実績を積んでいけばファストトラベルや過去の衣装、船のアップグレードの解除などが行われる。
今回は前作同様に船での略奪があり、金属略奪などのクエストがある。あまり激しく暴れまわると巡回船にターゲットとされてしまう。しかし幾分前作よりも遊びやすくなっている。
3作目にあった要素である宝箱の施錠解除や地下トンネルが無くなり、今作は更に遊びやすくなった。また、過去のセーブデータがあるとアルタイル、エツィオ、コナーの衣装もゲットできる。
●主人公は海賊
今回はアサシンというより海賊っぽい主人公(ほぼ海賊)である。従来の作品通り街の作り込みやマップの広さ、町人の会話など細かく作られている。
今までは正義を振りかざしていた『アサシン クリード』シリーズだったが、今作は略奪を行いアサシンよりも幾分正義というよりもダークに近い海賊である主人公。冒頭から裏切りそれを見破られというシナリオも必見。海賊なので完全に自身の物欲のために行動するのである。
その中で商人や貴族という人と関わってくるお話も是非ご覧頂きたい。
ちなみにPlayStation 3版を購入するとPlayStation 4版にアップグレードできるようだ。勝手な予想ではあるが、来年発売されるであろう『アサシン クリード』ではどのように変わるのだろうか?
※この記事は、ゴールドラッシュの「ソル」が執筆しました。
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