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WHITE ALBUM2 九話感想 「すれ違う心」

2013/12/04 06:03 投稿

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緊張した、終わった瞬間の第一の感想がコレ。
そしてかずさの表情、何気ない仕草、眼差しの表現が素晴らしかった。
EDの歌詞を聴くのがだんだん辛くなってきますね・・・。
そんな九話、感想開始です。

今までは雪菜やかずさの心の動きがメインで描かれていましたが今回は春希の動きがメインになっているなと感じました。
今までになく春希から雪菜への感情の動きを描いていて、それによってかずさへの想いがより表れされているのでこの物語の真骨頂が感じられたのではないでしょうか。
前回は会話が重要な回でしたが、今回は語られていない心情などが仕草や視線などに表されていてアニメーションとしてのドラマが感じられました。アニメ化して良かったなと心底思わせてくれるお話でもありました。

「話し掛けるな、あたしの邪魔するな」
から始まる一連の流れが今回のベストシーン。
ただただ春希を焼き付けているかずさの不動の表情には春希を刻みつけること以外何もない。
「相変わらず冴えない顔してるな。どんだけ見ても、何も感じない」
冴えない顔してるなの言い方が凄ぇ。真に迫るような台詞だと感じました。
BGMがEDの「さよならのこと」というのも切なさに拍車をかけています。

雪菜とのやりとりではキスシーンがやはり印象に残りますが、全体的に春希からのアクションが多かったというのが重要であると思います。焦っているというか逃げ道にしているように感じました。
川沿いの帰宅路での「ちゃんと確かめておきたいんだ」「俺には雪菜だけだって」の言葉には雪菜じゃないといけないという強迫観念のようなものが感じられます。言っては何ですが愛情よりもむしろ義務感の様なものが強く感じられました。
原作では(概ね)春希の一人称の形式なのでこの当たりの心情はより詳しく語られている所ですが、アニメでもその感じが分かるように表現されていると思います。
もちろん雪菜への愛情そのものは嘘ではなく、喫茶店でそれぞれの手を重ねていく表現や肩を抱いたときの表情などからもそれがうかがい知れます。(だからこそ、だとも言える)
続く電話のシーンでもお互いの部屋の電気が付いていなく、誕生日会について話しているシーンなのに心情はどこか沈んだものである、と感じさせます。

今回も演出が細かく、Aパート冒頭の親志の表情(アニメでは出番が増えています、やったね親志!)や春希の差し入れを受け取っていることから、かずさは春希の電話やメールに返信しないだけで確認はしているという表現。
後はピアノ演奏会からAパート終わりまでのかずさの視線の動き、ここが特に素晴らしい出来でした。ピアノ演奏も素人目にも感情が感じられるようで「かずさのピアノ」として出来ていたように思います。ここは専門家の意見を聞いてみたいところですね。(誰かレビュー上げてくれないかしらん?(笑))

そしてラストは遂に冬馬曜子さんの声が!(笑)ああ俺やっぱり冬馬家好きだなぁと改めて思わせてくれるやり取りでした。(ちなみに筆者がToHeart2で好きなキャラは十波由真と、るーこ・きれいなそら)
あら?あらあらあらっ!貴方、学園祭のギター君!」と少しおばさん臭いのもいいですよね(笑)。
ゲームでも春希とのやり取りは少ないながらも珠玉のシーンなのでこの素敵なお母さんが気になった方は是非ゲームをプレイしてみて下さい(笑)再登場までが長いけれども


今回のエンドカードは「GOA」さんの作品。

彩色が凄いです。後ろのギターとか細かいところにも気を遣ってあって○。
背景が明るめなので動画の黒バックによく映えます。


今回は雪菜とかずさ、それぞれの覚悟と覚悟を決めようとするのだけれど決めきれない春希が対象的でした。雪菜の台詞を免罪符にかずさに会いに行こうとするのは本当に罪な行動だと思います。(しかも手には雪菜への意味のあるプレゼントを持って)
そして春希はそんな二人にどちらにも想いを深めてしまっています。雪菜には(物理的に)距離を近づけることで、かずさには距離が離れることによって。かずさから離れようと雪菜を求め、距離が近づくことによって離れているかずさが気になってしまう。そして雪菜には春希との距離が近づき過ぎてしまっているのだと思います。手が届くと思ってしまうくらいに。(届かない恋).
次回はこの流れを受けてどんどんと転がって行くはずなので、春希とかずさ、雪菜の関係、そして曜子さんとの会話に(笑)注目して見て行きたいですね。
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以下原作ネタバレ上等の感想。原作未プレイの方、ネタバレが嫌な方は注意。





まずかずさの「覚悟」について。一応表面上は自分の気持ちを押し込めて雪菜に譲るという格好良い感じに映っていますがこれは雪菜と直接戦うことを放棄した「逃げ」とも感じられます。春希ともちゃんと向き合っていないですし。
これは原作に顕著なのですが雪菜と直接対峙した時にかずさがやりこめたり勝つ、という描写がほとんどありません。そういう苦手意識も原因の一つではないかと思います。アニメでも三話のファーストフード店でのやりとりやライブの煽り合いでそれを感じられるかもしれません。「負けて春希が盗られること」こそ恐れていたのかもしれないですね、八話で雪菜の台詞を遮っているのも対峙したくなかったからなのではないかと思っています。雪菜からすると圧勝するのはかずさのはずなのに。

今回の話は実にこの三人の物語の縮図であるなと感じました。肉体的に接近した方が必ずしも勝つとは限らないという展開とか。
気持ちがどちらに向いているのかはもう明らかなのですから、それをきちんと伝えておけば良かったと思うのですが「北原春希」にはそれが出来ないんですよね。雪菜はそれを分かった上で必勝のタイミングで告白した。憶測になりますが今後の展開もある程度分かった上でやったのだと思っています。それこそ最終的に負けることも想定していたのではないかと。そして三人を継続させる。誤算があったとすればかずさがあっさりと譲ってしまったこと、そしてそれによって春希と近づきすぎてしまったこと。(アニメでは「届かない恋」の歌詞に対する反応など対かずさを意識するシーンや春希に惹かれていくシーンが原作よりも露骨に描かれているので元々の春希に対する意識がより強かったようにも描写されています)
この構図は本編すべてにも言えることで かずさに惹かれ(学園祭まで、IC)雪菜に近づき(学園祭後、CC)そして・・・。(ICラスト、coda)。
離れている時間が想いを強固にしている点も、交わした時間が結びつきを強くした所も同じ。さらに言うとかずさルートでは二人が繋がった結びつきよりも、交わした数よりも、かずさへの純粋な想いが上まわってしまうというのも今回のキスシーンを思い起こさせます。
「最低の純愛だね。吐き気がする」(依緒)

実はこの九話は個人的にベストの回だったりします。それはやはり前述の通り、一番WA2を感じられた話であったからだと思います。多分次回も次々回もこれと甲乙つけがたい話になると思いますがここからは転げ落ちていく一方ですからお話を楽しむ余裕があるのかな、と。

ただ次回の雪菜の描かれ方は不謹慎ですが楽しみにしています。丸戸さんがアニメではどんな仕打ちをしているか、と。かずさのシーンと並行して描写されるでしょうからそこの原作絵を再現して欲しいなと思っていたり。いい絵ですからね、雪の表現も期待。

あとコメで曜子さんルート希望しているのがチラホラと(笑)。泣き黒子とかセクシーで魅力的なのは分かるのですが(あとCVね)それやっちゃうとかずさが壊れちゃうからっ。
・・・いや、この時点ならアリなのか?春希をウィーンに攫っちゃうルート。まぁこの時点の春希が承知する訳ないのでやっぱりないか。codaの春希みたくボロボロだったら漬け込む隙がありそうなのでcodaの春希をこの時点に連れてくると成立しそうなんですがねぇ。かずさのことがなかったらちょっと見てみたいですね。

それにしても今回はアニメになったメリット、デメリットが感じられた回でもありました。本文で触れたように視線の動きや細かい仕草はやはりアニメならではですし直接の春希の心情はやはり原作に軍配が上がるところでしょう。そしてそれによりまだ(どちらかにエンディングがあるという感じの)ルートがあると思っている視聴者がまだいる、ということも一応メリットでしょうか、今後の衝撃的な意味で(笑)
原作未プレイの方にはきっと凄いインパクトになりそうですが、その後のおあずけ感も凄まじいものになるんだろうな、と。二期に確実に繋がって欲しいと切に願います。(ただ繋がったとしてもある程度時間は空くのですが・・・。そこはゲーム買ってねってことでしょうか(笑)。グレートマジンガー方式だとありがたいんですがねぇ。)

エンドカードも数が増え、クオリティもあがって来ていて見るのが楽しみです。

個人的に一押しはこちら。内容的にキツイ回になると思うので一服の清涼剤になって頂きたいところです(笑)
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ラジオCD「WHITE ALBUM2 同好会ラジオ」Vol.4購入しました。
水島大宙大いに語る。
まさにこの九話の話題が出ていて発売日に買った身としては「はえーよ」って思いました。
ホントに今までと比べてネタバレに遠慮がないのでファンは必聴ですよー。
                                       了
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