今年のサンダンス映画祭で最も賛否両論を生んだ映画のトレーラーがついに公開された。
”ダニエル・ラドクリフがおならする死体を演じる”と称された映画『Swiss Army Man(原題)』が、1月22日(現地時間)のサンダンス映画祭で初公開された際、退席者が続出した。4月4日(現地時間)に、米映画製作・配給・投資会社のA24がファースト・トレーラーを公開したが、今後さらに観客の賛否を生むだろう。
トレーラーでは、ポール・ダノが演じるハンクが自殺を試みようとしている時、無人島の波打ち際に死体(ダニエル・ラドクリフ)が打ち上げられているのを発見する。精神錯乱しているハンクは死体を友人とし、最終的に死体は返答するようになる。そして、人生の意味などの深い話題について議論していない時は、マスターベーションについても語り合う。ラドクリフ演じるマニーは、ハンクによって空手で丸太を割るのに使われたり、本島へ戻るジェットスキーになったりと多目的で役立つ道具となる。
本紙ヴァラエティのチーフ・インターナショナル・フィルム・クリティックのピーター・デュブルージュは、映画レビューで、「凄くダイナミックな一方で、(観覧するのに)極端に忍耐を強いられる独創的な同作は、アメリカ人の観客が1年間に見るに相当する陽気なアイデアを連発しているが、どちらにしても長いうねりにおいて遅れるだけに過ぎない」と批評し、また同作を、映画『キャスト・アウェイ』と映画『バーニーズ/あぶない!?ウィークエンドと出会った』を合わせてミシェル・ゴンドリーが監督したような作品だと表現した。
ミュージックビデオ製作の2人組(ダニエルズとして知られる)ダニエル・シャイナートとダニエル・クワンが脚本と監督を手掛けた『Swiss Army Man(原題)』は、6月17日に米劇場公開となる。
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