生活や価値観が急速に変化している令和時代。そのなかで誰もが“自分らしい”生き方をできる社会になってほしいという想いを込めて作られたという「人にやさしくなるゲーム」。コンセプトは素敵ですが、医薬品メーカーがいくらなんでも別ジャンルに進出しすぎでは……。
と思ったら、数多くのヒットゲームを手掛けてきたオインクゲームズがゲームの発売元になっているそう。これは意外とちゃんとしているのかも……? ありがたいことにこちらのカードゲームを提供いただきましたので、先日地元のバーで飲み友達たちと実際に遊んでみましたよ。
「人にやさしくなるゲーム」は基本的には45枚の「症状カード」と9枚の「アプローチカード」で構成されているカードゲーム。最小2人からでも気軽にプレイでき、プレイの目安時間は15分と短時間でサクッと遊べます。
症状カードにはさまざまな病名や体の悩みなどが書かれ、その症状の詳細についても解説されていました。
アプローチカードには体調不良の人に対してどのように声をかけるかの指示が書かれています。
まずはテーブルの中央に「症状カード」と「アプローチカード」を裏返しで山にして、砂時計と「セラピーチップ」を並べたら準備完了。ジャンケンなどで「体調不良の人」を1名決め、体調不良の人は症状カードの山から1枚カードを引き、自分以外のプレイヤー全員に見えるようにおでこに当てます。
続いて体調不良の人はアプローチカードも1枚引き、全員に見えるようにテーブルの中央に置きます。
体調不良でない人たちはセラピーカードの指示に基づき、体調不良の人に優しい言葉をかけていきます。
そして体調不良の人は手元の「症状リスト」を見ながら自分の症状を予想。1分間の砂時計が落ち切るまでに当てることができれば成功です。
症状リストにはすべての症状カードの内容が載っているので、時間さえかければ当てること自体はそんなに難しくはありません。ここで重要になってくるのが、誰の声掛けをきっかけに症状がわかったかではなく、誰の言葉が優しかったかということ。体調不良の人は最も優しく声掛けしてくれた人を選び、その人に対して「セラピーチップ」を1枚贈ります。
この後は順番に体調不良の人を交代していき、最終的に最もセラピーチップを集めた人が勝ち。人数が少ない場合は「体調不良の人が3回間違えたらゲームオーバー」などとルールをアレンジし、全員で協力プレイをすることもできます。
いわゆる「インディアンポーカー」に似ているゲームではあるのですが、実際にしばらく遊んでみると症状カードの種類が豊富で、その内容とアプローチカードの組み合わせによって難易度が一気に跳ね上がるんですよね。
自分が体調不良の人のときは体験したことのない症状を当てるのはすごく難しいですし、いたわる言葉をかけようと思ってもなかなか出てきません。そういう症状をジェスチャーやオノマトペで伝えなければいけなくなると大変! まったく伝わらずに思わず笑ってしまうような場面がたくさんありました。
ゲームを体験しながら体調不良の症状をたくさん知ることができますし、気遣い方について考えることもできますし、これは確かに「人にやさしくなれるゲーム」だな、と納得。対象年齢は10歳以上とのことですが、小中学生くらいのお子様と遊びながら教育できそうな感じが素敵だなと感じました。年末年始に家にあったら楽しいゲームかもしれませんね。
「人にやさしくなるゲーム」はAmazonにて数量限定で発売中。詳細は公式ページをご確認ください。
漢方セラピー15周年記念カードゲーム|クラシエ
https://www.kracie.co.jp/ph/k-therapy/CP2021/LP.html [リンク]
(執筆者: ノジーマ)
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