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WHITE ALBUM2 十二話感想 「卒業」

2013/12/26 06:07 投稿

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「かずさって呼べよ、それがあたしだ」
「春希・・・」

クライマックスまであと少し、感想開始です。

今回は一挙放送での視聴だったため一回目の視聴の記憶は曖昧です(笑) ただ綺麗な締め方だったので朝の清浄感に負けない終わり方をしたな、と感じました。
基本的に三人の関係、力関係みたいなものはここにて構築が完了した、という感があります。このアニメはゲームで言う序章なので「準備は整った」といった所でしょうか。

今回もOPなし、アバンでは体調を崩した春希と看病をしに来た雪菜とのやりとり。病は気から、といいますが春希の体調不良はまさにそれ。倫理観がしっかりしている春希だからなおさら堪えているのでしょう。ここで春希は雪菜を振ってあげるべきだったと思います。

Aパート冒頭はかずさと雪菜のやりとり。かずさが雪菜に語りかける、八話冒頭のシーンとは立場が真逆になっています。かずさが台詞を遮られるのもそう。春希を巡って二人は結局直接争わないのです。ここの二人の気持ちは嘘がないからこそ辛い
ここで注目する台詞は二つ「かけがいのないたった一人の友達だよ」「雪菜みたいないいやつになるんだ、あたし」共にかずさのセリフです。
「たった一人」、ここで春希は「友達」としてはカウントされていません。そして「いいやつ」になるということは今の自分を「悪いやつ」だと認識しているということかと思います。
「・・・あたしは裏切り者は嫌いだね。だからお前が、」

そして放課後、春希の「POWDER SNOW」。武也に言われても弾き続ける、ここで春希が目を伏せているのがポイントかと。言われたくないことを聞き、拒むみたいに。
そのギターに合わせる屋上の雪菜。ピアノが合わせることはもうないのでしょう。
このシーンでの雪菜の依緒への告白は言うまでもないですが物語上で超重要なポイントです。
アニメでは雪菜の扱いに気を遣って丁寧に描かれています。それはこのシーンを描くためであったと思っています。雪菜に批判が集まるかもしれない、というのは容易に想像ができますから。過去のトラウマ、「三人」にこだわった理由、かずさ、そして春希への想い、今までの話数で語られたことをじっくりと思い返して頂きたいところ。醜い、と本人は言っていますがそれだけではない純なものがあったと筆者は感じています。

そしてここでの依緒の反応、雪菜が依緒に決定的な感情を示していないのでこういったものになるんだなぁと。依緒にしてみれば同好会の勧誘も、付き合い始めたことも春希主体でのことに感じられていたのでしょう。二話の階段後の反応とかからもこのことがうかがい知れます。
「今時男に振られて逃げるなんてあまりにも痛すぎるだろ、本気すぎるだろ」
ありえないよ
依緒は雪菜のライバルに対する名言が多いです(笑)。本気すぎる相手に「ありえない」と返す、そこが依緒なんだよなぁ、と。

言わずと知れた名シーンですが背景も美しく、放課後の夕焼けは過ぎし日の美しさを思い起こさせます。雪菜のホワイトアルバムはこの屋上から始まったんですよね。
雪菜に「POWDER SNOW」を歌わせたのは酷い演出です(笑)、雪菜にぴったりとはまった歌なので歌ってくれて嬉しくはあるのですが。(それにしても改めていい歌声!)

「こんなはずじゃぁ、なかったんだ・・・」


Bパートは卒業式の場面から。
前話感想でも触れましたがここは親志武也の反応が素晴らしかったです。
「相変わらず本命以外には大人気だな」(親志)
いつものごとく(笑)武也にスルーされる親志。武也がスルーしたのはわざとなのかどうなのか・・・。ちなみに武也の本命は依緒です、あんまり突っ込まれていない話なので一応。
特に良かったのがその後のシーン。
かずさの話を武也が振り、春希の反応を親志がちらっと確認、そこからカマをかけての春希の素直すぎる反応。ちょろい、ちょろすぎるぜ春希さん(笑)。
ちらっと確認する仕草とか芸細で○。
そして雪菜登場からの決定的なシーン。
かずさが来ていたことを告げる雪菜。釘を刺されていたにもかかわらず即座に反応してしまう春希、制止を振り切り駆け出す春希、それを見送る雪菜の表情
ここでも雪菜の純な感情が見られます、「行ってあげなよ」「やっぱりこうなっちゃうよね」そんな表情に見えました。自分と春希との恋愛感情も大事、でもかずさと春希の関係も大事なものなんだという複雑な感情。雪菜という人物はやはり魅力的だなと感じる良いシーンです。

そして原作ファン待望の(?)走るアニメ完全版!(笑)
かずさをさがして町を駆け回るシーンですがその場所ごとにエピソードが思い起こさせられ、なんだか感慨深いものがありました。(一挙放送を見た後だったので余計に)
眼鏡美人さんのところは八話のカラオケ帰りの道、五話の歩道橋、冬馬邸、雪菜にかずさのことを語った、誕生日パーティーの約束をした夕焼けの遊歩道、そしてピアノのあいつがいた隣り合わせの第二音楽室。
かずさにメールを送っているので携帯は常に気にしているはずなのに、雪菜からの電話には無反応というのも、もはや決定してしまったことを表しています。寄り添うぬいぐるみがより一層感情に拍車をかける演出で辛いものがあります。

物語はクライマックス、ラストシーンは「言葉にできない想い」から入る告白シーン。
電話でのやりとり、降り始める雪、そこからの「Twinkle Snow」と静かながら盛り上がる屈指のシーンとなっています。

「俺・・・、冬馬が」
「っ!、やめろ」
「好きだ!」

ここで「言葉にできない想い」が途切れる演出

「・・・あたしは裏切り者は嫌いだね。だからお前が、それと・・・あたし自身が大嫌いだ

「Twinkle Snow」に繋がる流れは本当に美しく、BGMタイトルを覚えているような濃いファンには格別なものとなっています。
ここは画に合わせた吐息の演技が素晴らしいです。それこそ言葉に出来ない想いが表れているようで。驚き、戸惑い、決意、後悔、懺悔、嬉しさ、愛おしさ。演技に負けない映像のクオリティも素晴らしい。(クリスマスに何てものを見せるんだ!(笑)

「冬馬ぁ!」            ~そっと 今夜見つけた 恋をする気持ちに 雪が降り積もる~
「かずさって呼べよ、それがあたしだ」~きっと明日には また愛おしい気持ちを 見つけられるのかな~
「・・・かずさ」「春希・・・」   ~今日よりもっと輝いた私を あなたに見せたい~
                       ~ヒラヒラと降りだす 空を見上げると 雪がやさしくキスした~


今回は今までの思い出を全部ひっくるめた素晴らしいお話でした。BGMも「さよならのこと」「After All」「言葉にできない想い」「Twinkle Snow」と豪華で思い入れもたっぷりな曲ばかりで盛り上げてくれます。
演技も皆素晴らしく、今回記事の編集中バックでずっと流していたのですが演技とBGMだけで十分ほろりと来ました、これに映像がついているんだから感動しないわけないよなぁ、と。
そしてその演技、かずさと春希は言うに及ばずですが依緒役の中上さんが凄かったと感じました。震えるような喋り方は心を打つ一言でした。

今回のエンドカードは「ましろ.あー。」さんの作品。

波紋のような模様が光の表現を助けていて良い効果になっています。サムネでは分かりずらいのでぜひ大きな絵でご覧ください。これは前話までのかずさですね。これからのかずさは春希と繋がったことによってまた違った表情をするようになるでしょう・・・。

さて、次回は泣いても笑っても最終話です。冒頭でもいった通りこのアニメは「序章」です次に繋がる終わり方を期待していますが、単体作品でもあるのでどう締めくくるのかというのを注目して見て行きたいです。なにかしらサプライズがあるといいなぁ。
学園祭のラストナンバー、これがどこに挿入されるかで印象が違ってくると思うのでそこにも注目です。

EDテーマも何になるか、候補が多すぎて絞れない。そのあたりは本当に楽しみです(笑)。

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ニコ生で七話再配信があるようです。一挙で差し替えられているはずだった(笑)修正版ということなので最終回前に皆で見よう!最終回と合わせてライブ完全版っぽくなるはず・・・。

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アニメBD1巻購入してきました。

コメンタリーは一話のみなのね・・・。ただ内容は凄く濃かったので満足かな。三十分では収まらない感じでしたが(笑)。峰城大のこととか興味深かった。何気に音声のバランスも良いのでコメンタリー聞きつつ本編も楽しめます。コメンタリー面白いのでついそっちに釣られがちですが(笑)
二期制作も売れ行きが重要なので余裕のある方は是非是非。
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以降原作ネタバレ上等の感想 原作未プレイの方、ネタバレが嫌な方は注意。






今回ラストで春希の部屋までは行きませんでしたね。アニメ的に表現出来なかったのか、尺の都合かは分からないですが、表現の問題でなければ次回冒頭はそのシーンかベッドでの会話から始まるのかな、と。それだと超濃厚なアバンになりそうですが(笑)

考えてみると次回もかなり盛りだくさんです。雪菜との列車内での会話(十話での空港と御宿間の移動シーンがここで生きてきそうです)かずさとの邂逅、学園祭ラストシーン、見上げる春希の背中と雪菜。雪菜の足元を映した原作のCGはとても好きな画なので是非再現してほしいところですが・・・。
雪菜の描かれ方は特に必見でしょう。今まで(色々と)素直に描かれていた雪菜がある意味変貌をとげるというか、壊れていくというか。
CCまで描かれることを前提とするとここの雪菜と春希の行動は後々まで響いてくるのでしっかり描かれていて欲しい。
あと、かずさの細かい動きに期待。原作では春希正面の一枚絵だったので台詞が全てでしたが(その台詞は凄く良かったですけど)アニメでは細かい動きでさらに良いシーンになりそうです。そしてその時の雪菜にも。

クリスマスに見たからってのもあるかもしれませんが一挙放送を見てから実生活が浸食されつつあります。これは原作をプレイした時に感じた感覚でなんとか戻さないとヤバいなぁと。
次回は是非この気持ちを振り切れるような「最終回」にして頂きたいもの。

とはいえICは続きがあることを前提としてのエンディングであったのでアニメはどういうメッセージを残すのか気になります。「続きはゲームで」ってのが現実的ではありますし、それによってゲームが売れることは大歓迎なのですがやっぱりCCの影を見たいものです。しれっと「来週から二期やります、応援してね」でもいいのよ?(笑)

ラストあと一話、ニコニコではまた大晦日放送と鬼畜なスケジュールですが(笑)締めくくりとして、心行くまで堪能したいものです。
                                       了
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