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WHITE ALBUM2 十三話感想 「届かない恋」

2014/01/04 21:20 投稿

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あえて最終話とは書きません。続いて欲しい願いを込めて。
それでは、感想開始です。

アバンから濃い。
吐息の演技も素晴らしく、止まらない、止められない激情を感じられました。
外に降り注ぐ雪も重い雪として描かれていたのが印象的。二人の決して美しいだけではない想いが伝わってくるようで。
ここ、かずさが春希の上着ボタンを外した後にそのボタンをつまんでいたり、と描写が細かいです。携帯電話のディスプレイ表示で、徐々に雪菜のことが頭から離れていっていることを表しているのも良い演出だと思います。
かずさの表情が実に艶めかしく、愁いを帯びて描かれているのも心に刺さるものがあります。それでいて歓びを感じているようにも見えるので、ここの画は特に神懸っていると思います。
シーンの長さも約3分50秒、しっかり見せてくれたという印象です。原作でもこういった関係は大切に描いている作品なので、もし今後があるとしてもこのスタッフならば大丈夫だな、と思えるワンシーンでありました。
あとかずさが靴下を脱がないのは原作側からの指定だと思われます(笑)。
BGMは「言葉にできない想い」のアレンジ。重厚感のあるアレンジで感情の深さ、重さ、心に響くものを表しているのかな?と。台詞がほぼないので余計に音楽が染み入って来ますね。


Aパート冒頭は春希の下を去るかずさ、つまんでいたボタンは二つとも持ち去られていたという描写。言うまでもないですが雪菜には渡さない、といった心情の表れでしょう。ただ懺悔の念というか一連の行為を罪なものと感じているのも事実。携帯電話の表示に雪菜の名前が出ているのもそういった感情を春希も感じている、ということでしょう。二人の嗚咽はそういった感情が入り混じったものだと感じました。
そして雪菜襲来。ここで春希は6時に携帯電話を見たときの格好のままです。暫く放心状態であったと思われます。

「大丈夫。この通り、何ともない」
「この通りって・・・」
「でも俺元気だから、平気だから。だからもう・・・」
「心配してくれなくて、いいよ」

春希の言い回しが・・・。(俺なんか)もう気に留めないでくれ!というものなのか・・・。
雪菜が「平気だから」という台詞の時にうつむくのも「平気なわけないじゃない!」といった気持ちの表れでしょうか。顔を伏せているためこれがどこまで本心であるのかは・・・。
「大事な話なんだ、これ以上先延ばしにする訳にはいかないんだ!」
「私にだって大事な用があるんだよ。かずさに会わなくちゃならないんだよ!」
ここでお互いが向き合います。しっかり見据えているためこれは本心であるでしょう。
雪菜は春希ではなくかずさに大事な用がある、とうい点もポイントでしょう。

空港までの道程、BGMは「氷の刃」。
春希の懺悔、雪菜の懺悔、氷の刃は相手からのものではなく自分自身の刃による凍傷。
雪菜は春希を責めない、責めてくれない離してくれない。

「ありがとうね、春希君」

あんなに傷つけた、裏切った相手からこんなことを言われたらどんな気分なんだろう。春希が嗚咽をもらしてしまったのも分かるような気がします。
誰が悪いか、という話になりがちですが特に誰が、という物ではないと思っています。
強いていうならば三人それぞれが悪い、でしょうか・・・。かずさの想いに気付こうとしなかった春希、自分の想いに向き合わなかったかずさ、そしてかずさの想いを見誤った雪菜。
「かずさほど、真剣じゃ、なかったよ」というのはそういった意味もあるのではないかと。

ここはBGMが「さよならのこと」に切り替わってからの演出が珠玉。
前述の台詞に合わせてイントロが流れるのは鳥肌もの。サビに入る時の映像も一話の名シーンの秀逸な一枚絵。ここで出会わなかった未来が一瞬目に映る、という素晴らしい演出がされています。「あなたを好きにならなかった未来なんて、絶対に嫌」米澤さんの演技も研ぎ澄まされています。GJです。
「さよならのこと」の歌詞もぴったりと当てはまっています。

~でも あの場所には間違いじゃない 確かに笑顔の僕らが いた
                    君に出会えないなんて 嫌だと気付いた、冬~

濃厚なAパートを経て物語は最終局面。
空港でのシーンンは背景に見どころがちらほらと。原作組は麻理さんらしきシルエットにピンと来るでしょうし(笑)、エスカレーターの階段部分や案内表示の書き込みがとにかく細かく丁寧です。宙刷りのポスターは由綺かな?
BGMは「Twinkle Snow」十二話のEDです。

「あいつはもう、見つけてる」

かずさの眼差しが・・・。この目の力こそ冬馬かずさ、アニメではかずさの目の表現が随所に見られますが、このときのように春希だけを見つめている眼差しが至高だと思います。
展開的にくどくなることを避けたのでしょうが、春希が振り向く前にかずさの眼差しのフラッシュバックなどを挿入したりした方が分かりやすかったかもしれません。
ここでのポイントは雪菜より早く二人がお互いを認識した、ということ。そして雪菜が話し掛けるまで雪菜の存在を認識していなかったことです。
隣り合わせのギターとピアノ、お隣のアイツ、それがすでに完成されたものであったこと、割り込む隙がないものだったということを改めて思い知らされるシーン。
そして堪らず駆け出す春希。ここは春希の心情がキモなんですがやや性急な印象でした。もうワンカットほど春希の表情を映してからの方が伝わりやすかったのかな、と。尺の都合もあったのかもしれませんが。原作では唐突な印象を受けなかったので比べてみるのも面白いかと。
BGMは「After All-綴る想い-」十一話ED。~戻れない 君といた 秋を想う~

「ごめん、ごめん、雪菜ぁ」

これはかずさの中で 春希>雪菜 が決定的になってしまったということだと思います。こらえ切れない想いが堤防を崩してしまったみたいに。
ここで雪菜の回想をもってくるのは卑怯だろうと言いたい(笑)
再三語っていますが、アニメでは雪菜の春希に対しての想いが原作よりもクローズアップして描かれています。
かずさに勝ることはなかったかもしれませんが、雪菜の想いが真剣でなかったはずはないのです。ただ、三人でいたいという願いも春希との想いと同じくらい大事なものだった、ということでしょう。我々はずっとそれを見てきました、雪菜だけが戦犯扱いになっているような意見がありますがそれはちょっと違うのではないかと思います。(ただ一面を見るとやらかしているのは事実なので完全に否定はできないのですが)

「私が春希くんに告白したのはね、どうしてもあなたと恋人同士になりたかったから、じゃぁ・・・ないんだよ」
「春希くんのことは好きだけどかずさほど、真剣じゃ、なかったよ・・・」
そんなわけ、・・・ないじゃない
これは原作を経て重みを増した米澤さんの言葉としても聞こえました。万感の思いが込められていると。

そして旅立つかずさと見送る春希、それを包み込み、それにすがる雪菜。
バックにはピアノ演奏による「WHITE ALBUM」、始まりの歌。演奏は松本さんだろうか。ラストフレーズがとにかく沁みるよい演奏です。

~過ぎてゆく季節に おいてきた宝物 大切なピースの欠けた、パズルだね
     白い雪が街に 優しく積もるように アルバムの空白を 全部 うめてしまおう~

ラストを飾るは「WHITE ALBUM2」のOPテーマ
「届かない恋」
曲が進むにつれて雪菜の歌声が馴染んでくるような印象を受けました。
通常EDの絵と被せてきたのも良い演出。

                                  -NEXT-


NEXTはPC版ICの演出。ついやってしまたんだぜ(笑)。元の動画が見つからなかったのでPS3版のPVを入れています。(youtubeで見つけました)
アニメではこの演出が入らなかったのが残念でした。まぁ決定しないと入れられないよなぁ、というのは薄々分かっていたんですが。なのでBDでの追加を切に希望します

今回のエンドカードは「明太子」さんの作品。

タイトルが洒落オツ。細かいことは気にシナイ。
幸せだったあの頃・・・。春希がちょっと大宙さんに見える(笑)表情のせいだろか。


というわけで十三話、感想も最後まで走り切れました。
今回は音楽的にも見どころたっぷりでした。今までのEDをシーンに合わせてきて思い出補正も効きまくりで音だけでも楽しめましたね。
今回もBGMとして音だけ流しっぱでの執筆だったわけですが、音楽と演技だけで手が止まるんですよね。気になった場面を見返してもそのまま入ってしまって結局シーンエンドまで見てしまったり。
いつもは見返しに地上波の録画を使うのですが、今回は関西未放送だったのでニコニコをタブを切り替えての視聴でした。なので一度目を離すと書いてる内容忘れてしまいます(笑)。
それだけ惹きこまれる内容だった、ということなのですが。

アバンのところでも触れましたがこの作品に無くてはならない要素もしっかりと描いてくれました。あの激情があってこその今回の別れですし、今後もそれが重要になる所がありますし。
(そのシーンを)やるかやらないかは別にして。
個人的には千晶ルートは通って欲しい所ではありますが、このあたりはラジオ等にお手紙送るしかないのかしら? ちょうど近くにゲストで安藤監督来られる回があるみたいですし。
ラジオはインターネットラジオステーション音泉にて毎週金曜日更新です。皆さんも熱い要望をしたためてみては如何でしょうか?(笑)
とりあえず十三話の感想はこの辺りで締めたいと思います。
時間を忘れて没頭できる、締めくくりに相応しい回であったのではないかと。

水島大宙さん、生天目仁美さん、米澤円さん、三人を初めとする素晴らしいキャストの皆さん、安藤監督とサテライトのスタッフ、外注スタッフの方々、そしてこの痛くも美しい物語を紡いでくれた原作・脚本の丸戸さんと原作原画のなかむらさん、下川社長、AQUAPLUSの方々、皆に感謝を。続きを期待しています。また宜しくお願いします。

最後に拙い文章にお付き合い頂いた読者の方々に感謝。ありがとうございました。
では、また。
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でも、もうちょっと続くんじゃ(笑)。まとめを近日中に上げる予定なのでしばしお待ちを。

つらつらと書き殴る感じになると思うので、そういったのが苦手な方は注意して下さいね。
ネタバレ感想もそちらで。CCはこうなって欲しい!のコーナーをやる予定です。
まとめはネタバレ感想のテイストになる予感(笑)
                                       了
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