第三回目「ゆるふわ(о´∀`о)セッション」
「加茂フミヨシ&野村大輔の、ゆるふわ(о´∀`о)セッションvol.3 feat.ゆあさみちる」
日時:11月26日(木) 19時〜
会場:西荻窪w.jaz
チャージ:男性が1500円+2ドリンク、女性がミュージックチャージ無料!(+2ドリンク)
Facebookイベントページ:https://www.facebook.com/events/1485163658455632/
ゆるふわセッション公式まとめブログ:http://goo.gl/6LKhJAFacebookイベントページ:https://www.facebook.com/events/1485163658455632/
ゆあさみちるさんインタビュー動画:https://www.youtube.com/watch?v=7fgpRExoJnc
以前のブログで、ゆるふわなセッションvol.3用のコード進行を紹介しましたが、
何スケールで弾いたらいいかわからん!っていう人のために、
ゆるふわスケールでセッション曲を突破する方法を教えちゃいます!
早速行きましょう!
%TITLE="Key=Gm type1"
%ARTIST="ゆるふわセッション"
[A]
| Gm7 | Gm7 | Gm7 | Gm7 |
| Gm7 | Am7-5 D7-9 | Gm7 |[1] Am7-5 D7 :||
|[2] Cm7 F7 |
[B]
| BbM7 |Cm7 | Dm7-5 | G7-9 |
| Cm7 | Cm7 | Am7-5 | D7-9 |
[C]
| Gm7 | Gm7 | Gm7 | Gm7 |
| Gm7 | A7-5 D7-9 | Gm7 | Am7-5 D7 |
<このコード進行の攻略>
マイナーのコード進行です。やはり誰もが一度は通る「Key=Am」に
置き換えて考えてみるとわかりやすいです。
マイナーKeyでよく使われるコードの事を「マイナー・ダイアトニック・コード」と
言います。ダイアトニックコードと言われただけで、もう血の気が引いていく人も
いると思いますので(笑)ゆるふわセッションでは、この言葉は使いません!
「Key=Amでよく使われるコード」を覚えてください!
Am Bm7-5 C Dm E7 F F#m7-5 G7 G#dim
です。逆に言うと、これらのコードが出てきた場合は
「Amペンタで適当に弾いてれば、なんとかなる」ものです。
勿論、ペンタでなんとかならないコードもあるといえばありますよ。
だけども、そんなこと言ってたら「いつまで経っても演奏できるようになりませ
ん!」
最初の第一歩を踏み出すことこそが大事なのであります。
なので、特に気にせず、マイナーペンタ弾いちゃいましょう!
ゆるふわスケールの紹介をしたと思いますが、ゆるふわスケールの中には
ハーモニックマイナースケールというのもありまして、それが弾ける人は
弾いてみるのも良いと思います。
さて、解説します。もし、この曲をKey=Amにしたとして、さらに、
マイナー7thコードとか、メジャー7thコードとかも省略するとこうなります。
[A]
| Am | Am | Am | Am |
| Am7 | Bm7-5 E7 | Am7 |[1] Bm7-5 E7 :||
|[2] Dm G7 |
[B]
| C |Dm | Em7-5 | A7-9 |
| Dm | Dm | Bm7-5 | E7 |
[C]
| Am | Am | Am | Am |
| Am | B7-5 E7 | Am | Bm7-5 E7 |
です。まず、[C]の
| B7-5 E7 | Am |
は、「コードに、ちょっと変化をつけただけ」というものなので、
はっきり言って、| Bm7-5 E7 | Am |
だと思って弾いていただければ問題ありません。
だとすると、
| Em7-5 | A7-9 | Dm |
のコード進行だけが例外ということになるのですが、
これはですね「Key=Dmに転調している」と考えれば
これらは「Dmで良く使うコード」なので
出来れば、Dハーモニックマイナースケールが弾ければバッチリなのです。
これを!GマイナーKeyに移調すれば良い訳ですから、全体を「一音」下げればいいの
です。
まとめますと!!!
%TITLE="Key=Gm type1"
%ARTIST="ゆるふわスケール使用"
[A]
| Gmペンタ | Gmペンタ | Gmペンタ | Gmペンタ |
| Gmペンタ | Gハーモニックマイナー | Gmペンタ |[1] Gハーモニックマイナー :||
|[2] Gmペンタ |
[B]
| Gmペンタ |Gmペンタ | Cハーモニックマイナー | Cハーモニックマイナー |
| Cmペンタ | Cmペンタ or Gmペンタ | Gハーモニックマイナー | Gハーモニックマ
イナー |
[C]
| Gmペンタ | Gmペンタ | Gmペンタ | Gmペンタ |
| Gmペンタ | Gハーモニックマイナー | Gmペンタ | Gハーモニックマイナー |
となります!最悪、ハーモニックマイナーは無視して、そこもそれぞれ
Gハーモニックマイナー→ Gmペンタ
Cハーモニックマイナー→Cmペンタ
でも良いです!(Cハーモニックマイナーだけでも弾けると良いかもです)
それでも、最悪は、
「Gmペンタ一発」でも良いです!!!!!
楽しみましょう!
続きの例です!
%TITLE="Key=B♭ type2"
%ARTIST="ゆるふわセッション"
[A]
||: Gm7 C7 | Gm7 C7 | Cm7 F7 | Cm7 F7 |
| Bb7 | Eb7 | Ebm7 F7 |[1] BbM7 BbM7 Am7 D7 :||
|[2] BbM7 Eb7 |
[B]
| Dm DmM7 | Dm7 G7 | CM7 Dm7 | Em7 Em7 Dm7 G7 |
| Cm CmM7 | Cm7 F7 | BbM7 | Am7-5 D7 |
[C]
| Gm7 C7 | Gm7 C7 | Cm7 F7 | Cm7 F7 |
| Bb7 | Eb7 | Ebm7 F7 | BbM7 |
<このコード進行の攻略>
この曲は、そもそも転調が多いので、Key=Cに曲全体を移調しても
あまりわかりやすくならないです。こういう曲は「部分的に把握していくこと」
が重要です。早速行きましょう。
1・Ⅱ-Ⅴのコード進行について。
「Cメジャーキーで良く使うコード(ダイアトニックコード)」
を考えます。
C Dm7 Em7 F G7 Am Bm7-5
になりますので、例えば| Dm7 G7 |というコード進行は
Cメジャースケールで弾けるということになりますよね。
もっと言うとDm7のルートから「1音下のメジャースケール」
が使えるということです。それから、Dというルート音とGというルート音の
関係は完全4度と言います。ちょっと難しいかな。ギター的には
「異弦同フレット(6弦10フレットがDで、5弦10フレットがG。
こういう関係だったらこれらの音程には”完全4度”という呼び名をつけられるので
す。)」
ですね。これをⅡ-Ⅴのコード進行なんて呼びます。この原理をを考えると、
| Gm7 C7 |→GとCは異弦同フレットなのでⅡ-Ⅴのコード進行
| Cm7 F7 |→CとFは異弦同フレットなのでⅡ-Ⅴのコード進行
| Ebm7 F7 |→E♭とFは異弦同フレットではないので、これはⅡ-Ⅴのコード進行で
はない。
ということになります。
それから、この曲はKey=B♭ですから、
「Cメジャーキーで良く使うコード(ダイアトニックコード)」
を1音下げて考えます。
B♭ Cm7 Dm7 E♭ F7 Gm Am7-5
これらのコードが出てきたらB♭メジャースケールですよね。
この時点で、ここまではわかります。
[A]
||: Fメジャースケール | Fメジャースケール | B♭メジャースケール | B♭メ
ジャースケール |
| Bb7 | Eb7 | Ebm7 F7 |[1] BbM7 BbM7 Am7 D7 :||
|[2] BbM7 Eb7 |
[B]
| Cメジャースケール | Cメジャースケール | Cメジャースケール | Cメジャース
ケール |
| B♭メジャースケール | B♭メジャースケール | B♭メジャースケール | Am7-5
D7 |
[C]
| Fメジャースケール | Fメジャースケール | B♭メジャースケール | B♭メジャー
スケール |
| Bb7 | Eb7 | Ebm7 F7 | B♭メジャースケール |
さて、不明点をさらに解析しましょう。
2・サブドミナント・マイナーコードについて。
B♭ Cm7 Dm7 E♭ F7 Gm Am7-5
というのが、「B♭メジャーキーで良く使うコード(ダイアトニックコード)」
ですね。ここで、突然、もし、「B♭マイナーキーで良く使うコード(ダイアトニッ
クコード)」
っていうのを想像したとしたら、それってB♭メジャーとB♭マイナーは何の関係もな
いのか?
と考える事は別に(同じB♭という音を主音に持つわけですから人間の好奇心とし
て)ありですよね(笑)
「Key=B♭mでよく使われるコード」は上の例で既にやっています!
B♭m Cm7-5 D♭ E♭m F7 G♭ G#m7-5 A♭7 Adim
ですよね。そうすると、これがわかります。
| Ebm7 F7 |→B♭マイナーペンタは少なくとも使える。
| Am7-5 D7 |→GマイナーペンタもしくはGハーモニックマイナーは使える。
となります。ちなみに、
| BbM7 BbM7 Am7 D7 |は、| BbM7 BbM7 Am7-5 D7 |と考えて、
「コードに、ちょっと変化をつけただけ」というものだと考えちゃってください。
ちなみに!!Gマイナーペンタの音って、G B♭C D Fです。
これって、Fメジャースケールの音の一部と同じですよね。
すると、ここまでわかります。
[A]
||: FメジャースケールorGマイナーペンタ | FメジャースケールorGマイナーペンタ
| B♭メジャースケール | B♭メジャースケール |
| Bb7 | Eb7 | B♭マイナーペンタ |[1] Gマイナーペンタ :||
|[2] BbM7 Eb7 |
[B]
| Cメジャースケール | Cメジャースケール | Cメジャースケール | Cメジャース
ケール |
| B♭メジャースケール | B♭メジャースケール | B♭メジャースケール | Gマイ
ナーペンタ |
[C]
| FメジャースケールorGマイナーペンタ | FメジャースケールorGマイナーペンタ |
B♭メジャースケール | B♭メジャースケール |
| Bb7 | Eb7 | B♭マイナーペンタ | B♭メジャースケール |
さて、不明点をさらに解析しましょう。
3・ブルースコード進行について。
スリーコード・ブルースについては、なんとなくわかる方が多いのではないでしょう
か。
例えば、Aブルースだったら、
| A7 | D7 | A7 | A7 |
| D7 | D7 | A7 | A7 |
| E7 | D7 | A7 | E7 |
となります。このコード進行だったら「Aマイナーペンタトニック」で弾けますよ
ね。
ということは、
| Bb7 | Eb7 |
というコード進行だったら、「B♭マイナーペンタトニック」で弾けますよね。
すると、ここまでわかります。
[A]
||: FメジャースケールorGマイナーペンタ | FメジャースケールorGマイナーペンタ
| B♭メジャースケール | B♭メジャースケール |
| Bbマイナーペンタ | B♭マイナーペンタ | B♭マイナーペンタ |[1] Gマイナーペ
ンタ :||
|[2] BbM7 Eb7 |
[B]
| Cメジャースケール | Cメジャースケール | Cメジャースケール | Cメジャース
ケール |
| B♭メジャースケール | B♭メジャースケール | B♭メジャースケール | Gマイ
ナーペンタ |
[C]
| FメジャースケールorGマイナーペンタ | FメジャースケールorGマイナーペンタ |
B♭メジャースケール | B♭メジャースケール |
| Bbマイナーペンタ | B♭マイナーペンタ | B♭マイナーペンタ | B♭メジャース
ケール |
4・裏コードについて
G7→Cというコードが、ドミナント(不安を募るコード)→トニック(安心するコー
ド)という
流れになるのは皆さんもわかると思います。さて、G7が何故不安をあおるのかを考え
てみると。
G7のコードトーンは、G B D Fで、BとFというのは「3全音」の音程関係にあって、こ
のような関係の
音程は、救急車のサイレンの音のような「不安感を煽る音だ」と知られています。
(トライトーンと言います。)
だとすると、トライトーンが含まれているコードであれば、G7でなかったとしても、
G7の変わりに
使えるのでは・・・?と考える人が居ても、不思議じゃありませんよね(笑)
D♭7というコードを考えてみます。D♭7のコードトーンは、D♭ F A♭ C♭ です。
ということは!FとC♭の関係って、BとFの関係と同じですよね。(C♭とBは異名同
音)
そんなことを考えてみたときに、
D♭7は、G7の「裏コード」と呼ぶんですね。(GとD♭というルート音の関係も、実は
3全音(トライトーン)に
なっていますね。)
だとすると!G7→Cで使えるメロディというのは、基本的にD♭7→Cでも使えるという
ことになります。
だとすると、Bメロのところの| BbM7 Eb7 | Dm |っていうコード進行は、
| BbM7 A7 | Dm | と考えても問題ないわけです。そんな理由で、最終的にこのよう
になります。
[A]
||: FメジャースケールorGマイナーペンタ | FメジャースケールorGマイナーペンタ
| B♭メジャースケール | B♭メジャースケール |
| Bbマイナーペンタ | B♭マイナーペンタ | B♭マイナーペンタ |[1] Gマイナーペ
ンタ :||
|[2] Bbメジャースケール Dハーモニックマイナースケール |
[B]
| Dマイナーペンタ | Cメジャースケール | Cメジャースケール | Cメジャースケー
ル |
| B♭メジャースケール | B♭メジャースケール | B♭メジャースケール | Gマイ
ナーペンタ |
[C]
| FメジャースケールorGマイナーペンタ | FメジャースケールorGマイナーペンタ |
B♭メジャースケール | B♭メジャースケール |
| Bbマイナーペンタ | B♭マイナーペンタ | B♭マイナーペンタ | B♭メジャース
ケール |
Bメロの1小節目が、CメジャースケールからDマイナーペンタに変わったじゃないか!
と思うかもしれませんが、
Dマイナーペンタ:D F G A C なので、Cメジャースケールに全て含まれている音で
すから、
結局同じ事なわけですね。
以上、ゆるふわスケールで、この転調を含むコード進行を攻略しちゃいました!
ゆるふわスケールでセッション曲を突破する方法を教えちゃいます!
早速行きましょう!
%TITLE="Key=Gm type1"
%ARTIST="ゆるふわセッション"
[A]
| Gm7 | Gm7 | Gm7 | Gm7 |
| Gm7 | Am7-5 D7-9 | Gm7 |[1] Am7-5 D7 :||
|[2] Cm7 F7 |
[B]
| BbM7 |Cm7 | Dm7-5 | G7-9 |
| Cm7 | Cm7 | Am7-5 | D7-9 |
[C]
| Gm7 | Gm7 | Gm7 | Gm7 |
| Gm7 | A7-5 D7-9 | Gm7 | Am7-5 D7 |
<このコード進行の攻略>
マイナーのコード進行です。やはり誰もが一度は通る「Key=Am」に
置き換えて考えてみるとわかりやすいです。
マイナーKeyでよく使われるコードの事を「マイナー・ダイアトニック・コード」と
言います。ダイアトニックコードと言われただけで、もう血の気が引いていく人も
いると思いますので(笑)ゆるふわセッションでは、この言葉は使いません!
「Key=Amでよく使われるコード」を覚えてください!
Am Bm7-5 C Dm E7 F F#m7-5 G7 G#dim
です。逆に言うと、これらのコードが出てきた場合は
「Amペンタで適当に弾いてれば、なんとかなる」ものです。
勿論、ペンタでなんとかならないコードもあるといえばありますよ。
だけども、そんなこと言ってたら「いつまで経っても演奏できるようになりませ
ん!」
最初の第一歩を踏み出すことこそが大事なのであります。
なので、特に気にせず、マイナーペンタ弾いちゃいましょう!
ゆるふわスケールの紹介をしたと思いますが、ゆるふわスケールの中には
ハーモニックマイナースケールというのもありまして、それが弾ける人は
弾いてみるのも良いと思います。
さて、解説します。もし、この曲をKey=Amにしたとして、さらに、
マイナー7thコードとか、メジャー7thコードとかも省略するとこうなります。
[A]
| Am | Am | Am | Am |
| Am7 | Bm7-5 E7 | Am7 |[1] Bm7-5 E7 :||
|[2] Dm G7 |
[B]
| C |Dm | Em7-5 | A7-9 |
| Dm | Dm | Bm7-5 | E7 |
[C]
| Am | Am | Am | Am |
| Am | B7-5 E7 | Am | Bm7-5 E7 |
です。まず、[C]の
| B7-5 E7 | Am |
は、「コードに、ちょっと変化をつけただけ」というものなので、
はっきり言って、| Bm7-5 E7 | Am |
だと思って弾いていただければ問題ありません。
だとすると、
| Em7-5 | A7-9 | Dm |
のコード進行だけが例外ということになるのですが、
これはですね「Key=Dmに転調している」と考えれば
これらは「Dmで良く使うコード」なので
出来れば、Dハーモニックマイナースケールが弾ければバッチリなのです。
これを!GマイナーKeyに移調すれば良い訳ですから、全体を「一音」下げればいいの
です。
まとめますと!!!
%TITLE="Key=Gm type1"
%ARTIST="ゆるふわスケール使用"
[A]
| Gmペンタ | Gmペンタ | Gmペンタ | Gmペンタ |
| Gmペンタ | Gハーモニックマイナー | Gmペンタ |[1] Gハーモニックマイナー :||
|[2] Gmペンタ |
[B]
| Gmペンタ |Gmペンタ | Cハーモニックマイナー | Cハーモニックマイナー |
| Cmペンタ | Cmペンタ or Gmペンタ | Gハーモニックマイナー | Gハーモニックマ
イナー |
[C]
| Gmペンタ | Gmペンタ | Gmペンタ | Gmペンタ |
| Gmペンタ | Gハーモニックマイナー | Gmペンタ | Gハーモニックマイナー |
となります!最悪、ハーモニックマイナーは無視して、そこもそれぞれ
Gハーモニックマイナー→ Gmペンタ
Cハーモニックマイナー→Cmペンタ
でも良いです!(Cハーモニックマイナーだけでも弾けると良いかもです)
それでも、最悪は、
「Gmペンタ一発」でも良いです!!!!!
楽しみましょう!
続きの例です!
%TITLE="Key=B♭ type2"
%ARTIST="ゆるふわセッション"
[A]
||: Gm7 C7 | Gm7 C7 | Cm7 F7 | Cm7 F7 |
| Bb7 | Eb7 | Ebm7 F7 |[1] BbM7 BbM7 Am7 D7 :||
|[2] BbM7 Eb7 |
[B]
| Dm DmM7 | Dm7 G7 | CM7 Dm7 | Em7 Em7 Dm7 G7 |
| Cm CmM7 | Cm7 F7 | BbM7 | Am7-5 D7 |
[C]
| Gm7 C7 | Gm7 C7 | Cm7 F7 | Cm7 F7 |
| Bb7 | Eb7 | Ebm7 F7 | BbM7 |
<このコード進行の攻略>
この曲は、そもそも転調が多いので、Key=Cに曲全体を移調しても
あまりわかりやすくならないです。こういう曲は「部分的に把握していくこと」
が重要です。早速行きましょう。
1・Ⅱ-Ⅴのコード進行について。
「Cメジャーキーで良く使うコード(ダイアトニックコード)」
を考えます。
C Dm7 Em7 F G7 Am Bm7-5
になりますので、例えば| Dm7 G7 |というコード進行は
Cメジャースケールで弾けるということになりますよね。
もっと言うとDm7のルートから「1音下のメジャースケール」
が使えるということです。それから、Dというルート音とGというルート音の
関係は完全4度と言います。ちょっと難しいかな。ギター的には
「異弦同フレット(6弦10フレットがDで、5弦10フレットがG。
こういう関係だったらこれらの音程には”完全4度”という呼び名をつけられるので
す。)」
ですね。これをⅡ-Ⅴのコード進行なんて呼びます。この原理をを考えると、
| Gm7 C7 |→GとCは異弦同フレットなのでⅡ-Ⅴのコード進行
| Cm7 F7 |→CとFは異弦同フレットなのでⅡ-Ⅴのコード進行
| Ebm7 F7 |→E♭とFは異弦同フレットではないので、これはⅡ-Ⅴのコード進行で
はない。
ということになります。
それから、この曲はKey=B♭ですから、
「Cメジャーキーで良く使うコード(ダイアトニックコード)」
を1音下げて考えます。
B♭ Cm7 Dm7 E♭ F7 Gm Am7-5
これらのコードが出てきたらB♭メジャースケールですよね。
この時点で、ここまではわかります。
[A]
||: Fメジャースケール | Fメジャースケール | B♭メジャースケール | B♭メ
ジャースケール |
| Bb7 | Eb7 | Ebm7 F7 |[1] BbM7 BbM7 Am7 D7 :||
|[2] BbM7 Eb7 |
[B]
| Cメジャースケール | Cメジャースケール | Cメジャースケール | Cメジャース
ケール |
| B♭メジャースケール | B♭メジャースケール | B♭メジャースケール | Am7-5
D7 |
[C]
| Fメジャースケール | Fメジャースケール | B♭メジャースケール | B♭メジャー
スケール |
| Bb7 | Eb7 | Ebm7 F7 | B♭メジャースケール |
さて、不明点をさらに解析しましょう。
2・サブドミナント・マイナーコードについて。
B♭ Cm7 Dm7 E♭ F7 Gm Am7-5
というのが、「B♭メジャーキーで良く使うコード(ダイアトニックコード)」
ですね。ここで、突然、もし、「B♭マイナーキーで良く使うコード(ダイアトニッ
クコード)」
っていうのを想像したとしたら、それってB♭メジャーとB♭マイナーは何の関係もな
いのか?
と考える事は別に(同じB♭という音を主音に持つわけですから人間の好奇心とし
て)ありですよね(笑)
「Key=B♭mでよく使われるコード」は上の例で既にやっています!
B♭m Cm7-5 D♭ E♭m F7 G♭ G#m7-5 A♭7 Adim
ですよね。そうすると、これがわかります。
| Ebm7 F7 |→B♭マイナーペンタは少なくとも使える。
| Am7-5 D7 |→GマイナーペンタもしくはGハーモニックマイナーは使える。
となります。ちなみに、
| BbM7 BbM7 Am7 D7 |は、| BbM7 BbM7 Am7-5 D7 |と考えて、
「コードに、ちょっと変化をつけただけ」というものだと考えちゃってください。
ちなみに!!Gマイナーペンタの音って、G B♭C D Fです。
これって、Fメジャースケールの音の一部と同じですよね。
すると、ここまでわかります。
[A]
||: FメジャースケールorGマイナーペンタ | FメジャースケールorGマイナーペンタ
| B♭メジャースケール | B♭メジャースケール |
| Bb7 | Eb7 | B♭マイナーペンタ |[1] Gマイナーペンタ :||
|[2] BbM7 Eb7 |
[B]
| Cメジャースケール | Cメジャースケール | Cメジャースケール | Cメジャース
ケール |
| B♭メジャースケール | B♭メジャースケール | B♭メジャースケール | Gマイ
ナーペンタ |
[C]
| FメジャースケールorGマイナーペンタ | FメジャースケールorGマイナーペンタ |
B♭メジャースケール | B♭メジャースケール |
| Bb7 | Eb7 | B♭マイナーペンタ | B♭メジャースケール |
さて、不明点をさらに解析しましょう。
3・ブルースコード進行について。
スリーコード・ブルースについては、なんとなくわかる方が多いのではないでしょう
か。
例えば、Aブルースだったら、
| A7 | D7 | A7 | A7 |
| D7 | D7 | A7 | A7 |
| E7 | D7 | A7 | E7 |
となります。このコード進行だったら「Aマイナーペンタトニック」で弾けますよ
ね。
ということは、
| Bb7 | Eb7 |
というコード進行だったら、「B♭マイナーペンタトニック」で弾けますよね。
すると、ここまでわかります。
[A]
||: FメジャースケールorGマイナーペンタ | FメジャースケールorGマイナーペンタ
| B♭メジャースケール | B♭メジャースケール |
| Bbマイナーペンタ | B♭マイナーペンタ | B♭マイナーペンタ |[1] Gマイナーペ
ンタ :||
|[2] BbM7 Eb7 |
[B]
| Cメジャースケール | Cメジャースケール | Cメジャースケール | Cメジャース
ケール |
| B♭メジャースケール | B♭メジャースケール | B♭メジャースケール | Gマイ
ナーペンタ |
[C]
| FメジャースケールorGマイナーペンタ | FメジャースケールorGマイナーペンタ |
B♭メジャースケール | B♭メジャースケール |
| Bbマイナーペンタ | B♭マイナーペンタ | B♭マイナーペンタ | B♭メジャース
ケール |
4・裏コードについて
G7→Cというコードが、ドミナント(不安を募るコード)→トニック(安心するコー
ド)という
流れになるのは皆さんもわかると思います。さて、G7が何故不安をあおるのかを考え
てみると。
G7のコードトーンは、G B D Fで、BとFというのは「3全音」の音程関係にあって、こ
のような関係の
音程は、救急車のサイレンの音のような「不安感を煽る音だ」と知られています。
(トライトーンと言います。)
だとすると、トライトーンが含まれているコードであれば、G7でなかったとしても、
G7の変わりに
使えるのでは・・・?と考える人が居ても、不思議じゃありませんよね(笑)
D♭7というコードを考えてみます。D♭7のコードトーンは、D♭ F A♭ C♭ です。
ということは!FとC♭の関係って、BとFの関係と同じですよね。(C♭とBは異名同
音)
そんなことを考えてみたときに、
D♭7は、G7の「裏コード」と呼ぶんですね。(GとD♭というルート音の関係も、実は
3全音(トライトーン)に
なっていますね。)
だとすると!G7→Cで使えるメロディというのは、基本的にD♭7→Cでも使えるという
ことになります。
だとすると、Bメロのところの| BbM7 Eb7 | Dm |っていうコード進行は、
| BbM7 A7 | Dm | と考えても問題ないわけです。そんな理由で、最終的にこのよう
になります。
[A]
||: FメジャースケールorGマイナーペンタ | FメジャースケールorGマイナーペンタ
| B♭メジャースケール | B♭メジャースケール |
| Bbマイナーペンタ | B♭マイナーペンタ | B♭マイナーペンタ |[1] Gマイナーペ
ンタ :||
|[2] Bbメジャースケール Dハーモニックマイナースケール |
[B]
| Dマイナーペンタ | Cメジャースケール | Cメジャースケール | Cメジャースケー
ル |
| B♭メジャースケール | B♭メジャースケール | B♭メジャースケール | Gマイ
ナーペンタ |
[C]
| FメジャースケールorGマイナーペンタ | FメジャースケールorGマイナーペンタ |
B♭メジャースケール | B♭メジャースケール |
| Bbマイナーペンタ | B♭マイナーペンタ | B♭マイナーペンタ | B♭メジャース
ケール |
Bメロの1小節目が、CメジャースケールからDマイナーペンタに変わったじゃないか!
と思うかもしれませんが、
Dマイナーペンタ:D F G A C なので、Cメジャースケールに全て含まれている音で
すから、
結局同じ事なわけですね。
以上、ゆるふわスケールで、この転調を含むコード進行を攻略しちゃいました!
ゆあさみちる
1989.12.21生まれ 新潟出身
コンテストをきっかけに 佐久間正英氏と出会い blue et bleuというユニットで活動し、
佐久間正英氏の遺作《blue et bleu》を2015.01.21に リリース、発売中。
現在は、 ジャズ、ポップス、ラテンなど 広いジャンルをクラブやライブハウスで歌っている。
ブロマガ会員ならもっと楽しめる!
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加茂マガ
加茂フミヨシ
月額:¥550 (税込)
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