11月10日に発売された、『ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ』。団塊ジュニア世代を直撃する手のひらサイズのファミコン、それにあわせて『ファミコン通信』、『ファミリーコンピュータMagazine』も復活し、ここ10日間ほど懐かしい思い出にひたっているという方も多いのではなかろうか。
現在は『週刊ファミ通』となった『ファミコン通信』、創刊号の表紙は「うおおーっ エキサイテングだぜーっ!!」と叫ぶ荒井清和先生の「べーしっ君」が表紙をかざっていた。
個性的なパソコン雑誌の『Login』(ログイン)から生まれたファミ通、その『Login』に掲載されていた四コマ漫画で独特の世界観を繰り広げていた「べーしっ君」はファミ通でも連載されることに。ファミ通名物の「クロスレビュー」のコーナーでは、編集者が荒井清和先生のイラストで紹介されるなど、ファミ通といえば荒井清和先生といったイメージがある。
今年7月には、そのべーしっ君の完全版コミックスがリットーミュージックより発売された。
1984年から1997年にかけての作品が625本も掲載。
「すぽーん!」
「ばぼーん!」
をはじめ、
「しゅとしょしぽーん!」
「でしーん! きんぐなまっちん…」
「ニポポーン!」
「まめくりぼーん!」
などなど、様式美ともいうべき独特の叫びでオチるという四コマは面白い・面白くないを超越し、なんか読んでてトリップしそうな感じも。懐かしさに浸りたいという往年の読者はもちろん、『べーしっ君』ワールド未体験の方にも読んでみて欲しい1冊である。
立東舎
べーしっ君 完全版
『ファミ通』でおなじみの『べーしっ君』が、完全版として単行本化!
ゲーム誌『ファミコン通信』やパソコン誌『ログイン』。80年代半ば~90年代半ばにこれらの雑誌を愛読していた方なら、“すぽーん!”などの擬音が象徴的な四コマ漫画『ベーしっ君』を覚えているはずです。その『ベーしっ君』が、改めて“完全版”として復刊されます! 過去に4冊のコミックスとして出版されていたものを1冊にまとめ、そこにコミック未収録だった“幻の作品”約100本も追加収録。結果、総数約600本の4コマ作品を収録した内容となっております。ちなみに本書の厚さは約3センチ! “完全版”の名に相応しい、大ボリュームの1冊です。
【CONTENTS】
■1984年から1997年までの4コマ作品を、年代ごとに分け収録
■作者・荒井清和先生にインタビュー
■荒井清和先生による厳選作品解説
http://rittorsha.jp/items/15317441.html[リンク]
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