ゲーム大会を主催している個人はどれくらいいる?
ひとりでプレイ、家族とプレイ、友だちとプレイ、さまざまな遊びのシチュエーションがあると思うが、ゲーム大会を主催している個人はどれくらいいるだろうか。任天堂があえてガイドラインを公開したことを考えると、そこそこ多くいるのかもしれない。
任天堂「遵守いただきますようお願いいたします」
任天堂は公式X(旧Twitter)に「こちらのガイドラインをご覧いただき、遵守いただきますようお願いいたします」とコメント。任天堂の公式サイトにガイドラインの全文が掲載されている。いったいどのような内容なのか。
<任天堂のXツイート>
[任天堂HP]「ゲーム大会における任天堂の著作物の利用に関するガイドライン」を掲載しました。任天堂のゲームを利用して、ゲーム大会を計画、主催される個人の方は、こちらのガイドラインをご覧いただき、遵守いただきますようお願いいたします
[任天堂HP]「ゲーム大会における任天堂の著作物の利用に関するガイドライン」を掲載しました。任天堂のゲームを利用して、ゲーム大会を計画、主催される個人の方は、こちらのガイドラインをご覧いただき、遵守いただきますようお願いいたします。https://t.co/Y7KTlMCMl9— 任天堂株式会社 (@Nintendo) October 24, 2023
<任天堂のゲーム大会における任天堂の著作物の利用に関するガイドライン / 一部引用>
「任天堂は、個人の主催者(以下、「主催者」といいます)が、大会に参加する個人(以下、「出場者」といいます)や大会を観戦する個人(以下、「観客」といいます)のためのコミュニティ大会を、以下のガイドラインを遵守した上で主催することに対して、著作権侵害の主張を行いません」
コミュニティ大会は、営利を目的としない小規模なものである必要があります。
・このガイドラインで明示的に認められた場合を除いて、コミュニティ大会に関連して対価を受け取ることはできません。
・成人の主催者は、オフラインのコミュニティ大会の出場者から、一人につき税込み2,000円以下の出場料を徴収することができます。
・成人の主催者は、出場者に対する景品として物やサービスを提供することができます。ただし、現金や金券、電子マネー等の金銭と同様の価値のあるものや、市場価格で概ね総額で税込み50万円を超えるもの、Q17で別途指定するものは、景品として提供することができません。
※一人の主催者が直近1年間のコミュニティ大会を通じて提供できる景品の総額は、市場価格で税込み100万円未満にする必要があります。・成人の主催者は、オフラインのコミュニティ大会の観客から、一人につき税込み1,500円以下の観戦料を徴収することができます。
※どのような名目であっても、オンラインのコミュニティ大会の観客から料金を徴収しないでください。・法令遵守の観点等から、徴収する出場料および観戦料は、大会設営費用に充てる目的のみに利用し、景品購入費用には充てないでください。また、徴収する出場料および観戦料の総額は、大会設営費用の総額を超えないようにしてください。
・出場料または観戦料を徴収する場合、主催者は、出場者および観客に対して、徴収された出場料や観戦料が大会設営費用に充てられることを明示するとともに、出場料、観戦料や景品購入費用を含む大会の開催費用に関する全ての会計書類を、誰もが閲覧可能なウェブサイトやSNSに直ちに掲載し、公開してください。
・コミュニティ大会の開催において、スポンサー等の第三者から物やサービス、金銭等の提供を受けることはできません。
・出場者から事前に同意を得た場合に限り、主催者は、「ネットワークサービスにおける任天堂の著作物の利用に関するガイドライン」に基づき、個人のアカウントを通じて、コミュニティ大会に関する動画や静止画等の投稿を収益化することができます。
※一人の主催者が直近1年間にこれらの投稿から得る収益の総額は、税込み100万円未満にする必要があります。
コミュニティ大会の開催に伴って、次の方法で任天堂のゲームの映像や画像を使用できます。
・オフラインのコミュニティ大会の会場内において、正式な発売日を迎えた任天堂のゲームの大会でのプレイ映像を上映することができます。
・正式な発売日を迎えた任天堂のゲームからキャプチャーした映像やスクリーンショットを、コミュニティ大会の告知物に掲載することができます。
任天堂ホームページで必ず全文を読もう
上記はあくまで「任天堂のゲーム大会における任天堂の著作物の利用に関するガイドライン」の一部引用なので、ゲーム大会をしようと考えている人は任天堂ホームページで必ず全文を読もう。
さすが日本を代表するゲームメーカー任天堂
なにより任天堂の素晴らしい点は「任天堂は、個人の主催者が、大会に参加する個人や大会を観戦する個人のためのコミュニティ大会を、以下のガイドラインを遵守した上で主催することに対して、著作権侵害の主張を行いません」という点だろう。
太っ腹すぎる! ゲームというエンターテインメントの性質を考え、ゲームプレイヤーがなにに喜びを感じ、何を楽しく思っているのか、しっかり理解しているように思える。さすが日本を代表するゲームメーカーといえよう。
※冒頭イメージ画像はフリー素材サイト『写真AC』より
(執筆者: クドウ@地球食べ歩き)
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