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名古屋メシと聞くと何を思い浮かべるだろうか。
みそ煮込み、きしめん、ひつまぶし、エビフライ、手羽先…このあたりまでは今やどこででも食べることができる。
今回取材したのは、元祖あんかけスパゲッティ「スパゲッティ・ハウス ヨコイ」を展開する有限会社スパゲッティヨコイが、4月15日(金)に関東進出第一号店となる「ヨコイ六本木Juppy店」(東京都港区六本木7-17-19 FLEG六本木second 3F)を六本木でオープンする、その報道関係者向け発表会だ。
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お店を運営する株式会社ワールドジョイの橋本樹里社長は、「わたしは”ヨコラー”でもいいと思うのですが、ぜひファンをどう呼ぶかの提案をください」と、報道関係者を笑わせ自信を見せた。
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また、あんかけスパのノウハウ等を提供する側となる有限会社スパゲッティヨコイからは、あんかけスパの歴史や東京に進出した背景等が説明された。
あんかけスパの元祖となる同社では、1963年に当時は一般的でなかったスパゲッティを広めるために、イタリア家庭料理のミートソースにヒントを得て日本人が好むようなソースを考案したという。仕込みから口に入るまで1週間以上かけて仕上げるヨコイオリジナルのミートソースが好評で、現在名古屋圏を中心に4店舗を展開し名古屋メシの定番として親しまれている。
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同店の大久保俊祐店長からメニューの説明がなされ、その間にキッチンからあんかけスパのいい香りが漂ってくる。
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写真は海老ネーズ。

記者はあんかけスパを生まれて初めて食べた。「あんかけ」という名称から中華料理の変形かというイメージを持っていた。
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食べてみると、まったく違ういわゆる洋食だということが分かった。
限りなくナポリタンに近い味だが、酸味は少なくデミグラスソースの濃厚な味わいが舌に来るので、がっつり感が半端ない。
それもそのはずで2.2ミリメートルの極太パスタはボリューム十分。それに玉ねぎの新鮮な甘さが口に広がり材料もいいものを使っていることがわかる。
タバスコとコショウを掛けると味わいがまた変わる。
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試食した報道関係者で自慢するわけでも何でもないが、一番に「あ、うまい!」と声を上げてしまったので、店長が飛んできて「美味しいですか?」と不安そうな表情をのぞかせたのが印象的だった。
やはり、地方グルメが東京に進出するということは不安なのは理解できるが、その心配は不要だろう。
東京で食べることが全くできないわけではないが、なぜもっと早く…というのが正直な感想だった。
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主にランチメニューであんかけスパを出すとのことだが、ディナーでも3品に限定して提供するということなので、六本木で食べるものに迷ったらぜひ行ってみるべきお店と言えるだろう。

※写真はすべて記者撮影

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(執筆者: 古川 智規) ※あなたもガジェット通信で文章を執筆してみませんか

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