【前回のあらすじ】
チンポ西成、世は情け。

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レ「いや言ってる場合か!」
 
レコグがいつもの調子でツッコミを入れたその瞬間!!
 
マ「うぉおちょっと待って待って!!」
 
部屋の壁という壁が一瞬のうちに異形と成す、その光景をマリオは見逃さなかった。
 
レ「今度はなんでうわっぷ!!」
t「うぉおおお…!?壁、、が!!」
 
さっきまで確かに「壁」と認識していたそれは最早原型を留めておらず、おどろおどろしい肉壁が4人を真空パックの様に圧縮しようとしていた。
 
レ「ま、、まずいですよこれは!!」
ふ「こ、、こりぇが…膣圧…!!」
t「この期に及んでそれ!?」
 
マ「こんな時でさえ、、奴はどこに居るんだよ!…セピアぁぁああ!」
 
誰しもが諦め、最後を覚悟したその時であった…。
 
 
 
?「Yeah!!」

 
 
どこからともなく聞こえたネイティブと共に、一筋の光が一閃。
その瞬間、彼らを圧し潰さんとする肉壁がスッと縦に切り開かれた。
 
レ「ぶっは!!」
 
極限状態だった4人は一気に外へと飛び出した。

肉壁の内部から出ると周囲は瓦礫に囲まれていた。
まるで解体作業を終えた工事現場の様な瓦礫をどけると、すぐに外の世界に出た。

そこには
 

セ「セピアです♪」
 
 
ブーメランを持ったセピアが、凛々しく佇んでいた。


レ「セーピアさぁぁああん!!んちゅ…ちゅ、、んちゅ…」
助かったという喜びと再会の喜びが入り混じり、感極まったレコグはセピアに熱い抱擁と接吻を迫ったが…


セピアの華麗なる回避により、優しいキスを沢山空振りしていた。


t「にしてもやっと、帰ってこれましたかね…」
息を切らせながら辺りを確認した5人は、再び息を呑んだ。
 

t「どこだ…ここ…」
明らかに元いたトイレではない。
 
 
5人が解放されたそこはどうやらまだ異世界らしく、だだっ広い緑の大地が広がっていた。
 

ふ「一体なんやったんや…」
レ「こーれは帰ったら良いライブのMCが出来そうですねぇ…」


冗談を言い合う余裕も垣間見えた、その時であった。
 
t「ふぁんきぃ!レコグさん!後ろ!!」